大衆

試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(上)

「職業としての政治」 君主なき共和制 「世界を支配する教授」ウィルソン ケマル・アタテュルク 「塹壕民主主義」と「溶融した大衆」 試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(上) 作者:ヤン=ヴェルナー ミュラー 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 20…

オルテガ―現代文明論の先駆者 色摩力夫

トインビー 宗教改革とイエズス会 ベラスケス 絶望の様相 ローマ市民の「信念の体系」 正統性 大衆人、無知の賢者 「国家」と「国民社会」 世論 オルテガ―現代文明論の先駆者 (中公新書)作者:色摩 力夫メディア: 新書 トインビー オルテガは、また、トインビ…

群集の智慧 ジェームズ・スロウィッキー

多様性の長所、狭隘な専門性 均質な集団の問題 情報カスケード 信頼の非人間性こそが資本主義の美点 集団極性化 うがっ、やり終えてから、前にやった本の改題だと気付いたw 引用ダブってるけど、ま、いいかw ネジ規格の話、そんなに好きなのか、ole。 king…

ポスト・イスラーム主義論

政治的イスラームの挫折とは、 宗教の大衆化 宗教実践の個人化 グローバル・テロリズム 原理主義の終焉か―ポスト・イスラーム主義論 (イスラームを知る) 作者:私市 正年 発売日: 2012/05/01 メディア: 単行本 政治的イスラームの挫折とは、 政治をすべてイス…

トクヴィルの憂鬱・その2

前日のつづき。順番を変えてプレス考察を先に。トクヴィルの憂鬱: フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生作者: 高山裕二出版社/メーカー: 白水社発売日: 2011/12/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (16件) を見るプレスの弊害…

トクヴィルの憂鬱

「何者でもない」世代 「職が必要です」 悩めるトクヴィル 卒業旅行 『荒野の二週間』inアメリカ アパシー トクヴィルの憂鬱: フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生作者:高山 裕二発売日: 2011/12/23メディア: 単行本 「何者でもない」世代 大革命後に生ま…

国民国家と市民

国民国家と市民―包摂と排除の諸相作者: 立石博高,篠原琢出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2009/06メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見る 第三章 「セルフメイドの国民性と市民/金井光太朗」 タウンミーティングは多数決で決…

「自由論」新旧比較

ミルさんの「自由論」がわかりやすくなりました。自由論 (光文社古典新訳文庫)作者: ミル,山岡洋一出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/12/07メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 104回この商品を含むブログ (64件) を見る自由論 (岩波文庫)作者: J.S.ミル,J…

「知識人」の誕生

この『知識人』という語は、しばらく前から小さな文芸雑誌に散見されるようになったもので、政治にケチをつける若い連中が他の人々に対する自己の優越性を示すために自称として用いたのであった。 「知識人」の誕生 1880‐1900作者: クリストフシャルル,Chris…

ダーウィンのミミズ/愚民賛歌

「負け組」&「愚民」の皆さん、ダーウィンがミミズから得た思想は。 世界は人間に恩恵をもたらすようにデザインされていると信じるよりも、世界はたまたま人間に恩恵をもたらしているという事実のほうがすごいことではないか 大地を受け継いでゆくのは、貧…

スピノザ「無神論者」は

「共和派」と「総督派」の緊張関係 『神学・政治論』を執筆。 聖書の理解不能な部分をどう解釈するか 面白い。前半が、いや2/3くらいまでが。薄くて千円で(ま、図書館で借りたけど)すぐ読めて面白い。脳味噌に刺激。 スピノザ 「無神論者」は宗教を肯定で…

夢の消費革命・その2

モークレールの装飾芸術運動。 仏インダストリアル・アート衰退の原因 社会主義に優るはずだった美学の袋小路 モークレールのジレンマは 「民衆の新しいパリ」 郊外の美 消費大衆と禁欲主義エリートは 前回の続き。 夢の消費革命―パリ万博と大衆消費の興隆 …

フィレンツェの政体

大衆に政治は無理 大衆は傭兵を「できれば迫害致します」。 暴君の下で生きる50の方法 フィレンツェの政体をめぐっての対話作者:フランチェスコ グイッチァルディーニ発売日: 2000/03/01メディア: 単行本 同時代のマキャベリが失脚して末端にいたのに対し、…

橋川文三、保守主義

進歩主義者を笑う保守の根拠はどこかと いわぱその改革はつねに具体的であり、抽象的原理とかかわりないのが本質であった。 保守改革の本質をそのように見るとき、われわれは保守主義の主体的な基礎、保守主義的人間の社会的性格を考える必要にせまられる。…

ウェーバー近代への診断

ドイツはアメリカブーム。 「値しない者」は社会保障の対象から除外された。 機能しない合理化プロジェクト ウェーバー 近代への診断 作者:D・ポイカート 発売日: 1994/09/20 メディア: 単行本 1923年11月インフレ収束の ドイツはアメリカブーム。 ヘンリー…

西欧中世都市の世界

西欧中世都市の世界―ベルギー都市ウイの栄光と衰退 (叢書ベリタス)作者: アンドレジョリス,A Joris,斎藤絅子出版社/メーカー: 八朔社発売日: 1995/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る第五章くらいから俄然面白くなる。これならもうちょっ…

理性の使用―ひとはいかにして市民となるのか

理性の使用―ひとはいかにして市民となるのか作者: 富永茂樹出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/01/25メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る世論の曖昧さをカバーするもの。 「世論」とは実のところ二重の意味で矛盾撞着を…

十九世紀イギリスの民衆と政治文化

19世紀イギリスの民衆と政治文化―ホブズボーム・トムスン・修正主義をこえて作者: ローハンマックウィリアム,Rohan McWilliam,松塚俊三出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2004/11メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (3件) を見るとりとめな…