文化

コンピューターは人のように話せるか?

なぜ人の聴覚は会話に必要のない高域までカバーしているのか、といった話から、テープレコーダーに出資したビング・クロスビーの話まで。 コンピューターは人のように話せるか?―話すこと・聞くことの科学 作者:トレヴァー・コックス 発売日: 2020/10/08 メデ…

アトランタの案山子、アラバマのワニ 安西水丸

アトランタの案山子、アラバマのワニ 作者: 安西水丸 出版社/メーカー: アドレナライズ 発売日: 2017/06/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る プロローグ (略)「アメリカのフォークアート」(略)に掲載されている絵は、ほとんどが無名の人…

ファンダム・レボリューション:SNS時代の新たな熱狂

ファンダム・レボリューション:SNS時代の新たな熱狂作者: ゾーイフラード=ブラナー,アーロン M・グレイザー,関美和出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/12/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る巻末の若林恵の解説で大体の内容は補足で…

ニュースクール――20世紀アメリカのしなやかな反骨者たち

ニュースクール――20世紀アメリカのしなやかな反骨者たち作者: 紀平英作出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/08/26メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「ニュースクール」創設 第一次大戦が休戦状態に入ったばかりで、銃火が随所で続いていた1919…

出版幻想論・その3 藤脇邦夫

前回の続き。 ここ(kingfish.hatenablog.com)の冒頭でも書いたように、著者は売上至上主義の人ではありません、念のため。1994年の本。出版幻想論作者: 藤脇邦夫出版社/メーカー: 太田出版発売日: 1994/05メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブ…

ビーチ・ボーイズとカリフォルニア文化

ビーチ・ボーイズの話はまだあまり出ません。ビーチ・ボーイズとカリフォルニア文化 はるかな場所の一番近いところ (P‐Vine BOOKs)作者: ティモシー・ホワイト,宮治ひろみ出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク発売日: 2011/12/16メディア: 単行本 …

テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか?

第11章『アーミッシュのハッカーから学んだこと』だけ読んだ。テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?作者: ケヴィン・ケリー,服部桂出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/06/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見る ユナボマーは…

アニメーションの表現史 細馬宏通

前回のつづき。ミッキーはなぜ口笛を吹くのか: アニメーションの表現史 (新潮選書)作者: 細馬宏通出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/10/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る 手の謎はこうだ。(略)手を写した写真の切り抜きを(略)描…

『リトル・ニモ』を描いた男

ミッキーはなぜ口笛を吹くのか: アニメーションの表現史 (新潮選書)作者: 細馬宏通出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/10/25メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る『リトル・ニモ』ウィンザー・マッケイの経歴 [マッケイが二年ほど務めた印…

ミシンと日本の近代

シンガー女学院 日本女性らしさと裁縫道 袴からセーラー 和服か洋服か ミシンと日本の近代―― 消費者の創出作者:アンドルー・ゴードン発売日: 2013/07/24メディア: 単行本 シンガー女学院 シンガー女学院の経済的独立のアピールのキーワードは自活だった。こ…

猫の大虐殺

kingfish.hatenablog.com 上記で引用されていた『猫の大虐殺』を借りてみた。猫の大虐殺 (岩波現代文庫)作者: ロバートダーントン,Robert Darnton,海保眞夫,鷲見洋一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/10/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 47回この…

未洗礼死産児のサンバ

全7章のうち長谷川まゆ帆による第1章のみ。ジェンダー (近代ヨーロッパの探究)作者: 姫岡とし子,河村貞枝,松本彰,砂山充子,中里見博,長谷川まゆ帆,菊川麻里出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2008/07/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含…

1923年の女たち

「女はすべてスカーレット」というものすごい副題、装丁挿絵すべて『風と共に去りぬ』全開なのだが、実際の中身は著者が『風〜』を書く10年程前に書いた新聞記事をまとめたもので、1923、4年の風俗・社会事情が描かれていて、これが結構興味深い。ある意味、…

〈悪口〉という文化

〈悪口〉という文化作者: 山本幸司出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2006/11/16メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 28回この商品を含むブログ (11件) を見る悪口祭におけるルール ①禁句例 泥棒・姦夫・癩病。 泥棒・貧乏など「〜ぼう」のつく言葉。 ②匿名性…

パノラマの世紀

そもそもパノラマ館とは。 ファンタスム/プロパガンダ 芸術産業 ピクチャレスク 立ち位置/機械的な再現 芸術界からの批判 モネの『睡蓮』 パノラマって映画誕生以前のヴァーチャル・リアリティ空間で国際的配給網を持ってたのかあ。 パノラマの世紀作者:ベル…

萌えるアメリカ

アメリカの出版流通話だけを。萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか作者: 堀淵清治出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2006/08/14メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (31件) を見る検閲機関CCA(コミック…

悪魔のピクニック

国が規制しているものをその国に行って摂取するという企画。当然ドラッグも出てくるが、それより衛生戦争?で禁止されているチーズとかの方が面白い。悪魔のピクニック―世界中の「禁断の果実」を食べ歩く作者: タラスグレスコー,Taras Grescoe,仁木めぐみ出…

アメリカ文化史入門

アメリカ文化史入門―植民地時代から現代まで作者: 亀井俊介出版社/メーカー: 昭和堂発売日: 2006/04/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 29回この商品を含むブログ (5件) を見る植民地時代に蔵書数第二位を誇ったウィリアム・バードの秘密の日記 1709年1…

俗語が語るニューヨーク・その3

前日のつづき。俗語が語るニューヨーク―アメリカの都市社会と大衆言語作者: アーヴィング・ルイスアレン,Irving Lewis Allen,長田光展出版社/メーカー: ディーエイチシー発売日: 1997/02/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る…

俗語が語るニューヨーク

俗語が語るニューヨーク―アメリカの都市社会と大衆言語作者: アーヴィング・ルイスアレン,Irving Lewis Allen,長田光展出版社/メーカー: ディーエイチシー発売日: 1997/02/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見るストリート ア…

夢の消費革命・その3

経済学者シャルル・ジッド 消費者の支配は遥か エコ極道 生協極道 消費者の王国 ニーム派と社会主義者との根本的違いとは 「ホワイト・リスト」 フェミ極道 連帯を熱く語ったジッドの孤独 アンドレ・ジッドは叔父の死に際してこう述べた。 前日の続き。 夢の…

「声」の資本主義―電話・ラジオ・蓄音機の社会史

「声」の資本主義―電話・ラジオ・蓄音機の社会史 (講談社選書メチエ)作者: 吉見俊哉出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/05/01メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (14件) を見る演奏会の変遷 ウィリアム・ウェーバーによ…

美と礼節の絆

美と礼節の絆 日本における交際文化の政治的起源作者: 池上英子出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2005/07/09メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (12件) を見る大雑把にいうと、西洋では市民階級が現われたときに礼節が必要になったが、徳…

モードの方程式

モードの方程式作者: 中野香織出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見る汚れるなら汚してしまえカーキ色 ハリー・ラムデン卿、インド駐屯の英国歩兵連隊の司令官である。 当時の英国の軍服は純白だった…

ハイブラウ/ロウブラウ・その3

プロアマの壁が生じる 文化統制の確立 白黒映画のカラー化問題に関して 前々日の続き。 ハイブラウ/ロウブラウ・その2 - 本と奇妙な煙 ハイブラウ/ロウブラウ―アメリカにおける文化ヒエラルキーの出現 作者: ローレンス・W.レヴィーン,Lawrence W. Levine,…

ハイブラウ/ロウブラウ・その2

はじまりは熱海秘宝館 ボストン美術館も最初は コレクションのレヴェルが 写真を芸術とは認めない ヘンリー・ジェイムズ 「逃げ道は過去にしかない」 前日からの続き。 ハイブラウ/ロウブラウ―アメリカにおける文化ヒエラルキーの出現 作者: ローレンス・W.…

ハイブラウ/ロウブラウ

大衆娯楽だったシェイクスピア シェイクスピアの神聖化にともない バンドとオーケストラの区別なし 大衆から離れてどうするか、 神聖化により、素人音楽は駄目なものとされる ハイブラウ/ロウブラウ―アメリカにおける文化ヒエラルキーの出現 作者:ローレンス…

鶴見俊輔、国体論、身上相談

昭和30年の身上相談。「零号夫人」かあ。 フェミ小説だったのか『真珠夫人』。 岩倉使節団 現代日本思想史 (鶴見俊輔集)作者:鶴見 俊輔メディア: 単行本 前半は面白話で、後半は陰気に国体話。 1956年頃の話。プロ固定かあ。 さらに、新聞社が、採用された投…

鶴見俊輔のちょっといい話

はじめて読む有名人シリーズ。難しい文章を読む気がしないので、愛唾蜜男な気分で、鶴見俊輔集2の泣けるとこだけ。そんなもんじゃねえの。先行者たち (鶴見俊輔集)作者: 鶴見俊輔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1991/10メディア: 単行本この商品を含むブ…

ドイツ傭兵の文化史

ドイツ傭兵(ランツクネヒト)の文化史―中世末期のサブカルチャー/非国家組織の生態誌作者: ラインハルトバウマン,Reinhard Baumann,菊池良生出版社/メーカー: 新評論発売日: 2002/10/30メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 49回この商品を含むブログ (9件) …