カール・シュミット

カール・シュミット その2

前回の続き。 カール・シュミット-ナチスと例外状況の政治学 (中公新書) 作者:蔭山 宏 発売日: 2020/06/22 メディア: 新書 ロマン主義者批判 従来人間を支え、人間の内実に大きな影響を及ぼしてきた「神」や「共同体」、「国家」から解放されたばかりか、十…

カール・シュミット――ナチスと例外状況の政治学

カール・シュミット-ナチスと例外状況の政治学 (中公新書) 作者:蔭山 宏 発売日: 2020/06/22 メディア: 新書 出自による疎外感 シュミットが生まれた頃のドイツにおいて、カトリックはプロテスタントと比べて少数派だっただけでなく、エスタブリッシュメント…

陸と海 世界史的な考察 カール・シュミット

陸と海 世界史的な考察 (日経BPクラシックス) 作者:カール・シュミット 出版社/メーカー: 日経BP 発売日: 2018/08/23 メディア: 単行本 ルター派は、ローマ教皇派を憎むの同じように、カルヴァン派も激しく憎んでいた。その憎悪の強さは、カルヴァン派にたい…

ヨーロッパ憲法論 ハーバーマス

序文 人間の尊厳というコンセプトおよび人権という現実的なユートピア 「政治的なるもの」、カール・シュミット 国民主権と国家主権 インタビュー ヨーロッパ憲法論(叢書・ウニベルシタス) 作者: ユルゲンハーバーマス,J¨urgen Habermas,三島憲一,速水淑子 …

危機の政治学 カール・シュミット入門

危機の政治学 カール・シュミット入門 (講談社選書メチエ) 作者: 牧野雅彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/03/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (2件) を見る シュミットが注目した、カトリック反動思想家、メーストル、ボ…

公開性の根源—秘密政治の系譜学 大竹弘二

公開性の根源?秘密政治の系譜学 作者: 大竹弘二 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2018/04/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 主権の危機 問題は、現代の危機は単に民主主義や人民主義の危機なのではなく、主権の危機(略)近代の発…

総特集=丸山眞男 現代思想2014年8月増刊号

現代思想 2014年8月臨時増刊号 総特集◎丸山眞男 -生誕一〇〇年- ( )作者: 丸山眞男,埴谷雄高,長谷川宏,最首悟,川本隆史,苅部直,杉田敦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2014/07/22メディア: ムックこの商品を含むブログ (7件) を見る 【討議】丸山眞男を問い…

自由論―現在性の系譜学 酒井隆史

2001年の本。自由論―現在性の系譜学作者: 酒井隆史出版社/メーカー: 青土社発売日: 2001/06/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (37件) を見る 誰が誰を観察するのか?誰のために?本当のところは? [まず『暗闇のスキャナー』…

政治哲学的考察・その2 宇野重規

前回の続き。政治哲学的考察――リベラルとソーシャルの間作者: 宇野重規出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/05/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るシュミットの考える「代表」とは 左右からの挟撃によって急激に弱体化したワイマール体…

政治哲学的考察―リベラルとソーシャルの間

政治哲学的考察――リベラルとソーシャルの間作者: 宇野重規出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/05/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見るマルクスからトクヴィルへ トクヴィルは19世紀末において、「個人主義」という言葉を最初に使った思…

抑止力としての憲法 シュミット、ホッブズ、カピタン

抑止力としての憲法――再び立憲主義について 作者: 樋口陽一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/12/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る シュミットとホッブズ シュミットとカピタン シュミットの「自由主義的継受」 シュミットにおける決…

資本主義はどう終わるのか

とりあえず第六章だけ読んだ。資本主義はどう終わるのか作者: ヴォルフガングシュトレーク,Wolfgang Streeck,村澤真保呂,信友建志出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2017/11/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る ヘラー、シュミット、…

フランス革命と身体―性差・階級・政治文化

第2章 エリアスとシュミット 第9章 初めと終わりだけ読んだ。 フランス革命と身体―性差・階級・政治文化作者:ドリンダ ウートラム発売日: 1993/07/01メディア: 単行本 第2章 エリアスとシュミット ノルベルト・エリアスによって問いかけられないままに残…

啓蒙の民主制理論・その2

前回の続き。啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで (叢書・ウニベルシタス)作者: インゲボルクマウス,Ingeborg Maus,浜田義文,牧野英二出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1999/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 5…

憲法パトリオティズム 過去の断罪と解消

憲法パトリオティズム (叢書・ウニベルシタス)作者: ヤン=ヴェルナーミュラー,斎藤一久,田畑真一,小池洋平,安原陽平,根田恵多,菅沼博子出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2017/09/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見るまず「監訳者あとがき」…

政治的なものについて・その2 右翼ポピュリズム

前回の続き。政治的なものについて ラディカル・デモクラシー作者: シャンタルムフ,酒井隆史,篠原雅武出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2008/08/12メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (19件) を見る 右翼ポピュリズム 右翼ポピ…

政治的なものについて シャンタル・ムフ

政治的なものについて ラディカル・デモクラシー作者: シャンタルムフ,酒井隆史,篠原雅武出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2008/08/12メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 25回この商品を含むブログ (19件) を見る 本書の目的は、政治の領野におけるリベラ…

ポピュリズムとは何か ヤン=ヴェルナー・ミュラー

ポピュリズムとは何か作者: ヤン=ヴェルナー・ミュラー,板橋拓己出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/04/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 序章 この言葉はたいてい「反エスタブリッシュメント」の同義語として用いられ(略) 何より…

「九条削除」論への反論、緊急事態条項を考える

後半をチラ読み。立憲デモクラシー講座 憲法と民主主義を学びなおす作者: 山口二郎,杉田敦,長谷部恭男出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/06/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る〈第六講〉 憲法九条の削除・改訂は必…

他の岬―ヨーロッパと民主主義 デリダ

1993年に出版されたものの新装版。あとがき&解説だけ読んだ。他の岬――ヨーロッパと民主主義 【新装版】作者: ジャック・デリダ,[解説]國分功一郎,高橋哲哉,鵜飼哲出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/05/21メディア: 単行本この商品を含むブログを見る…

柄谷行人 インタヴューズ 2002-2013

ロシア革命 なぜイスラム原理主義が出てきたか。 国家の揚棄 柄谷行人インタヴューズ2002-2013 (講談社文芸文庫)作者:柄谷 行人発売日: 2014/03/11メディア: 文庫 ロシア革命 ロシア革命というのは日本人一般に社会主義を知らしめたものですが、同時に、それ…

ヒトラーと哲学者 哲学はナチズムとどう関わったか

ヒトラーと哲学者: 哲学はナチズムとどう関わったか作者: イヴォンヌシェラット,三ッ木道夫,大久保友博出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/01/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るヒトラー 1923年、南ドイツはミュンヘンの静かな路上で、…

「戦争の常態化」と「無条件の歓待―平和」のあいだで 松葉祥一

ここだけチラ読み。現代思想 2015年2月臨時増刊号 総特集◎デリダ -10年目の遺産相続-作者: ジャック・デリダ,東浩紀,ジャン=リュック・ナンシー,カトリーヌ・マラブー,ロドルフ・ガシェ,藤本一勇,西山雄二,宮崎裕助,郷原佳以,合田正人出版社/メーカー: 青土…

『正戦と内戦』その4 権力の前室、統治の機密

モンロー主義の道徳的犯罪化 「権力の前室」 [ナチス体制の問題点はヒトラー独裁ではなく] 肥大化する行政への不信 機密理論、警察暴力による法の退廃 再び「統治の機密」へと変容 サッチャリズム 結語 前回のつづき。 正戦と内戦 カール・シュミットの国際…

『正戦と内戦』その3 モンロー主義

前回のつづき。正戦と内戦 カール・シュミットの国際秩序思想作者: 大竹弘二出版社/メーカー: 以文社発売日: 2009/10/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (10件) を見るモンロー主義 元来はアメリカ大陸の防衛を目的としていた…

『正戦と内戦』その2 戦勝国による正統性

前日の続き。正戦と内戦 カール・シュミットの国際秩序思想作者: 大竹弘二出版社/メーカー: 以文社発売日: 2009/10/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (10件) を見る法秩序の精神的な浸食、『リヴァイアサン』 法秩序の精神的…

『正戦と内戦』シュミットの国際秩序思想

正戦と内戦 カール・シュミットの国際秩序思想作者: 大竹弘二出版社/メーカー: 以文社発売日: 2009/10/29メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (10件) を見る「あらゆる人道主義の背後には、誰が人間であるかは私が決める、という…

統治新論・その2 大竹弘二・國分功一郎

前回のつづき。統治新論 民主主義のマネジメント (atプラス叢書)作者: 大竹弘二,國分功一郎出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2015/01/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見るマックス・ヴェーバー 大竹 ただヴェーバーに関していうと、晩年の…

統治新論、シュミット 大竹弘二・國分功一郎

『統治新論――民主主義のマネジメント』 大竹弘二・國分功一郎対談統治新論 民主主義のマネジメント (atプラス叢書)作者: 大竹弘二,國分功一郎出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2015/01/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (8件) を見るシュミット、例…

戦争と政治の間 アーレントの国際関係思想

よくわからぬまま、メモ代わりにザクザク引用したので話がつながらないかも。戦争と政治の間――ハンナ・アーレントの国際関係思想作者: パトリシア・オーウェンズ,Patricia Owens,中本義彦,矢野久美子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2014/03/29メディア: …