2019-01-01から1年間の記事一覧

ブローティガン『東オレゴンの郵便局』翻訳比較

(平石貴樹訳) (藤本和子訳) 「天の鳥たち」 「アーネスト・ヘミングウェイのタイピスト」 「庭はなぜ要るのか」 「一九三九年のある午後のこと」 「伍長」 「装甲車 ジャニスに」 「カリフォルニア1964年において高名であること」 平石貴樹が「アメリカ…

ファンク 人物、歴史そしてワンネス その3

『Mumbo Jumbo』 オハイオ・プレイヤーズ クール&ザ・ギャング Pファンク 絶頂から崩壊へ 「コカインが教会代わりになるまでコカインをやる」 ゴー・ゴー・バンド 前回の続き。 ファンク 人物、歴史そしてワンネス 作者: リッキーヴィンセント,宇井千史 出版…

ファンク 人物、歴史そしてワンネス その2

ジミ・ヘンドリックス アイザック・ヘイズ レイ・チャールズ 1967年 『What's Goin' On』 ジャズとファンク 1967年のマイルス 「ヒップ・ホップが新しいジャズなのだ」 NATRA ブラックスプロイテイション 前回の続き。 ファンク 人物、歴史そしてワンネス 作…

ファンク 人物、歴史そしてワンネス

ジェイムズ・ブラウン ファンクとは グルーヴ 骨抜きにされる革新的な黒人音楽 ファンクの語源 シャッフルから均等なハットへ 「Funky Broadway Part 1」 モータウンとスタックスの違い ミーターズ ニューオーリンズ ジェイムズ・ブラウン スライ&ザ・ファ…

ソーシャルメディアの生態系

フェイスブック インスタグラムの「乳首解放運動」 ヘイトスピーチ検閲の功罪 検閲と抗生物質 慣習のクラウドソース化 思想警察「フェイスブック」 フェイスブックの検閲政策 現実とアルゴリズムの「ジレンマ」 「 コールドプレイ」削除事件 政府からのブロ…

秋吉敏子と渡辺貞夫 西田浩

23歳の秋吉敏子 上京 バド・パウエル 敗戦で花開いたジャズ ジャズ黄金時代 美空ひばり バークリー入学 恵まれたスタート 秋吉敏子と渡辺貞夫 (新潮新書) 作者: 西田浩 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/08/08 メディア: 新書 この商品を含むブログを見…

資本主義に出口はあるか 荒谷大輔

フランス革命とルソー ロマン主義 「民族」の問題 ロマン主義化した教養主義 ニュー・リベラリズム ネオ・リベラリズム 「公共空間」は存在したか 日本に入ってきたのはロマン主義化した教養主義……の辺りをチラ読み。 資本主義に出口はあるか (講談社現代新…

英語で味わう名言集 ロジャー・パルバース

教育 経済 NHKギフト~E名言の世界 英語で味わう名言集 心に響く古今東西200の言葉 ( ) 作者:ロジャー・パルバース 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2011/03/16 メディア: 単行本(ソフトカバー) 教育 It is not knowledge, but the means of gaining know…

陸と海 世界史的な考察 カール・シュミット

ルター派のカルヴァン派への憎悪 カルヴィニズムは、戦闘的な新しい宗教だった。 陸と海 世界史的な考察 (日経BPクラシックス) 作者:カール・シュミット 出版社/メーカー: 日経BP 発売日: 2018/08/23 メディア: 単行本 宗教を語りなおす―近代的カテゴリーの…

中曽根インタビュー ジャパン・ストーリー 昭和・平成の日本政治見聞録

中曽根がハンサム? 靖国問題 分祀の問題 自民党のパラドックス 新自由クラブ 田中角栄 三木おろし 中曽根康弘 橋本龍太郎 『代議士の誕生』 選挙制度改革 著者が日本で研究を始めた時に便宜を図ってもらったせいか、中曽根には好意的。 ジャパン・ストーリ…

ニール・ヤング 回想 その2

CSN 一九三四年型ベントレー直動式クーペ 一九五一年型ウィリス・ジープスター 旧車マニア 癲癇の発作 シトロエン・マセラティ リンカーン・コンチネンタル 『デッドマン』 前回の続き。 ニール・ヤング 回想 作者: ニール・ヤング,清水由貴子 出版社/メーカ…

ニール・ヤング 回想

キャデラック エルドラド ビアリッツ 鉄道模型 自己表現欲求の芽生え ジミー・リード デル・シャノン 1954年型パッカード 一九五七年型コルベット 二巻で出てる自伝(ニール・ヤング自伝Ⅰ - 本と奇妙な煙)と何が違うか。 向こうは時系列バラバラでとりとめ…

よい移民 ニケシュ・シュクラ

ケンドー・ナガサキと私 黄色 ヴェラ・チョック カースト主義の永続 サラ・サヒム パッとめくったら「ケンドー・ナガサキ」が目に入り、チラ読み。 よい移民 作者: ニケシュ・シュクラ,栢木清吾 出版社/メーカー: 創元社 発売日: 2019/07/29 メディア: 単行…

 安西水丸 いつまでも愛されるイラストレーター

南伸坊 安西油丸がいた 小学一年生の時に書いた詩 安西水丸: いつまでも愛されるイラストレーター (文藝別冊/KAWADE夢ムック) 作者: 河出書房新社編集部 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/09/23 メディア: ムック この商品を含むブログ (1件) を…

アトランタの案山子、アラバマのワニ 安西水丸

プロローグ ハワード・フィンスター R・A・ミラー ジミー・リー・サダス アトランタの案山子、アラバマのワニ 作者: 安西水丸 出版社/メーカー: アドレナライズ 発売日: 2017/06/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る プロローグ (略)「ア…

2001 その4 キューブリック生涯屈指の暗い夜

骨の棍棒 ワルツのリズムは星の速度から生まれた 「美しく青きドナウ」 コリン・キャントウェル登場 ベルイマンの対称性 会社からのプレッシャー キューブリックの生涯屈指の暗い夜 前回の続き。 2001:キューブリック、クラーク 作者: マイケル・ベンソン,添…

2001 キューブリック、クラーク その3

ヒトザル 小説出版をめぐる駆け引き マイム役者、ダン・リクター 宇宙遊泳スタント 原人の動き フロントプロジェクション クヮカブーム 灼熱の照明 前回の続き。 2001:キューブリック、クラーク 作者: マイケル・ベンソン,添野知生,中村融,内田昌之,小野田和…

2001 キューブリック、クラーク その2

『星からの贈り物』 カミングアウト マンハッタン計画 分け前 ガラス板みたいなモノリス スター・チャイルド 硬木のモノリス 製作初日 露出計代わりのポラロイド HALの読唇術 前回の続き。 2001:キューブリック、クラーク 作者: マイケル・ベンソン,添野知生…

2001 キューブリック、クラーク

『博士の異常な愛情』のプロモーション SFラジオドラマ「太陽面の影」 アーサー・C・クラーク登場 『キャッチ=22』 宇宙版 「西部開拓史」 異星人の描き方 HALの原型 短編映画『宇宙』 2001:キューブリック、クラーク 作者: マイケル・ベンソン,添野知生,…

人工知能が音楽を創る デイヴィッド・コープ

創造性の定義 新しい音楽とは ミニマリズム 数式と創造性の起源 本物の創造性 創造的でないプロセスもたらす感動 ランダム性が人の認識にもたらす混乱 創造性のモデル化 プログラムによる音楽が人間の創造性をサポートする ポピュラー音楽 人工知能が音楽を…

洋書天国へようこそ 宮脇孝雄

『さらば愛しき女よ』レイモンド・チャンドラー 『よき兵士』フォード・マドックス・フォード 『情事の終り』グレアム・グリーン 『チップス先生さようなら』ジェイムズ・ヒルトン 『長距離ランナーの孤独』アラン・シリトー 『ラブ・ストーリィ』エリック・…

ソニー技術者が語るマイク、ヘッドフォン製作秘話

『C-800G』開発・製造者座談会 座談会2 ソニー ハイレゾマイク 座談会3 MDR-CD900ST 投野耕治 後半にソニー技術者へのインタビュー。 音楽クリエイターのためのマイクロフォン事典 名演を受けとめ続けるレコーディング・マイクの定番たち 作者: 林憲一 出…

安西水丸 おもしろ美術一年生

水丸さんと最初に出会った頃 村上春樹 似てないことに誇りを持つ すべては線から始まる ベン・シャーン 言葉を浮かべてから絵を描く 水丸さんのすごさは、絵をなぞるとわかる 水丸さんの教え COYOTE SPECIAL ISSUE 安西水丸 おもしろ美術一年生 (Coyote MOOK…

定本 和田誠 時間旅行 その2

「話の特集」アートディレクター 「ペルソナ展」 横尾忠則 独立 「週刊文春」 映画監督 デザイン論 作曲 1945 (小学3年) 疎開 星新一 装丁のコツ 前回の続き。 定本 和田誠 時間旅行 作者: 和田誠 出版社/メーカー: 玄光社 発売日: 2018/08/31 メディア: 単…

定本 和田誠 時間旅行

時間旅行インタビュー(1997年) 多摩美 デザイン誌「アイデア」 ライトパブリシティ入社 横尾忠則、篠山紀信 東京イラストレーターズ・クラブ 定本 和田誠 時間旅行 作者: 和田誠 出版社/メーカー: 玄光社 発売日: 2018/08/31 メディア: 単行本 この商品を…

歌謡曲が聴こえる 片岡義男

一九六二年、夏の終わり、竹芝桟橋 黙って見ていた青い空 夜の新宿 フランク永井 一世代前で素材が歌謡曲でもなんとなく春樹の先駆け感が出てる第一章。第三章は橋本治に先駆けてか。 歌謡曲が聴こえる (新潮新書 596) 作者: 片岡義男 出版社/メーカー: 新潮…

ヨーロッパ憲法論 ハーバーマス

序文 人間の尊厳というコンセプトおよび人権という現実的なユートピア 「政治的なるもの」、カール・シュミット 国民主権と国家主権 インタビュー ヨーロッパ憲法論(叢書・ウニベルシタス) 作者: ユルゲンハーバーマス,J¨urgen Habermas,三島憲一,速水淑子 …

データでいのちを描く テレビディレクターが自分でAIをつくったわけ

ナースコール 飲酒運転 ディープラーニングが最強なわけではない ディープラーニングはブラックボックス 「人は被害に遭うまで避難しない」 東日本大震災の報道での無力感から、辿り着いたのがビッグデータ。 データでいのちを描く―テレビディレクターが自分…

ブレードランナー証言録

『ブレードランナー』とフィルム・ノワール デッカードはレプリカントか? 最初のヴァージョン フィリップ・K・ディック ライアン・ゴズリング ニアンダー・ウォーレスの倫理観 レイチェルの寿命 第三章 渡辺 信一郎 第四章 ポール・M・サモン シド・ミード…

「いいね! 」戦争 その3

オンラインでのリアルさ 「戦争が起きている。あなたの心をめぐって!」 言論の自由 前回の続き。 「いいね! 」戦争 兵器化するソーシャルメディア 作者: P・W・シンガー,エマーソン・T・ブルッキング,小林由香利 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2019/06/…