文学

「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界

「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本 作者: 山下泰平 出版社/メーカー: 柏書房 発売日: 2019/04/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 『社会と文学』 当…

10セントの意識革命 片岡義男

1970年8月から 1973年8月までに書かれた文章。 10セントの意識革命 作者:片岡義男 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2015/01/31 メディア: 単行本 なぜいま一九五〇年代なのか アメリカの一九五〇年代のなかでおこったことがらのうち、ぼくと密接につながっ…

ブローティガン『東オレゴンの郵便局』翻訳比較

[投稿したはずだが、消滅しているので再度投稿] 平石貴樹が「アメリカ短編ベスト10」を選んで自身で翻訳してるのだけど、その中の「東オレゴンの郵便局」が藤本和子訳と印象が違うので、比較のために並べてみた。長文なので引用括弧はなし。『東オレゴン~』…

洋書天国へようこそ 宮脇孝雄

洋書天国へようこそ?深読みモダンクラシックス 作者: 宮脇孝雄 出版社/メーカー: アルク 発売日: 2019/07/30 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 『さらば愛しき女よ』レイモンド・チャンドラー ミステリの世界では、このハードボイルドは長いこ…

歌謡曲が聴こえる 片岡義男

一世代前で素材が歌謡曲でもなんとなく春樹の先駆け感が出てる第一章。第三章は橋本治に先駆けてか。 歌謡曲が聴こえる (新潮新書 596) 作者: 片岡義男 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/11/14 メディア: 新書 この商品を含むブログ (5件) を見る 第一…

本当の翻訳の話をしよう 村上春樹 柴田元幸

本当の翻訳の話をしよう 作者: 村上春樹,柴田元幸 出版社/メーカー: スイッチパブリッシング 発売日: 2019/05/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 帰れ、あの翻訳 村上 ジャック・ロンドンはリバイバルの価値があると思います。僕、昔から好き…

総特集◎橋本治 ユリイカ 2019年5月臨時増刊号

ユリイカ 2019年5月臨時増刊号 総特集◎橋本治 作者: 橋本治,高野文子,高山宏,さやわか 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2019/04/12 メディア: ムック この商品を含むブログを見る “小説家”とうい在り方 俺は文学者になりたいという気も小説家になろうという…

1913 20世紀の夏の季節 その2

前回の続き。 1913: 20世紀の夏の季節 作者: フローリアンイリエス,Florian Illies,山口裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/12/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 2月扉文 マルセル・デュシャンが『階段を下りる裸体No.2…

1913 20世紀の夏の季節

1913: 20世紀の夏の季節 作者: フローリアンイリエス,Florian Illies,山口裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/12/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る 各章の扉文からして「こりゃ、読むでしょ!」って感じ。 1月扉文 こ…

公開性の根源—秘密政治の系譜学・その2

前回の続き。 公開性の根源?秘密政治の系譜学 作者: 大竹弘二 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2018/04/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 王の二つの身体、『エイコン・バシリケ』 政治神学は支配に正当性を付与するために、主権者…

現代詩手帖特集版 高橋源一郎

再読。 現代詩手帖特集版 高橋源一郎 作者: 高橋源一郎 出版社/メーカー: 思潮社 発売日: 2003/10 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 4回 この商品を含むブログ (19件) を見る 討議 高橋源一郎×加藤典洋(司会:永江朗) 『さようなら、ギャングたち』 …

再読:柴田さんと高橋さんの小説の読み方・その2

前回の続き。 柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方 作者: 柴田元幸,高橋源一郎 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2009/03/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 4人 クリック: 240回 この商品を含むブログ (53件) を見る 片岡義男…

再読:柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方

以前にやってるけど再読。なんてザルなんだオレの記憶。 柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方 作者: 柴田元幸,高橋源一郎 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2009/03/13 メディア: 単行本(ソフトカバー) 購入: 4人 クリック: 240回 こ…

Haruki Murakamiを読んでいるときに~・その2

前回の続き。 Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち 作者: 辛島デイヴィッド 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2018/09/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 新たな出版社を求めて [プリンストン大の知人の紹介…

Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち

Haruki Murakamiを読んでいるときに我々が読んでいる者たち 作者: 辛島デイヴィッド 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2018/09/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る 翻訳を持ち込んだバーンバウム [KI(講談社インターナショナル)…

筒井康隆、自作を語る

筒井康隆、自作を語る 作者: 筒井康隆,日下三蔵 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/09/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る 江戸川乱歩 [家族で同人誌は話題になるだろうという戦略で〈NULL〉創刊。月収1万の…

書き出し「世界文学全集」 柴田元幸

柴田元幸の解説の方を主に紹介。 書き出し「世界文学全集」 作者: 柴田元幸 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2013/08/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る エドガー・ハントリー――夢遊病者の回想録 チャールズ・ブロックデン・ブ…

代表質問 16のインタビュー 柴田元幸

一度読んでいる(kingfish.hatenablog.com)のだが、読んだ記憶がないところがあったので、また読んでみた。代表質問 16のインタビュー作者: 柴田元幸出版社/メーカー: 新書館発売日: 2009/06/19メディア: 単行本 クリック: 25回この商品を含むブログ (20件)…

アメリカ小説を読んでみよう・その3

前回の続き。アメリカ小説を読んでみよう (植草甚一スクラップ・ブック)作者: 植草甚一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2005/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る 現代アメリカ文学の冒険 佐伯彰一・丸谷才一の両氏と (後半) [ポーラ…

アメリカ小説を読んでみよう・その2

前回の続き。アメリカ小説を読んでみよう (植草甚一スクラップ・ブック)作者: 植草甚一出版社/メーカー: 晶文社発売日: 2005/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見る なぜ十九世紀アメリカ文学が読みたくなるのだろう アメリカ文学を研究す…

アメリカ小説を読んでみよう 植草甚一

今こう評価されてるアレが当時はこうだったんだなというとこが味わいポイント。 この本の最後の方に1970年『ユリイカ』掲載の佐伯彰一、丸谷才一との鼎談が収録されていて、そこでの、佐伯「正統的な小説といえば、ごく自然にまずイギリス小説ということが来…

ターミナルから荒れ地へ 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学

ターミナルから荒れ地へ - 「アメリカ」なき時代のアメリカ文学作者: 藤井光出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2016/03/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る 「国際線ターミナル」にて 飛行機による攻撃を受けて以降、合衆国は愛国的感…

「投壜通信」の詩人たち 細見和之

「投壜通信」の詩人たち――〈詩の危機〉からホロコーストへ作者: 細見和之出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2018/03/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見るフランスでのポー評価 『ポオ全集』全三巻を一読すれば明らかなように、上記のようないわゆ…

“殺し”の短歌史・その2 土岐善麿、寺山修司

前回の続き。“殺し”の短歌史作者: 現代短歌研究会出版社/メーカー: 水声社発売日: 2010/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る 土岐善麿の「殺し」の歌 その記録性を巡って / 森本平 貧しさに汽車にひかれて人は死ぬ…

“殺し”の短歌史 夢野久作「猟奇歌」、大逆事件

“殺し”の短歌史作者: 現代短歌研究会出版社/メーカー: 水声社発売日: 2010/06メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (1件) を見る 夢野久作「猟奇歌」の成立過程 東京、満洲、父・杉山茂丸 / 秋元進也 殺すくらゐ 何でもない/と思ひ…

まわり舞台の上で 荒木一郎・その3

前回の続き。まわり舞台の上で 荒木一郎作者: 荒木一郎出版社/メーカー: 文遊社発売日: 2016/10/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る松田優作 [狭い路地でモタモタする対向のタクシーに「バカヤロー」と言ったら] 助手席の窓から首出して、…

書くことについて スティーヴン・キング その2

前回の続き。書くことについて (小学館文庫)作者: スティーヴンキング,Stephen King,田村義進出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/07/05メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (24件) を見る文章講座 ひとはつねに完璧な文章を書かなければならない…

書くことについて スティーヴン・キング

書くことについて (小学館文庫)作者: スティーヴンキング,Stephen King,田村義進出版社/メーカー: 小学館発売日: 2013/07/05メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (24件) を見る初投稿 一九五〇年代の末に、出版エージェントでありSF関連の資料の…

作家はどうやって小説を書くのか アーヴィング、ロス

前回の続き。作家はどうやって小説を書くのか、たっぷり聞いてみよう! (パリ・レヴュー・インタヴュー II)作者: 青山南出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/11/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る フィリップ・ロス ――…

作家はどうやって小説を書くのか ガルシア=マルケス

前回の続き。作家はどうやって小説を書くのか、たっぷり聞いてみよう! (パリ・レヴュー・インタヴュー II)作者: 青山南出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/11/28メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (3件) を見る ガブリエル・ガルシ…