金本位制

グローバリゼーション・パラドクス・その2 金本位制

十九世紀関税史の決定的な瞬間 金本位制、いかに自由貿易が社会的緊張を作り出すか 経済学者の自由貿易に関する表と裏 ブレトンウッズ体制 前回の続き。 グローバリゼーション・パラドクス: 世界経済の未来を決める三つの道 作者: ダニロドリック,柴山桂太,…

はじめての経済思想史 アダム・スミスから現代まで

アダム・スミス J・S・ミル ケインズ マルクス ハイエク フリードマン はじめての経済思想史 アダム・スミスから現代まで (講談社現代新書)作者:中村 隆之発売日: 2018/06/21メディア: 新書 アダム・スミス なぜそれほどに戦争をしたかというと(略) 強者…

なぜ科学を語ってすれ違うのか・その2

「ハンチントン」たち 「スコープス裁判」 ニセ科学 著者あとがき 前回の続き。 なぜ科学を語ってすれ違うのか――ソーカル事件を超えて作者:ジェームズ・ロバート・ブラウン発売日: 2010/11/20メディア: 単行本 「ハンチントン」たち マリオ・ブンゲが大ぼら…

日本の近代とは何であったか 教育勅語成立過程

「神」の不在で天皇の神格化 憲法外で「神聖不可侵性」を体現するために「教育勅語」 「神」や「天」から「皇祖皇宗」へ 教育勅語と立憲主義 グラントの忠告 国際金融家・井上準之助 なぜ「非公式帝国」にならなかったか 「帝国主義」に代わる「地域主義」の…

誰がための地方自治改革

出遅れた東京 横浜 神戸、大阪 外債 地方増税 府県による市町村統制 フランスの地方自治 増税する地方議会 山縣有朋の挫折 - 本と奇妙な煙の続き。 山縣有朋の挫折―誰がための地方自治改革作者:松元 崇発売日: 2011/11/23メディア: 単行本 出遅れた東京 明治…

堤清二81歳、リブロの棚

西武鉄道から離れて マーケティング論への異議 現代美術 リブロ・中村文孝 リブロの棚 セゾン関係者へのインタビュー本。 順番を変えてラストの堤清二81歳の話から。 セゾン文化は何を夢みた 作者: 永江朗 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2010/09/17…

ウォール・ストリートと極東・その3

満州国承認 軍縮と金本位制 日中戦争 国際借款団維持に望みを託した吉田茂 前日のつづき。 ウォール・ストリートと極東―政治における国際金融資本作者:三谷 太一郎発売日: 2009/12/01メディア: 単行本 満州国承認 1931年以降の銀高騰、さらに1934年米国が国…

ウォール・ストリートと極東

明治天皇と外債 1916年借款団復帰を検討。 満鉄米貨社債発行 満州事変 駐中米国大使の予言 ウォール・ストリートと極東―政治における国際金融資本作者:三谷 太一郎発売日: 2009/12/01メディア: 単行本 明治天皇と外債 [1879年来日した前米大統領グラント将軍…

オランダからイギリスへ

アムステルダム ポーランド 鉄:スウェーデンからロシアへ 英国とバルト、ロシア ハンブルク 低金利オランダの富の流出 英と仏:金融危機で明暗 近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ (講談社選書メチエ)作者:玉木 俊明講談社Amazon アムステルダム …

高橋是清、財源移譲、地方債

無一文の維新政府 明治6年からの地租改正 円安、低金利、企業ブーム 富国強兵 第一次大戦後バブルがはじけ 地方へ税源移譲で大増税 「暗黒の木曜日」後の金解禁 金解禁していなかったら 農民の敵、モラルハザード 地方債市場消滅 昔も今も、バブルだの増税だ…

貨幣の経済学

貨幣の経済学 インフレ、デフレ、そして貨幣の未来作者: 岩村充出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (11件) を見る金本位制の歴史は浅い 1833年に銀行券が法貨とされる一方で、その発行…

人民元は世界の脅威か

ドルの源流はスペインなのか。 1871年、通貨単位を両から圓に移行し 日中通貨戦争 現在の中国における圓と元。 人民元は世界の脅威か―円・ドル・元の競争と戦略作者:菊地 悠二発売日: 2005/04/01メディア: 単行本 ドルの源流はスペインなのか。 スペインが発…