貧民

憐れみと縛り首―ヨーロッパ史のなかの貧民

脱落したエリート救済 「貧民」への非難 乞食の団体 「貧民」の概念 相互扶助 エンクロージャー 都市と農村 パリの貧民 地方都市 イングランド 監獄 「矯正の家」 総合病院 グリフィス『イントレランス』(1916年)は 憐れみと縛り首―ヨーロッパ史のなかの貧…

分配的正義の歴史 道徳的な言葉は非人間的

救貧法 貧者に対する態度の大変貌 アダム・スミス マルクス 出だしが地味なので、後半にはこんな話もあるよと。 「道徳的な言葉は非人間的である、とマルクスは考えたのである」 「道徳的規範が我々自身から遠く隔たっている場合、それは支配のための簡単な…

コミュニティデザインの源流 イギリス篇

ゴシック建築と組織マネジメント ラスキン経済学 産業革命と救貧政策 ロバート・オウエン ニューハーモニー コミュニティデザインの源流 イギリス篇作者:山崎 亮発売日: 2016/04/23メディア: 単行本(ソフトカバー) ゴシック建築と組織マネジメント ラスキ…

バーニー・サンダース自伝 ホワイトハウスのはぐれ者

はぐれ者から最有力候補へ 成功の秘訣 保守派との共闘 壊れているのは政治システムだ 人々と対話し、教育し、組織しろ 自伝本編 1997年の『アメリカ下院のはぐれ者』に「まえがき」と「解説」を足して、2015年に『ホワイトハウスのはぐれ者』として再刊され…

「貧者を殴り倒そう」ボードレール語録

「貧者を殴り倒そう」(『パリの憂愁』) [解説] 世界はやがて終わりだ(「火箭」15) ボードレール語録 (岩波現代文庫)発売日: 2013/04/17メディア: 文庫 「貧者を殴り倒そう」(『パリの憂愁』) それまでの二週間、私は部屋に閉じこもって、当時(十六年…

世界は貧困を食いものにしている

デビッド・コーテンによる序文 著者による序文 新たなゴールドラッシュ メキシコのMFI ザル会計 出資金詐欺のようなもの FCCの内情を告発して解雇 LAPOの皮肉な実態 善意で貧困はなくせるのか? - 本と奇妙な煙 上記本は、「そんなにバラ色じゃないよ…

善意で貧困はなくせるのか?

初めてマイクロクレジット 「ビフォー-アフター」分析 フィールドワークの現実 貧困の実態 善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学 作者: ディーン・カーラン,ジェイコブ・アペル,澤田康幸(解説),清川幸美 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 201…

国民国家と市民

国民国家と市民―包摂と排除の諸相作者: 立石博高,篠原琢出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2009/06メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (1件) を見る 第三章 「セルフメイドの国民性と市民/金井光太朗」 タウンミーティングは多数決で決…

古代から中世へ

富裕者による「自分の都市への愛」 教会は税免除の言い訳で貧者に施し 貧者を極貧に染め上げる手口 教会に丸投げ 「貧者」とは請願者 「貧者」の代弁者を自称 目覚めれば口中に天国の甘美さ あまり面白くなさそうなタイトルですが、免税の言い訳で貧者保護を…