生物

空飛ぶヘビとアメンボロボット

アメンボの推進力 ゴカイの 「亀裂伝播による推進」 境界層、ディンプル 空飛ぶヘビとアメンボロボット 作者:David Hu 化学同人 Amazon アメンボの推進力 アメンボが濡れないのは、脚の表面積が毛によって増大したおかげだ。これは、じつに興味深い表面特性…

蠅たちの隠された生活

贅沢なウジ虫 驚くべき適応能力 授粉者たちを助ける 安定した食料源 アメリカミズアブは つるされた遺体 壊死組織をウジ虫で治癒する ガガンボとカを 宿主の体内でどうやって呼吸するか 繊細な方は食前食中に読まない方がいいかも。トドのようなクロバエの幼…

タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源

高コストなニューロンをなぜ使うのか 頭足類の進化 タコは賢い タコの神経系 タコにおける「自己」と「環境」の境界 短い寿命 タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源 作者: ピーター・ゴドフリー=スミス,夏目大 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2…

新種発見に挑んだ冒険者たち・その2

植民地化する重要なステップ ルンフィウス 両極端 ワシの燻製 「得体の知れないもの」 『博物学の黄金時代』 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを 前日のつづき。 新種発見に挑んだ冒険者たち 地球生命の驚異に魅せられた博物学の時代作者:リチャー…

新種発見に挑んだ冒険者たち

ジョン・ハンター「近代外科学の父」 リンネウス リンネウスvsビュフォン 新種発見に挑んだ冒険者たち 地球生命の驚異に魅せられた博物学の時代作者:リチャード・コニフ発売日: 2012/01/25メディア: 単行本 ジョン・ハンター「近代外科学の父」 彼は一生の間…

芝生公園は破壊された森

4千万本の木を植えた男が残す言葉作者: 宮脇昭出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/06/19メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (5件) を見る雑草は最も弱い植物 [農耕地ではどんなに草取りをしても雑草は繁茂するが、耕作放棄すると3…

生物多様性〈喪失〉の真実

ボッタクリ「緑の革命」 森林再生サギ 「生物多様性」利権 ポリティカル・エコロジー 自然保護バックラッシュ 熱帯雨林の復元力 熱帯雨林での農業の難しさ エコ同様、「生物多様性」も食い物にされているわけDEATH。 生物多様性〈喪失〉の真実――熱帯雨林破壊…

ダーウィンが信じた道・その2

前日のつづき。ダーウィンが信じた道―進化論に隠されたメッセージ作者: エイドリアン・デズモンド,ジェイムズ・ムーア,矢野真千子,野下祥子出版社/メーカー: 日本放送出版協会発売日: 2009/06メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 52回この商品を含むブログ …

ダーウィンの生涯・その2

前日の続き。チャールズ・ダーウィンの生涯 進化論を生んだジェントルマンの社会 (朝日選書)作者: 松永俊男出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/08/07メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (14件) を見る1860年、科学振興協会会合で…

ダーウィンの生涯

チャールズ・ダーウィンの生涯 進化論を生んだジェントルマンの社会 (朝日選書)作者: 松永俊男出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2009/08/07メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (14件) を見るペイリーの『自然神学』 ダーウィンの時代…

自然はそんなにヤワじゃない

殺虫剤で多様性アップ 不均一で多様性 微生物で水質浄化という勘違い ユスリカが水質浄化 自然はそんなにヤワじゃない―誤解だらけの生態系 (新潮選書)作者:花里 孝幸メディア: 単行本 殺虫剤で多様性アップ 大型種ほど殺虫剤に弱い。競争に強いものはストレ…

帰ってきたファーブル

生物と生命 ジェラルド・ホルトン曰く 先入観と想像力 同じホルモンが種によってちがう反応 帰ってきたファーブル (日髙敏隆選集 VII) (日高敏隆選集 7)作者:日高 敏隆発売日: 2008/05/24メディア: 単行本 生物と生命 近代生物学には、一つ大きく欠落したも…

「温暖化」検証、バオバブの木

「温暖化」という誤解を招く言葉 二酸化炭素は旱魃を救う たしかに海面は上昇しているが 海が暖まると雪が降る 北極圏の気候が温暖化すると氷河時代が始まる 自然中心主義者は二酸化炭素増加を悪とするが アンリ・ポアンカレとアインシュタイン 宇宙空間に木…

生物と無生物のあいだ

ウイルス オスワルド・エイブリー ロザリンド・フランクリン 動的な秩序 GP2遺伝子を欠損しているマウスの膵臓 科学者の文章の方が、文芸誌に載ってる文章より、ある種の文学的情感を湛えていることの不思議 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)作者:福岡…

昆虫マニアは変態か

糞虫マニア 昆虫マニアとコンビニ 公害地で生き残る虫たち 昆虫採集禁止論者 戦火で焼かれた場所で繁栄する昆虫。 種を維持するために「そこまでするのか」。 『昆虫記』を有名にしたのは 故国では無名のファーブル 昆虫好き学者の真面目な本なのですが、そ…

ダーウィンのミミズ/愚民賛歌

「負け組」&「愚民」の皆さん、ダーウィンがミミズから得た思想は。 世界は人間に恩恵をもたらすようにデザインされていると信じるよりも、世界はたまたま人間に恩恵をもたらしているという事実のほうがすごいことではないか 大地を受け継いでゆくのは、貧…

生物多様性という名の革命・その2

前日のつづき。生物多様性という名の革命作者: デヴィッド・タカーチ,岸由二,狩野秀之,新妻昭夫,牧野俊一,山下恵子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2006/03/16メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (7件) を見る生命多様性は知的資源。金…

生物多様性という名の革命

女性解放運動って言うと偏見持たれるから性多様性革命って言い換えてみた風情。女性の抑圧ばかり強調しすぎて誤解を招いていた部分もあったので、もっと包括的な見地からと言うので、話を聞いてたら、結局お前らはセクハラ糾弾かっ、みたいな。 自然保護運動…

ナチス・ドイツの有機農業

ナチがディープ・エコロジーを先取り ナチの「動物保護法」 有機農法 ヒムラーのBD農法が創出する理想の人間像 微生物の気持ちになって大虐殺 ナチス・ドイツの有機農業―「自然との共生」が生んだ「民族の絶滅」 (KASHIWA学術ライブラリー)作者:藤原 辰史…