貿易

グローバリゼーション・パラドクス・その2 金本位制

前回の続き。 グローバリゼーション・パラドクス: 世界経済の未来を決める三つの道 作者: ダニロドリック,柴山桂太,大川良文 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2013/12/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (16件) を見る 十九世紀関税史の決定的な瞬…

グローバリゼーション・パラドクス: 世界経済の未来を決める三つの道

三つの選択肢から、民主主義と国家主権をハイパーグローバリゼーションよりも優先する道を採るべきと著者。 グローバリゼーション・パラドクス: 世界経済の未来を決める三つの道 作者: ダニロドリック,柴山桂太,大川良文 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 20…

公開性の根源—秘密政治の系譜学 大竹弘二

公開性の根源?秘密政治の系譜学 作者: 大竹弘二 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2018/04/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 主権の危機 問題は、現代の危機は単に民主主義や人民主義の危機なのではなく、主権の危機(略)近代の発…

アフター・ヨーロッパ ポピュリズムという妖怪にどう向きあうか

アフター・ヨーロッパ――ポピュリズムという妖怪にどう向きあうか 作者: イワン・クラステフ,庄司克宏 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/08/04 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 人権と危機 難民危機は、欧州の政治における支配的な言説と…

フォークソングのアメリカ―ゆで玉子を産むニワトリ

フォークソングのアメリカ―ゆで玉子を産むニワトリ作者: ウェルズ恵子出版社/メーカー: 南雲堂発売日: 2007/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る牛追い(ロング・ドライブ) 南北戦争が終わったとき、男たちを戦場に送った後の働き手の…

官僚制のユートピア デヴィッド・グレーバー

「規制緩和」という名の下で公的権力と私的権力が融合して「全面的官僚制化」が進むという話。官僚制のユートピア テクノロジー、構造的愚かさ、リベラリズムの鉄則作者: デヴィッド・グレーバー,酒井 隆史出版社/メーカー: 以文社発売日: 2017/12/11メディ…

啓蒙 ドリンダ・ウートラム

啓蒙 (叢書・ウニベルシタス)作者: ドリンダ・ウートラム,田中秀夫,逸見修二,吉岡亮出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2017/12/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る カントが公的と呼ぶ領域 カントは、理性の使用ができるだけ進めら…

ブリテン問題とヨーロッパ連邦―フレッチャーと初期啓蒙

ブリテン問題とヨーロッパ連邦―フレッチャーと初期啓蒙作者: 村松茂美出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2013/01メディア: 単行本この商品を含むブログを見るフレッチャーの危機意識 フレッチャーは、「世界君主制」も「常備軍の形成」もともに「…

ふたつの憲法〜・その2 日本主義者の護憲

前回の続き。ふたつの憲法と日本人: 戦前・戦後の憲法観 (歴史文化ライブラリー)作者: 川口暁弘出版社/メーカー: 吉川弘文館発売日: 2017/07/18メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 日本主義者の護憲 不磨ノ大典をもちいて政党政治を攻撃したのは日…

政治的なものについて シャンタル・ムフ

政治的なものについて ラディカル・デモクラシー作者: シャンタルムフ,酒井隆史,篠原雅武出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2008/08/12メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (19件) を見る 本書の目的は、政治の領野におけるリベラ…

正しい本の読み方 橋爪大三郎

正しい本の読み方 (講談社現代新書)作者: 橋爪大三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/09/20メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る三つのポイント「構造」「意図」「背景」 さて、本を読むとは、著者の思想と付き合うことなんだけれども、三…

日本の近代とは何であったか 教育勅語成立過程

第4章の「教育勅語」成立過程が面白かったので順番を飛ばして先に。日本の近代とは何であったか――問題史的考察 (岩波新書)作者: 三谷太一郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/03/23メディア: 新書この商品を含むブログ (14件) を見る 「神」の不在で天…

ポピュリズム化する世界・その2

前回の続き。ポピュリズム化する世界 ―なぜポピュリストは物事に白黒をつけたがるのか?作者: 国末憲人出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2016/09/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るポピュリズム [政治学者・水島治郎談] 「(略)一…

ポピュリズム化する世界 国末憲人 ルペン父娘

ポピュリズム化する世界 ―なぜポピュリストは物事に白黒をつけたがるのか?作者: 国末憲人出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2016/09/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る国民戦線、ルペン父娘 [ルペンの「国民戦線」と思われているが]…

自由と平等の昭和史 一九三〇年代の日本政治 坂野潤治

自由と平等の昭和史 一九三〇年代の日本政治 (講談社選書メチエ)作者: 坂野潤治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (7件) を見る はじめに――忘れられてきた「対立相克」 坂野潤治 社会…

アジア再興・その2 梁啓超、タゴール

前回の続き。アジア再興 帝国主義に挑んだ志士たち作者: パンカジミシュラ,園部哲出版社/メーカー: 白水社発売日: 2014/10/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る アメリカの梁啓超 [差別虐待されている在米中国人が祖国の自強運動を支援しな…

アジア再興 帝国主義に挑んだ志士たち

アジア再興 帝国主義に挑んだ志士たち作者: パンカジミシュラ,園部哲出版社/メーカー: 白水社発売日: 2014/10/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る プロローグ (略)東郷平八郎率いる日本帝国海軍の小規模な艦隊が、極東をめざして地球を…

バーニー・サンダース自伝 ホワイトハウスのはぐれ者

1997年の『アメリカ下院のはぐれ者』に「まえがき」と「解説」を足して、2015年に『ホワイトハウスのはぐれ者』として再刊された本。バーニー・サンダース自伝作者: バーニー・サンダース,萩原伸次郎出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2016/06/24メディア: …

元老―近代日本の真の指導者たち 伊藤之雄

元老―近代日本の真の指導者たち (中公新書)作者: 伊藤之雄出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/06/21メディア: 新書この商品を含むブログ (14件) を見る 元老形成の素地 統合のシンボルとして、天皇が必要であることは、維新のリーダーたちにはわかっ…

波乱万丈シュンペーター 資本主義、社会主義、民主主義

トーマス・K・マクロウによる冒頭序文の履歴が波乱万丈すぎ。日経BPクラシックス 資本主義、社会主義、民主主義 1作者: ヨーゼフ・シュンペーター,大野一出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2016/07/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る シ…

ファシズムとは何か 労働者が極右に近づく理由

順番を飛ばして興味を引きそうな、最近の話の第7章から。ファシズムとは何か作者: ケヴィン・パスモア,福井憲彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る 新右翼 極右の政策がより受…

脱原発の哲学 佐藤嘉幸 田口卓臣

脱原発の哲学作者: 佐藤嘉幸,田口卓臣出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2016/02/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るなぜ活断層の上に原発が建つのか 伊方原発のすぐ近くを、中央構造線という世界最大級の活断層が通っている。中央構造線…

なぜ国々は戦争をするのか ベトナム、ユーゴ

なぜ国々は戦争をするのか 上作者: ジョン・G・ストウシンガー,等松春夫,比較戦争史研究会出版社/メーカー: 国書刊行会発売日: 2015/10/27メディア: 単行本この商品を含むブログを見るベトナム戦争 リンドン・ジョンソンは負けられないと思っていたため、そ…

私たちはどこまで資本主義に従うのか

チラ見。私たちはどこまで資本主義に従うのか―――市場経済には「第3の柱」が必要である作者: ヘンリー・ミンツバーグ,池村千秋出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2015/12/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る法人を警…

ティーパーティ運動の研究 憲法保守とは

なんか読む気しねえという人は、デカ字のとこだけで済ませるといいかも。ティーパーティ運動の研究―アメリカ保守主義の変容作者: 久保文明,東京財団・現代アメリカ研究会出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2012/01/16メディア: 単行本 クリック: 38…

検証 バブル失政・その3 消費税、ブラックマンデー

前回の続き。検証 バブル失政――エリートたちはなぜ誤ったのか作者: 軽部謙介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/09/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見るグリーンスパンにかまされる 87年9月4日の朝、米国ではFRBの議長に就任したば…

朝鮮開国と日清戦争 渡辺惣樹

『朝鮮開国と日清戦争: アメリカはなぜ日本を支持し、朝鮮を見限ったか』というタイトルで、「日本とアメリカは独立国家と認めた。/日本はそのために戦った。/それでも朝鮮は自らを改革できなかった。」という帯。内容は、優しいアメリカ兄さんの指導のも…

なぜマルクスは正しかったのか テリー・イーグルトン

アマレビューでは翻訳が「日本語としても理解不能な文章」「しばしばイーグルトンの主張と正反対の訳文になっている」と酷評されてて、確かにその気配はあるw 「マルクス主義は終わったのさ」「理論的には大いに結構、でも実行されたら大量虐殺」「一種の決…

海賊と資本主義・その2

前回の続き。海賊と資本主義 国家の周縁から絶えず世界を刷新してきたものたち作者: ジャン=フィリップ・ベルニュ,ロドルフ・デュラン,谷口功一,永田千奈出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2014/08/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含…

海賊と資本主義

海賊と資本主義 国家の周縁から絶えず世界を刷新してきたものたち作者: ジャン=フィリップ・ベルニュ,ロドルフ・デュラン,谷口功一,永田千奈出版社/メーカー: CCCメディアハウス発売日: 2014/08/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6…