ホッブズ

危機の政治学 カール・シュミット入門

危機の政治学 カール・シュミット入門 (講談社選書メチエ) 作者: 牧野雅彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/03/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る シュミットが注目した、カトリック反動思想家、メーストル、ボ…

公開性の根源—秘密政治の系譜学 大竹弘二

公開性の根源?秘密政治の系譜学 作者: 大竹弘二 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2018/04/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 主権の危機 問題は、現代の危機は単に民主主義や人民主義の危機なのではなく、主権の危機(略)近代の発…

正義の他者 アクセル・ホネット

正義の他者 〈新装版〉: 実践哲学論集 (叢書・ウニベルシタス)作者: アクセル・ホネット,加藤泰史,日暮雅夫出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2013/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ホッブズ、ルソー ホッブズが「社会哲学」というタ…

抑止力としての憲法 シュミット、ホッブズ、カピタン

抑止力としての憲法――再び立憲主義について作者: 樋口陽一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/12/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見るシュミットとホッブズ シュミットは1938年に『トマス・ホッブズの国家論におけるレヴィアタン』を公刊して…

啓蒙の民主制理論・その2

前回の続き。啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで (叢書・ウニベルシタス)作者: インゲボルクマウス,Ingeborg Maus,浜田義文,牧野英二出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1999/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 5…

憲法パトリオティズム 過去の断罪と解消

憲法パトリオティズム (叢書・ウニベルシタス)作者: ヤン=ヴェルナーミュラー,斎藤一久,田畑真一,小池洋平,安原陽平,根田恵多,菅沼博子出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2017/09/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見るまず「監訳者あとがき」…

政治と歴史 ルイ・アルチュセール

政治と歴史: エコール・ノルマル講義 1955-1972作者: ルイアルチュセール,Louis Althusser,市田良彦,王寺賢太出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2015/04/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見るホッブズ――マキァヴェッリ ホッブズとマキァヴェッリの差…

哲学においてマルクス主義者であること アルチュセール

哲学においてマルクス主義者であること (革命のアルケオロジー 6)作者: ルイ・アルチュセール,市田良彦出版社/メーカー: 航思社発売日: 2016/07/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る哲学者たちの集い カントは動揺していた。一座はざわめい…

マルクス思想の核心・その2 人権批判

前回の続き。マルクス思想の核心 21世紀の社会理論のために (NHKブックス)作者: 鈴木直出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/01/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見るロックのブルジョワジー擁護 注意深く読んでみると、ジ…

『正戦と内戦』その4 権力の前室、統治の機密

前回のつづき。正戦と内戦 カール・シュミットの国際秩序思想作者: 大竹弘二出版社/メーカー: 以文社発売日: 2009/10/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (10件) を見るモンロー主義の道徳的犯罪化 [孤立から普遍主義的干渉へ…

『正戦と内戦』その2 戦勝国による正統性

前日の続き。正戦と内戦 カール・シュミットの国際秩序思想作者: 大竹弘二出版社/メーカー: 以文社発売日: 2009/10/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (10件) を見る法秩序の精神的な浸食、『リヴァイアサン』 法秩序の精神的…

近代政治哲学入門 マルクスの人権批判

前日のつづき。近代政治哲学入門 (叢書・ウニベルシタス)作者: アルノバルッツィ,Arno Baruzzi,池上哲司,岩倉正博出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2002/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見るマルクスの人権批判 人間の権利、人権はブルジョ…

近代政治哲学入門 所有が自由にするのは…

「所有が自由にするのは……所有が個人を他の個人に対立させるのではなく、むしろ人間を結び合わせてそれぞれの所有に共同して目を向ける場合だけである」てなことをヘーゲルは言ってるよという話など。近代政治哲学入門 (叢書・ウニベルシタス)作者: アルノバ…

スピノザと政治・その2

前回のつづき。スピノザと政治 (叢書言語の政治)作者: エティエンヌバリバール,´Etienne Balibar,水嶋一憲出版社/メーカー: 水声社発売日: 2011/02メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る 政治体は、内戦(「反乱」)(略)の潜在…

ヘーゲルと近代社会・その2

前日のつづき。ヘーゲルと近代社会 (岩波モダンクラシックス)作者: チャールズテイラー,Charles Taylor,渡辺義雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る政治と疎外 (ヘーゲルは単な…

人権はナンセンスか否か『権力への懐疑』

チラ見メモ。権力への懐疑―憲法学のメタ理論 (現代憲法理論叢書)作者: 長谷部恭男出版社/メーカー: 日本評論社発売日: 1991/05/01メディア: ハードカバー クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る人権は「おおげさなナンセンス」か否か? ベンサムは…

エコは宗教性をオープンにすべきだ

前回のつづき。じゅうぶん豊かで、貧しい社会:理念なき資本主義の末路 (単行本)作者: ロバートスキデルスキー,エドワードスキデルスキー,村井章子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/09/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る環境保護運…

じゅうぶん豊かで、貧しい社会

じゅうぶん豊かで、貧しい社会:理念なき資本主義の末路 (単行本)作者: ロバートスキデルスキー,エドワードスキデルスキー,村井章子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/09/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る「強欲」から「自己利益」…

社会契約論 重田園江

わかりやすいというのは 「マルブランシュなんて聞いたこともないかもしれない。スイーツのような名前だが、18世紀のフランス語圈ではずいぶん読まれたようだ。」 なんて書き方をすることじゃないと思うけどなあ。 そもそもわかりやすく説明するには、本人が…

近代政治の脱構築 ロベルト・エスポジト

近代政治の脱構築 共同体・免疫・生政治 (講談社選書メチエ)作者: ロベルト・エスポジト,岡田温司出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/10/09メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 61回この商品を含むブログ (19件) を見るルソー わたしたちは、すでに述べた…

ライプニッツの迷宮

前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その4。 前回までのおさらい的なとこもありつつ。哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀作者: 上野修出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (…

ホッブズ・約束という暴力

前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その3。哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀作者: 上野修出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る スピノザが自然主義だという…

スピノザ・敬虔なるマキャベリスト

前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その2。哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀作者: 上野修出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見るスピノザの並行論 われわれの…

世界の底がぬけた世紀の哲学者たち

哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀作者: 上野修出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る世界の底がぬけた17世紀 17世紀は、いわば世界の底が抜けてしまった時代だ。よく言われるように、科学…

〈帝国〉と〈共和国〉  アラン・ジョクス

第二章「ホッブズ、保護者的共和国の産出」だけ読んだ〈帝国〉と〈共和国〉作者: A・ジョクス,逸見龍生出版社/メーカー: 青土社発売日: 2003/12/20メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る カール・シュミットは述べている。「他者…

カール・シュミット入門講義・その2

前日のつづき。カール・シュミット入門講義作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: 作品社発売日: 2013/03/02メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (14件) を見る 結局のところ、この箇所でシュミットが言いたいのは、主権とは、「事実上の最高権力…

神と国家の政治哲学・その2

前日のつづき。神と国家の政治哲学 政教分離をめぐる戦いの歴史 (叢書「世界認識の最前線」)作者: マーク・リラ,鈴木佳秀出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログを見る原罪 [ル…

神と国家の政治哲学

神と国家の政治哲学 政教分離をめぐる戦いの歴史 (叢書「世界認識の最前線」)作者: マーク・リラ,鈴木佳秀出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログを見るホッブズ ホッブズによる…

個人と国家/樋口陽一

チラ見。“共和国”はグローバル化を超えられるか (平凡社新書)作者: ジャン=ピエールシュヴェヌマン,三浦信孝,樋口陽一,Jean‐Pierre Chev`enement出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2009/09/01メディア: 新書購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (11…

デカルトの哲学

デカルトの哲学作者: 小泉義之出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2009/07/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (4件) を見るネグリ特集号初出の「デカルトの赤色存在論」(2009年)だけ読んだ。 第一に、学者や同志の思い込みに…