シェイクスピア

暴君――シェイクスピアの政治学

なぜ国全体が暴君の手に落ちてしまうのか 「神に喜ばれる行為」 検閲逃れ 『ヘンリー五世』 「私がリチャード二世なのだ。知らなかったのか?」 暴君――シェイクスピアの政治学 (岩波新書) 作者:スティーブン・グリーンブラット 発売日: 2020/09/19 メディア:…

『リア王』の時代・その3

『アントニーとクレオパトラ』 デンマーク王訪英 エリザベス再埋葬 少年劇団の衰退 統合問題 クォート版とフォーリオ版 前回の続き。 『リア王』の時代:一六〇六年のシェイクスピア 作者: ジェイムズ・シャピロ,河合祥一郎 出版社/メーカー: 白水社 発売日: …

『リア王』の時代・その2

寵臣といちゃつくジェイムズ王 二枚舌、曖昧表現、心裡保留 悪魔憑き 地上の地獄 検閲 国教忌避者への圧力 前回の続き。 『リア王』の時代:一六〇六年のシェイクスピア 作者: ジェイムズ・シャピロ,河合祥一郎 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2018/01/31 …

『リア王』の時代:一六〇六年のシェイクスピア

新国王の仮面劇、二つの王国結婚、国会爆破計画 『レア王の真の年代記』 「王国分割」 『レア王』と『リア王』 国会爆破未遂事件 処刑 事件の影響 うーん、これは久々に面白かった。 爆破未遂事件がもたらした悪夢の世界、シェイクスピア演劇に与えた影響、 …

シェイクスピアの時代

シェイクスピアについて僕らが知りえたすべてのこと作者: ビルブライソン,Bill Bryson,小田島則子,小田島恒志出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見るシャクスピアのサ…

シェイクスピアの驚異の成功物語・その2

ロンドンは、絶え間の無い懲罰の劇場だった。 「私はイエスを愛したように女王を愛した」 息子の死。「儀式はこれだけか」。 生者は死者を救えるのか。 「信仰遺言書」に署名していた父・ジョン 息子のミサ問題、迫る父の死、その中で書かれた『ハムレット』…

シェイクスピアの驚異の成功物語

少年時代に遭遇した女王の地方訪問時の祝祭 のちに『夏の夜の夢』に使われる光景 階級を買おうとした父、その前に商売が左前で断念 浮浪者地獄 どっちつかずの宗教模様 英語発展の瞬間 メアリ女王時代にカトリック復活、 拷問器具「ス力ベンジャーの娘」 法…

視覚のアメリカン・ルネサンス

リチャード三世の身体とアメリカン・ルネサンス ポーと新たなサブライムの意匠(伊藤詔子) マーク・トウェインの旅行記と絵画 視覚のアメリカン・ルネサンス作者:脩二, 武藤,文子, 入子発売日: 2006/02/01メディア: 単行本 リチャード三世の身体とアメリカ…

ハイブラウ/ロウブラウ

大衆娯楽だったシェイクスピア シェイクスピアの神聖化にともない バンドとオーケストラの区別なし 大衆から離れてどうするか、 神聖化により、素人音楽は駄目なものとされる ハイブラウ/ロウブラウ―アメリカにおける文化ヒエラルキーの出現 作者:ローレンス…