憲法

アメリカと戦争

イラク戦争まで扱っているが、米西戦争あたりまでを引用。アメリカと戦争 1775‐2007―「意図せざる結果」の歴史作者: ケネス・J.ヘイガン,イアン・J.ビッカートン,Kenneth J. Hagan,Ian J. Bickerton,高田馨里出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2010/06/01メ…

伊藤博文が韓国統監となった意図

帝室制度調査局総裁に復任 なぜ韓国統監となったか 伊藤博文―知の政治家 (中公新書)作者:瀧井 一博発売日: 2010/04/01メディア: 新書 1903年政友会総裁を辞任し 帝室制度調査局総裁に復任 国家と皇室を分離するという従来の国制原理を改め、国家のなかに皇室…

イラン人は神の国イランをどう考えているか

イラン人15人の声を集めた本。イラン人は神の国イランをどう考えているか作者: レイラ・アーザムザンギャネー,Lila Azam Zanganeh,白須英子出版社/メーカー: 草思社発売日: 2007/02/22メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (7件) を見るはじ…

日本開国

日本開国 (アメリカがペリー艦隊を派遣した本当の理由)作者: 渡辺惣樹出版社/メーカー: 草思社発売日: 2009/11/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 25回この商品を含むブログ (3件) を見る西へ [メキシコに勝利し]アメリカの領土は飛躍的に拡大します。…

憲法政戦

正当防衛権自体が有害と吉田茂 吉田が自分の追放解除を妨害したと鳩山は思っていたが 石橋はなぜ追放されたか 密約 刑訴法第47条但書 二冊チラ見。 憲法政戦作者:塩田 潮発売日: 2009/12/01メディア: 単行本 正当防衛権自体が有害と吉田茂 [1946年]共産党の…

明石康の交渉術

聞き手の木村元彦への興味で借りてみた。「独裁者」との交渉術 (集英社新書)作者: 明石康,木村元彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/01/15メディア: 新書購入: 3人 クリック: 62回この商品を含むブログ (10件) を見る文民統制 [「戦争をやりたがるのは文…

アメリカの公共宗教・その2

前日の続き。アメリカの公共宗教―多元社会における精神性作者: 藤本龍児出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2009/11/13メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 32回この商品を含むブログ (4件) を見るジョージ・ホイットフィールド [ジョナサン・エドワ…

「共犯」の同盟史―日米密約

「共犯」の同盟史―日米密約と自民党政権作者: 豊田祐基子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/06/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (5件) を見る安保改定には保守合同 [重光案を点検した国務省はダレス宛て極秘公電で] 「…

個人と国家/樋口陽一

チラ見。“共和国”はグローバル化を超えられるか (平凡社新書)作者: ジャン=ピエールシュヴェヌマン,三浦信孝,樋口陽一,Jean‐Pierre Chev`enement出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/09/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (11…

表現の自由―その公共性ともろさについて 毛利透

ハンナ・アーレント 市民的自由を行使する変人 なぜ憲法学はハーバーマスの 公共圈論の不在は樋口にありと愛敬 シュミット ロールズ 長谷部恭男 第二章まで(あと省略)。順番を変えてアレントから先に。 表現の自由―その公共性ともろさについて作者:毛利 透…

ウェーバーと「戦争責任」

それまでの「無差別戦争観」に代わり「戦争責任」が明示されたヴェルサイユ講和条約に対するウェーバーの考えとは。ヴェルサイユ条約 マックス・ウェーバーとドイツの講和 (中公新書)作者: 牧野雅彦出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2014/07/11メディア…

養子輸出国、「小さな政府」のすり替え

明日が返却日のチラ読みメモ。アジア海賊版文化 (光文社新書)作者: 土佐昌樹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/12/16メディア: 新書購入: 2人 クリック: 66回この商品を含むブログ (17件) を見る海賊版による自由な風、ねじれ 政府の統制主義的な体制は、…

ライシャワー覚書1942

傀儡 人種戦争 黒と黄 白人至上主義の露呈 希望と憲法 日本国憲法の発話主体と応答作者:酒井 直樹発売日: 2008/04/28メディア: 単行本 本文で引用されている1942年のライシャワー「対日政策に関する覚書」翻訳が巻末に載っている。 (略)[ドイツやイタリア…

もう市民運動は古い&トップ画像

借りてはみたがどうも手が出ず返却、その前にチラ見したら本題と関係ない話題が興味深く。対論 憲法を/憲法から ラディカルに考える作者: 樋口陽一,杉田敦,西原博史,北田暁大,井上達夫,齋藤純一,愛敬浩二出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2008/04/01メデ…

周防正行が元裁判官にきく

それでもボクはやってない―日本の刑事裁判、まだまだ疑問あり!作者: 周防正行出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (50件) を見る映画を観た人は「刑事も起訴するとは思ってなかったんだし…

米憲法は17世紀英国式

主権の不可分割性には自由の不可分割性が対応する 17世紀のイギリスの立憲君主制が18世紀のアメリカの大統領制に継承 アメリカ憲法 啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで (叢書・ウニベルシタス)作者:インゲボルク マウスメディア: 単行本 主権の不可分割…

永遠平和のために・新訳

kingfish.hatenablog.com 上記の続きでもないが、こっちの新訳を読んでみた。上記ほど読みやすくなったカンジはなかった。メモ代りに長文引用。永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編 (光文社古典新訳文庫)作者: カント,中山元出版社/メーカー: 光文社発売日:…

戦争と死は偉大なる平等推進者

ハゲしく飛ばし読み。社会契約論の系譜―ホッブズからロールズまで (叢書 フロネーシス)作者: ディヴィッドバウチャー,ポールケリー,David Boucher,Paul Kelly,飯島昇蔵,山岡龍一,金田耕一,佐藤正志,輪島達郎出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 1997/05…

文明史のなかの明治憲法

前日のつづき。文明史のなかの明治憲法 (講談社選書メチエ)作者: 瀧井一博出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/12/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (10件) を見る憲法発布のその時、山県有朋はヨーロッパ…

伊藤博文の憲法バカ一代

岩倉使節団では英語ができるからと浮かれて高価な葉巻や帽子で散財、紗が燃えるかためしてみようと踊り子の服にマッチで火をつけたりして、周りの顰蹙を買う伊藤博文。文明史のなかの明治憲法 (講談社選書メチエ)作者: 瀧井一博出版社/メーカー: 講談社発売…

ビラまきを規制する小市民的プライバシー権に喝

知る権利 『石に泳ぐ魚』事件 プライバシー権への疑義 拘束の法的根拠を問わない私小説世界 前日のつづき。 憲法を生きる作者:奥平 康弘メディア: 単行本 知る権利 博多駅事件最高裁決定(1969年)(略)までは、表現の自由というのは表現する自由なのであっ…

憲法を生きる

マルクス主義と基本的人権 1959年から二年間アメリカ留学 行政法 デモ行進は表現の自由の一形態 検閲 憲法を生きる作者:奥平 康弘メディア: 単行本 マルクス主義と基本的人権 [著者は1950年東大入学]ぼくが法律学の勉強を始めた頃(略)マルキシズムからみる…

官のシステム・その2

前日のつづき。今日はわりと下世話。官のシステム (行政学叢書)作者: 大森彌出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2006/09/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (57件) を見る戦死しなくて公団公社ができたw 日中事変が始ま…

due process of law 日本国憲法50年と私

日本国憲法50年と私作者: 杉原泰雄,樋口陽一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/04/28メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るパラっとめくって、奥平康弘「ある憲法追憶」だけを。メモ代わりなので長文引用スマソ。 GHQ関係者によ…

近代国民国家の憲法構造

三度樋口陽一、kingfish.hatenablog.com他とダブリあり、禿しく手抜きで。近代国民国家の憲法構造作者: 樋口陽一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1994/04メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る「ジャコバン主義」を 中間…

憲法力 大塚英志

「大塚英志と憲法」で読む気をなくす人でも面白そうなトコだけ思い切り手抜きで。 なぜ柳田国男は親友・花袋の私小説を否定したか 文学ではなく言語技術として ツールでいい、美文は不要 戦前の日本人論は多民族国家を前提にしている 憲法力―いかに政治のこ…

「転換期の憲法?」その2/樋口陽一

前日のつづき。転換期の憲法?作者: 樋口陽一出版社/メーカー: 敬文堂発売日: 1997/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る憲法ではなく基本法であり、東西統一まではという暫定性が逆に確定性に 永続性と暫定性、という見地から憲法を見るとき…

転換期の憲法?

「国家からの自由」を本気で貫徹するとき、 特殊なるがゆえの普遍 自己決定という線は譲れない 「自由のために中間権力をどうすべきか」 「結社の自由」より「結社からの自由」 国家からの自由vs国家による自由 例えば独禁法 人権概念を広げるか限定するか …

憲法近代知の復権へ

近代法が想定する人権 「喫煙の自由」の場合。 人権のインフレ対策。 脱道徳論への転回 批判的普遍主義 19世紀憲法学をゆさぶる二人 こちら(id:kingfish:20060821)の流れで「近代国民国家の憲法構造」を借りようとしたけれど読めそうになかったので、こっ…

思想としての<共和国>&人権産業

デモクラットとか、共和主義者か ドブレの考える共和制と民主制の相違 フランス革命二百年祭でも ドブレ怒りの鉄拳:人権野郎をぶっとばせ 人権屋が大嫌いという人は最後の方から読んでください。 思想としての“共和国”―日本のデモクラシーのために作者:ドゥ…