ホッブズ

カール・シュミット その2

ロマン主義者批判 例外状況という破れ 「能動的ニヒリズム」 独裁の正統性 ホッブズの奇跡論 リヴァイアサンを壊滅させたスピノザ シュミットの弁明 「内面性」と「合法性」 「例外状況」と「場所確定」 前回の続き。 カール・シュミット-ナチスと例外状況の…

危機の政治学 カール・シュミット入門

メーストル『フランスについての省察』 ドノソ・コルテス 二つの「完全社会」 ホッブズ、「可死の神」としての国家 危機の政治学 カール・シュミット入門 (講談社選書メチエ) 作者: 牧野雅彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/03/11 メディア: 単行本(…

公開性の根源—秘密政治の系譜学 大竹弘二

主権の危機 政治的公開性の機能不全 啓蒙主義による公開性の要求 「神秘体」の転用、『王の二つの身体』 マキャヴェッリに公開性原則の萌芽あり タキトゥス主義 「例外状態」、「必要は法を持たない」 「二つの身体」 大衆への恐怖 「自己統治」 利己的人間…

正義の他者 アクセル・ホネット

ホッブズが「社会哲学」という ルソーが関心をよせたのは ヘーゲルもまた四〇年後の若きカール・マルクスに劣らず トクヴィルとミル フーコー ネガティヴィズムの遺産 正義の他者 〈新装版〉: 実践哲学論集 (叢書・ウニベルシタス)作者:アクセル・ホネット発…

抑止力としての憲法 シュミット、ホッブズ、カピタン

シュミットとホッブズ シュミットとカピタン シュミットの「自由主義的継受」 シュミットにおける決断=非日常 カピタンにおける決断=日常 抑止力としての憲法――再び立憲主義について 作者: 樋口陽一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/12/15 メディ…

啓蒙の民主制理論・その2

カントとホッブズのちがい イギリス革命とフランス革命 カール・シュミットとカント 前回の続き。 啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで (叢書・ウニベルシタス)作者:インゲボルク マウスメディア: 単行本 カントとホッブズのちがい カントが、国家元首は…

憲法パトリオティズム 過去の断罪と解消

まず「監訳者あとがき」を先に。 「記憶」と「闘争性」 憲法裁判所 カール・レーベンシュタイン 終息しなかった憲法パトリオティズム ヨーロッパ憲法パトリオティズム 「新しい過去」、他国の過去を断罪すること 自己卑下とヨーロッパ中心主義 統合による過…

政治と歴史 ルイ・アルチュセール

ホッブズ――マキァヴェッリ 絶対権力 ホッブズは権力の分割をいっさい退ける 政治と歴史: エコール・ノルマル講義 1955-1972作者:ルイ アルチュセール発売日: 2015/04/24メディア: 単行本 ホッブズ――マキァヴェッリ ホッブズとマキァヴェッリの差異を見ること…

哲学においてマルクス主義者であること アルチュセール

哲学者たちの集い 大衆的哲学 再び、哲学は無からはじまる デカルトの機械論 「すべて」とは スピノザ、ヘーゲル、マルクス ガリレオ、デカルト、カント 哲学においてマルクス主義者であること (革命のアルケオロジー 6)作者:ルイ・アルチュセール発売日: 20…

マルクス思想の核心・その2 人権批判

ロックのブルジョワジー擁護 政治的解放が人間的解放になりえない理由 マルクスの人権批判 子育てが商品生産と類比される世界 前回の続き。 マルクス思想の核心 21世紀の社会理論のために (NHKブックス) 作者: 鈴木直 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2016…

『正戦と内戦』その4 権力の前室、統治の機密

モンロー主義の道徳的犯罪化 「権力の前室」 [ナチス体制の問題点はヒトラー独裁ではなく] 肥大化する行政への不信 機密理論、警察暴力による法の退廃 再び「統治の機密」へと変容 サッチャリズム 結語 前回のつづき。 正戦と内戦 カール・シュミットの国際…

『正戦と内戦』その2 戦勝国による正統性

法秩序の精神的な浸食、『リヴァイアサン』 国家主義への恐怖 敗戦と革命による転機 国際連盟による「〈現状〉の正統性の保障」 その法を誰が決定しているのか 帝国主義の新たな方法、規範を通じたコントロール 前日の続き。 正戦と内戦 カール・シュミット…

近代政治哲学入門 マルクスの人権批判

マルクスの人権批判 ヘーゲルの法=権利批判 国家を現実的な個人として樹立 権力と代表 ルソーは、市民として書いている ルソーは、人間に人間国家を与えようとする。 前日のつづき。 近代政治哲学入門 (叢書・ウニベルシタス)作者:アルノ バルッツィメディ…

近代政治哲学入門 所有が自由にするのは…

実体から主体への革命は ヘーゲルが指し示しているのは、 カントの理性批判の眼目 人倫 占有と所有 「所有が自由にするのは……所有が個人を他の個人に対立させるのではなく、むしろ人間を結び合わせてそれぞれの所有に共同して目を向ける場合だけである」てな…

スピノザと政治・その2

スピノザ ホッブズ マルクス:政治の他律性 前回のつづき。 スピノザと政治 (叢書言語の政治)作者:エティエンヌ バリバールメディア: 単行本 政治体は、内戦(「反乱」)(略)の潜在的脅威のもとでしか存在することができない(略) 政治体はつねに、外部の…

ヘーゲルと近代社会・その2

政治と疎外 道徳的自律は空無性を代償として獲得された 義務の内容を自由の理念から演繹する 選挙 前日のつづき。 ヘーゲルと近代社会 (岩波モダンクラシックス)作者:チャールズ テイラー発売日: 2000/11/07メディア: 単行本 政治と疎外 (ヘーゲルは単なる…

人権はナンセンスか否か『権力への懐疑』

人権は「おおげさなナンセンス」か否か? ロールズの議論に対する疑問 国家の中立性 権力への懐疑―憲法学のメタ理論 (現代憲法理論叢書) 作者: 長谷部恭男 出版社/メーカー: 日本評論社 発売日: 1991/05/01 メディア: ハードカバー クリック: 2回 この商品を…

エコは宗教性をオープンにすべきだ

環境保護運動はその宗教性をオープンに表現すべきだ 「温暖化否定論者」ではないけれど 「現在中心主義」 環境保護運動の元祖 エコも(浅く:深く)の二つに分けられる 「グッドライフ環境保護主義」 人格または自己の確立 ベーシック・インカム 前回のつづ…

じゅうぶん豊かで、貧しい社会

「強欲」から「自己利益」へ、アダム・スミス ファウスト伝説 金聖嘆「快哉三十三則」 よい暮らしという観念の消滅 じゅうぶん豊かで、貧しい社会:理念なき資本主義の末路 (単行本)作者:ロバート スキデルスキー,エドワード スキデルスキー発売日: 2014/09/0…

社会契約論 重田園江

一般意志 ロールズとルソー わかりやすいというのは 「マルブランシュなんて聞いたこともないかもしれない。スイーツのような名前だが、18世紀のフランス語圈ではずいぶん読まれたようだ。」 なんて書き方をすることじゃないと思うけどなあ。 そもそもわかり…

近代政治の脱構築 ロベルト・エスポジト

ルソー カント 近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治 (講談社選書メチエ)作者:ロベルト・エスポジト発売日: 2009/10/09メディア: 単行本 ルソー わたしたちは、すでに述べたように、共同体を所有しない人びとによる共同体を生きているのだ。(略) [このよ…

ライプニッツの迷宮

デカルトの切断 スピノザの切断 ホッブズの切断 ライプニッツの迷宮 無意味の世界 ライプニッツ哲学の基本 モナド「点から連続体をつくる」 仮定的必然、リエゾン 視点なき無限 前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その4。 前回…

ホッブズ・約束という暴力

国家はある種の虚構 「取り消し不可能なもの」 約束は暴力である ホッブズとスピノザの違い 前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その3。 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀 作者: 上野修 出版社/メーカー: 講談社 発売…

スピノザ・敬虔なるマキャベリスト

スピノザの並行論 デカルトとスピノザ 敬虔なるマキャベリスト 国家論へ――ホッブズとスピノザ 前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その2。 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀 作者: 上野修 出版社/メーカー: 講談社 発…

世界の底がぬけた世紀の哲学者たち

世界の底がぬけた17世紀 デカルト スピノザ 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀 作者: 上野修 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/11/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る 世界の底がぬけた17世紀 17世紀は、いわば世界の底が…

〈帝国〉と〈共和国〉  アラン・ジョクス

カール・シュミットは 共和国フランスの原点は ホッブズ自身は絶対主義者であった 『百科全書』の項目 内戦の過程 今日の「グローバル化」は、 第二章「ホッブズ、保護者的共和国の産出」だけ読んだ 〈帝国〉と〈共和国〉作者:A・ジョクス発売日: 2003/12/20…

カール・シュミット入門講義・その2

前日のつづき。カール・シュミット入門講義作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: 作品社発売日: 2013/03/02メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (14件) を見る 結局のところ、この箇所でシュミットが言いたいのは、主権とは、「事実上の最高権力…

神と国家の政治哲学・その2

前日のつづき。神と国家の政治哲学 政教分離をめぐる戦いの歴史 (叢書「世界認識の最前線」)作者: マーク・リラ,鈴木佳秀出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログを見る原罪 [ル…

神と国家の政治哲学

神と国家の政治哲学 政教分離をめぐる戦いの歴史 (叢書「世界認識の最前線」)作者: マーク・リラ,鈴木佳秀出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログを見るホッブズ ホッブズによる…

個人と国家/樋口陽一

チラ見。“共和国”はグローバル化を超えられるか (平凡社新書)作者: ジャン=ピエールシュヴェヌマン,三浦信孝,樋口陽一,Jean‐Pierre Chev`enement出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/09/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (11…