ロールズ

ロールズ正義論入門 森田浩之

「社会契約論」の系譜 「正しい社会とはなにか」 ヘイトスピーチと誇大広告 所有権は基本的自由には入らない お金より投票権 「平等な自由」と所有権 前半をパラッと読んだ。 ロールズ正義論入門 作者:森田浩之 発売日: 2019/01/31 メディア: 単行本 「社会…

分配的正義の歴史・その2 マルクスは道徳的な言葉を嫌った

道徳的な言葉は非人間的である、とマルクスは考えた ロールズ 『正義論』 しまった!前にも読んでたシリーズ。 同じ箇所を引用してるw 分配的正義の歴史 道徳的な言葉は非人間的 - 本と奇妙な煙 分配的正義の歴史 作者: サミュエルフライシャッカー,Samuel …

社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻)

社会統合の破綻で、市民社会から国家への移行 制度への信頼としての愛国心と、感情に走るナショナリズムの違い ハーバーマス 平等と自由の相克/相乗 宇野重規 社会統合の境界線 杉田敦 社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻) 作者: 齋藤純…

否定的なもののもとへの滞留 スラヴォイ・ジジェク

『ブレードランナー』 「私はただ私が疑うかぎりにおいてのみ存在する」 ラカン〈現実的なもの〉 ベンサムとカントの行き詰まり ポリコレという行動類型 否定的なもののもとへの滞留 ちくま学芸文庫作者:スラヴォイ・ジジェク,酒井 隆史,田崎 英明発売日: 20…

自由論―現在性の系譜学 酒井隆史

誰が誰を観察するのか? 世界の捏造化 未曾有の「対案主義」がいま、この社会を支配している。 ロールズの正義論はポスト福祉国家の理論 フーコー、ハイエク 「警察権」は膨張していった 2001年の本。 自由論―現在性の系譜学作者:酒井 隆史発売日: 2001/06/0…

政治的なものについて・その2 右翼ポピュリズム

右翼ポピュリズム シュミットとネオコン ハーバーマス 結論 監訳者解説:酒井隆史(2008年) 前回の続き。 政治的なものについて ラディカル・デモクラシー作者:シャンタル ムフ発売日: 2008/08/12メディア: 単行本 右翼ポピュリズム 右翼ポピュリズムの侵攻…

人権はナンセンスか否か『権力への懐疑』

人権は「おおげさなナンセンス」か否か? ロールズの議論に対する疑問 国家の中立性 権力への懐疑―憲法学のメタ理論 (現代憲法理論叢書) 作者: 長谷部恭男 出版社/メーカー: 日本評論社 発売日: 1991/05/01 メディア: ハードカバー クリック: 2回 この商品を…

エコは宗教性をオープンにすべきだ

環境保護運動はその宗教性をオープンに表現すべきだ 「温暖化否定論者」ではないけれど 「現在中心主義」 環境保護運動の元祖 エコも(浅く:深く)の二つに分けられる 「グッドライフ環境保護主義」 人格または自己の確立 ベーシック・インカム 前回のつづ…

じゅうぶん豊かで、貧しい社会

「強欲」から「自己利益」へ、アダム・スミス ファウスト伝説 金聖嘆「快哉三十三則」 よい暮らしという観念の消滅 じゅうぶん豊かで、貧しい社会:理念なき資本主義の末路 (単行本)作者:ロバート スキデルスキー,エドワード スキデルスキー発売日: 2014/09/0…

社会契約論 重田園江

一般意志 ロールズとルソー わかりやすいというのは 「マルブランシュなんて聞いたこともないかもしれない。スイーツのような名前だが、18世紀のフランス語圈ではずいぶん読まれたようだ。」 なんて書き方をすることじゃないと思うけどなあ。 そもそもわかり…

民主主義のつくり方・その2

依存への恐怖 依存のパラドクス ロールズの政治哲学 習慣とは人と人とをつなぐメディア 「文化左翼」への敵愾心 前回のつづき。 民主主義のつくり方 (筑摩選書)作者:重規, 宇野筑摩書房Amazon 依存への恐怖 [近代の政治思想において]何よりも重視されたの…

正義の秤 ナンシー・フレイザー

「被害者限定原則」に代わる「被治者限定原則」 統治の構造への共同の従属 ゲームの規則を変える 正義の秤(スケール): グローバル化する世界で政治空間を再想像すること (サピエンティア)作者:ナンシー・フレイザー法政大学出版局Amazon 時間がないので訳者…

カール・シュミット入門講義・その3

自由主義 マルクス主義 『政治的なものの概念』からの引用 前日のつづき。 カール・シュミット入門講義 作者: 仲正昌樹 出版社/メーカー: 作品社 発売日: 2013/03/02 メディア: 単行本 クリック: 6回 この商品を含むブログ (14件) を見る 自由主義 シュミッ…

ロールズのマルクス講義

正義に適った資本主義 アレン・ウッドその他の見解 地主の市場参入 「賃金システムを廃止せよ」 自由に連合した生産者の社会 不平等 共産主義社会 ロールズ政治哲学史講義からマルクスに関するところをザクッと引用、意味不明の場合は現物にて。重たくなるの…

オバマを読む、ロールズ、ニーバー

ロールズ、ニーバー 政教分離 不信感 オバマを読む――アメリカ政治思想の文脈作者:ジェイムズ・クロッペンバーグ発売日: 2012/02/25メディア: 単行本 ロールズ、ニーバー 驚くべきことに、1942年に若きジョン・ロールズが展開した議論の主旨は、サンデルや、…

表現の自由―その公共性ともろさについて 毛利透

ハンナ・アーレント 市民的自由を行使する変人 なぜ憲法学はハーバーマスの 公共圈論の不在は樋口にありと愛敬 シュミット ロールズ 長谷部恭男 第二章まで(あと省略)。順番を変えてアレントから先に。 表現の自由―その公共性ともろさについて作者:毛利 透…

ラカンはこう読め!

一休さんポクポク気分でチラ見。ラカンはこう読め!作者: スラヴォイ・ジジェク,鈴木晶出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/01/30メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 216回この商品を含むブログ (83件) を見る投函されなかった手紙の真の宛先は大文…

戦争と死は偉大なる平等推進者

ハゲしく飛ばし読み。社会契約論の系譜―ホッブズからロールズまで (叢書 フロネーシス)作者: ディヴィッドバウチャー,ポールケリー,David Boucher,Paul Kelly,飯島昇蔵,山岡龍一,金田耕一,佐藤正志,輪島達郎出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 1997/05…

仲正昌樹「モテない男」論

前略 仲正先生、ご相談があります作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: イプシロン出版企画発売日: 2006/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見るダ・カーポでやってた時事相談、例えば憲法というお題で だから、「護憲で憲法を愛する…

民主主義の逆説

ロールズ式だと多元主義はありえない ロールズの正義。 民主主義の本質をなす同質性。 毒にも薬にもならない平等 自由主義は「人民」を定義できない 民主主義の逆説作者:シャンタル ムフ発売日: 2006/07/15メディア: 単行本 ロールズ式だと多元主義はありえ…