2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

安井かずみがいた時代 島崎今日子

ポピュラー・ソングとは 安井かずみと6歳下の村井邦彦 稲葉賀恵(BIGI設立)談 『危険なふたり』 大宅映子 カパルアでの散骨式 玉村豊男・抄恵子夫妻 永山則夫 封印された鑑定記録 堀川惠子 - 本と奇妙な煙 を読んだばかりなので、対照的な人生……と、永山に…

放浪の画家 ニコ・ピロスマニ

ピロスマニは絵を描きあげるのがとても早かった ムシャンバ、黒地に描く 白は神聖な色 私はただ不幸な者であるだけだ 放浪の画家 ニコ・ピロスマニ作者:はらだ たけひで発売日: 2011/07/02メディア: 単行本 ピロスマニは絵を描きあげるのがとても早かった 看…

ユーロ消滅?―ドイツ化するヨーロッパ

ドイツによる民主主義の資格の剥奪 欧州の新たな権力構造、メルケル女王 自らを欧州の教師で、道義上の啓蒙家であると理解することで、「二度とないように」という重荷から解放されたい、ドイツ。 ユーロ消滅?――ドイツ化するヨーロッパへの警告作者:ウルリッ…

永山則夫 封印された鑑定記録・その3

職を転々。 初体験 定時制高校で学級委員長になるも被害妄想 石川医師の分析 拳銃 青森へ死出の旅 別れの悲しみを知る 鑑定を永山に否定される 死刑判決 永山の遺品の中に石川鑑定書 前回の続き。 永山則夫 封印された鑑定記録作者:堀川 惠子発売日: 2013/02…

永山則夫 封印された鑑定記録・その2

父への憧れ セツ 父の死 男女を問わず「もてた」けど、ウブすぎて…… 友達ができない、クビへの恐怖 前回のつづき。 これを読んでると、永山に酒鬼薔薇とかにあるイヤな感じは全くない。要領が悪くてもどかしくはあるけど、猟奇的悪意はない。だいそれたこと…

永山則夫 封印された鑑定記録 堀川惠子

二度と裁判の精神鑑定はやらない そんな石川の経歴 石川の人生の分岐点となった、ある非行少女 第二次精神鑑定 中央公論社を辞めた井出孫六39歳 母代わりの優しい長女セツ 家出 連続射殺犯永山則夫の精神鑑定に使われた100時間に及ぶ聞き取りテープが存在し…

ぼくの好きなコロッケ 糸井重里

いろんな長さの文章が入ってるので、糸井の得手不得手がわかって面白い。現代詩風になると冗漫になる。企画書風だと急に鬱陶しい説教臭が。コピー風もリブログ確定な「役立ちフレーズ」なのではあるけど、そこは長年やってるだけあってうまく脱臭できてるカ…

いつも心に立川談志 立川談四楼

晩年 ウツと破門 別れ 色川武大 前半が晩年の様子、後半が一門の近況報告。いつも心に立川談志作者:立川 談四楼発売日: 2015/07/11メディア: 単行本 晩年 歯の噛み合わせにも苦労してましたね。それから鼻の具合にも。これは落語家の、いや喋る稼業の宿命か…

赤瀬川原平: 現代赤瀬川考

【特別座談会】松田哲夫×南伸坊×山下裕二 赤瀬川原平と70年代『美術手帖』 足立正生 ──デスマスクが歩き続ける! 赤瀬川原平: 現代赤瀬川考 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)作者:河出書房新社編集部発売日: 2014/10/28メディア: ムック 【特別座談会】松田哲夫×南…

本当の戦争の話をしよう・その2

停戦、軍事監視団 日米地位協定 武装解除のプロセス アフガン復興、「力の空白」 「美しい誤解」 9条 前回の続き。 本当の戦争の話をしよう: 世界の「対立」を仕切る作者:伊勢崎 賢治発売日: 2015/01/15メディア: 単行本(ソフトカバー) 停戦、軍事監視団 …

本当の戦争の話をしよう 伊勢崎賢治

平和は何のおかげか 束ねる作業 主権侵害 タリバン 男気 派兵して稼ぎたい国もある 福島の高校生に行った5日間20時間の授業を書籍化。 「僕も、日本をシャキッとさせなきゃと、発言している部類に入れられているのかもしれない」なんて発言も。 本当の戦争の…

IS(イスラム国)はアメリカがつくった

アメリカがイスラム国をつくった 空爆は滑稽の極み 恐怖政治に仕える司法 解説:高橋和夫 解説の高橋和夫は、ISから離脱し、対立関係にあるアルカーイダ系の組織に現在属しているという元幹部級メンバーの証言なので、中立性に欠けるが、それでも、興味深…

「らしい」建築批判 新国立競技場、伊東豊雄

確信犯だった審査員達 「ハディドらしい」に潜む問題 アート化がもたらす閉じた建築 伊東豊雄 「らしい」建築批判作者:飯島洋一発売日: 2014/08/22メディア: 単行本 確信犯だった審査員達 [新国立競技場の半分の延床面積の東京国際フォーラムですら1647億円…