民主主義

アフター・リベラル その2

「負の個人主義」 新自由主義とナチズム 「アイデンティティ・リベラリズム」 五つのリベラリズム リベラリズムの「弁証法」 前回の続き。 アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治 (講談社現代新書) 作者:吉田徹 発売日: 2020/09/16 メディア: Kindle版 「負の…

アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治

ファシズムを退けるには資本主義が抑制的になること リベラリズムと民主主義の共存 「資本主義と民主主義の強制結婚」 ネオ・リベラリズムの真の正体 「保守主義」 ヨーロッパのリベラルはアメリカでは保守主義 権威主義政治の台頭 ウエルベック『服従』 ア…

カール・シュミット――ナチスと例外状況の政治学

出自による疎外感 政治学の神学的基礎 「中心領域」の変遷 「決断主義」「政治の世界」 ヒトラーとベンヤミンの議会観 自由主義と民主主義の異なる原理 シュミットとロマン主義 カール・シュミット-ナチスと例外状況の政治学 (中公新書) 作者:蔭山 宏 発売日…

試される民主主義(下) その2

憲法裁判所 ニクラス・ルーマン フーコー 前回の続き。 試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(下) 作者:ミュラー,ヤン=ヴェルナー 発売日: 2019/07/27 メディア: 単行本 憲法裁判所 一九六五年にカール・レーヴェンシュタインは「一九世紀には究極の…

試される民主主義(下) 20世紀ヨーロッパの政治思想

キリスト教民主主義 ジャック・マリタン 産業社会 憲法裁判所の創設 試される民主主義 その3 - 本と奇妙な煙 上巻の続き。 試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(下) 作者:ミュラー,ヤン=ヴェルナー 発売日: 2019/07/27 メディア: 単行本 キリスト…

試される民主主義 その3

ファシスト的解決 コーポラティズム 「無国家」状態のナチ帝国 前回の続き。 試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(上) 作者:ヤン=ヴェルナー ミュラー 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/07/27 メディア: 単行本 ファシスト的解決 ファシスト…

試される民主主義 その2

官僚制とデマゴギー ヴェーバーの処方箋 信条倫理と責任倫理は相互に補完的 多元主義 前回の続き。 試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(上) 作者:ヤン=ヴェルナー ミュラー 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/07/27 メディア: 単行本 官僚制…

試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(上)

「職業としての政治」 君主なき共和制 「世界を支配する教授」ウィルソン ケマル・アタテュルク 「塹壕民主主義」と「溶融した大衆」 試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(上) 作者:ヤン=ヴェルナー ミュラー 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 20…

民主主義を救え! その2

「独立行政機関」 「ライバルの政治が、敵の政治に置き換えられていく」 なぜミシガンの田舎でポピュリスト支持が高まるのか 前回の続き。 民主主義を救え! 作者: ヤシャモンク,Yascha Mounk,吉田徹 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2019/08/29 メディア:…

民主主義を救え! ヤシャ・モンク

三つの教訓 ハンガリーのデモクラシー デモクラシーが安定していた時代 欧州愛国者がなぜ日本国旗を持っていたか 政党制の「解凍」 簡単な解決法の危険性 ポピュリストの原動力を理解すること 「我々が采配を振るうことが許される限りにおいて、お前たちが統…

官僚制批判の論理と心理 デモクラシーの友と敵

官僚制とデモクラシーのジレンマ トクヴィルと官僚制化の情念 ミル「行政との結合」 ルソーとウェーバー 決定の負荷と新自由主義の強さ 官僚制批判の論理と心理 - デモクラシーの友と敵 (2011-09-25T00:00:00.000) 作者: 野口雅弘 出版社/メーカー: 中央公論…

デジタル資本主義

資本主義と民主主義 「GDPのピンボケ現象」 国内総余剰(GDS) デジタル資本主義 作者: 森健,日戸浩之,此本臣吾 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2018/04/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 資本主義と民主主義 ヴォルフガ…

グローバリゼーション・パラドクス: 世界経済の未来を決める三つの道

序章 巻末の訳者[柴山桂太]あとがき、を先に。 ルールのあるところ、誰かがそれを強いている 市場を支える制度 三つの選択肢から、民主主義と国家主権をハイパーグローバリゼーションよりも優先する道を採るべきと著者。 グローバリゼーション・パラドクス: …

人々の声が響き合うとき 熟議空間と民主主義

非対称選挙戦争 米国の民主制 アイオワ 実質的バランス 前半をチラ見。 人々の声が響き合うとき : 熟議空間と民主主義 作者: ジェイムズ・S.フィシュキン,曽根泰教,James S. Fishkin,岩木貴子 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2011/04/21 メディア: 単行…

公開性の根源—秘密政治の系譜学 大竹弘二

主権の危機 政治的公開性の機能不全 啓蒙主義による公開性の要求 「神秘体」の転用、『王の二つの身体』 マキャヴェッリに公開性原則の萌芽あり タキトゥス主義 「例外状態」、「必要は法を持たない」 「二つの身体」 大衆への恐怖 「自己統治」 利己的人間…

操られる民主主義: デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか

「私がミスター・トランプになりきって書いていたのよ」 接戦の選挙 デジタル・テクノロジーが「独占」を生む 企業による世論操作 カリフォルニアン・イデオロギーの実態 ディストピア 操られる民主主義: デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊する…

熟議が壊れるとき: 民主政と憲法解釈の統治理論

編者解説 第1章 熟議のトラブル? 第3章 司法ミニマリズムを越えて 空虚さ、浅さ、概念的下降 実践における収束 不完全な理論化の利点 熟議が壊れるとき: 民主政と憲法解釈の統治理論 作者: キャスサンスティーン,那須耕介 出版社/メーカー: 勁草書房 発売…

社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻)

社会統合の破綻で、市民社会から国家への移行 制度への信頼としての愛国心と、感情に走るナショナリズムの違い ハーバーマス 平等と自由の相克/相乗 宇野重規 社会統合の境界線 杉田敦 社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻) 作者: 齋藤純…

アフター・ヨーロッパ ポピュリズムという妖怪にどう向きあうか

人権と危機 ブルガリア 中欧の憤り ギリシャ危機 EU危機の核心、EUエリートが憎まれる理由 国民投票 アフター・ヨーロッパ――ポピュリズムという妖怪にどう向きあうか 作者: イワン・クラステフ,庄司克宏 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2018/08/04 …

民主主義の死に方・その2

独裁者が制度を破壊する過程をサッカーの試合でたとえると 第5章 民主主義のガードレール 第6章 アメリカ政治の不文律 第7章 崩れていく民主主義 第8章 トランプの一年目 第9章 民主主義を護る 前回の続き。 民主主義の死に方:二極化する政治が招く独裁…

民主主義の死に方:二極化する政治が招く独裁への道

見えにくい民主主義の崩壊 イソップ寓話集「馬と鹿と猟師」 致命的な同盟 アメリカの民主主義を護る門番 独裁者リトマス試験紙 民主主義を破壊する 民主主義の死に方―二極化する政治が招く独裁への道― 作者:スティーブン・レビツキー,ダニエル・ジブラット …

カトマンズでLSDを一服 植草甚一

フランス帰りのアメリカ人が異様に感じたニューヨークの女性 男性抹殺の「スカム宣言」 付録月報の稲葉明雄の文章にEテレのスゴイ話が タイトル通り、9割ドラッグネタなんですが、最後の方にアングラ雑誌とウーマン・リブ話があって、そこからリブ話を。 カ…

総特集=丸山眞男 現代思想2014年8月増刊号

【討議】丸山眞男を問い直す 川本隆史+苅部 直 近代市民の哀悼劇 丸山眞男と決断の帰趨 金杭 丸山眞男と藤田省三 認識するということの意味 趙星銀 この事態の政治学的問題点 丸山眞男(1960年発表) 現代思想 2014年8月臨時増刊号 総特集◎丸山眞男 -生誕一…

“解放”の果てに――個人の変容と近代の行方

「マルクスは神であり、フォードはその預言者である」 『世界の魔術からの解放』 他者不在を埋める試み “解放”の果てに―個人の変容と近代の行方作者:水島 茂樹メディア: 単行本 「マルクスは神であり、フォードはその預言者である」 アレクサンドル・コジェ…

ジジェク、革命を語る 不可能なことを求めよ

「あらゆるファシズムの勃興は、革命が失敗に終わったあかしである」 規範の凋落、新たな権威主義体制 「ポストモダン」な大統領ロナルド・レーガン プロレタリアートの再定義 新たな形のアパルトヘイト カフェテリアでの革命 プーチン神話 政治的奇跡の普遍…

否定的なもののもとへの滞留 スラヴォイ・ジジェク

『ブレードランナー』 「私はただ私が疑うかぎりにおいてのみ存在する」 ラカン〈現実的なもの〉 ベンサムとカントの行き詰まり ポリコレという行動類型 否定的なもののもとへの滞留 ちくま学芸文庫作者:スラヴォイ・ジジェク,酒井 隆史,田崎 英明発売日: 20…

精神の革命・その2 ジョナサン・イスラエル

「永久平和」 「出版の自由にはある程度の弊害がつきもの」 穏健派啓蒙と急進的啓蒙の対立 結論 前回の続き。 精神の革命――急進的啓蒙と近代民主主義の知的起源 作者: ジョナサン・イスラエル,森村敏己 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2017/07/11 メデ…

精神の革命――急進的啓蒙と近代民主主義の知的起源

独立革命の最大の汚点 「暴君と聖職者たちが真の反逆者」 直接民主政への懸念 「曖昧で出来損ないの勅許状」 権力と富の不均衡是正 精神の革命――急進的啓蒙と近代民主主義の知的起源 作者: ジョナサン・イスラエル,森村敏己 出版社/メーカー: みすず書房 発…

デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義

黒幕ロバート・マーサ 偽ニュースサイト ピザ店、「コメット・ピンポン」に銃を持った男が侵入 国民投票 デジタル・ポピュリズム 操作される世論と民主主義 (集英社新書) 作者:福田 直子 発売日: 2018/05/17 メディア: 新書 黒幕ロバート・マーサ トランプ政…

官僚制のユートピア デヴィッド・グレーバー

リベラリズムの鉄則と全面的官僚制化の時代 ジョージ・ウォレス「頭でっかちの官僚」 アメリカは根っから官僚制社会 「規制緩和」の罠 実は資格社会のアメリカ とあるエコノミストとの会話 「規制緩和」という名の下で公的権力と私的権力が融合して「全面的…