2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

カール・シュミット その2

ロマン主義者批判 例外状況という破れ 「能動的ニヒリズム」 独裁の正統性 ホッブズの奇跡論 リヴァイアサンを壊滅させたスピノザ シュミットの弁明 「内面性」と「合法性」 「例外状況」と「場所確定」 前回の続き。 カール・シュミット-ナチスと例外状況の…

カール・シュミット――ナチスと例外状況の政治学

出自による疎外感 政治学の神学的基礎 「中心領域」の変遷 「決断主義」「政治の世界」 ヒトラーとベンヤミンの議会観 自由主義と民主主義の異なる原理 シュミットとロマン主義 カール・シュミット-ナチスと例外状況の政治学 (中公新書) 作者:蔭山 宏 発売日…

民主主義の非西洋起源について デヴィッド・グレーバー

モースの生い立ち 社会主義者、贈与経済 巻末の「【付録】惜しみなく与えよ――新しいモース派の台頭」だけ読んだ。 民主主義の非西洋起源について:「あいだ」の空間の民主主義 作者:デヴィッド・グレーバー 発売日: 2020/04/22 メディア: 単行本 モースの生…

人工知能のための哲学塾 未来社会篇

「人工知能が人と話すことで変化する」 全能感と一体感は想像の世界へと受け継がれる 「他者という亀裂」 デュルケム 「人間の思考は基本的に社会的なものである」 あとがきに代えて 対談:三宅陽一郎×大山匠 人工知能のための哲学塾 未来社会篇 〜響きあう…

法的人間 ホモ・ジュリディクス 法の人類学的機能

訳者あとがき プロローグ 人の法的な基盤 唯一にして同一の個人 アイデンティティを保証する〈第三項〉 全面的解放の先にあるもの――解体した人間 法の人間的な統御 従属の新形態 人権の正しい使用法 批判にさらされる人権の正当性 連帯原則を再訪する 法的人…

大人にはわからない日本文学史 高橋源一郎

樋口一葉 明治二十八年の「リアル」 円朝 小説と詩の違い 「小説のOS」 ケータイ小説 大人にはわからない日本文学史 (ことばのために) 作者:高橋 源一郎 発売日: 2009/02/20 メディア: 単行本 樋口一葉 わたしは長いあいだ一葉のことを、周りで新しい散文が…

ボブ・ディラン 指名手配 その7

ブルース・スプリングスティーン ザ・トラヴェリング・ウィルベリーズ ダニエル・ラノワとアルバム《Oh Mercy》 前回の続き。 ボブ・ディラン指名手配 33の証言をもとに真実のボブディランを探る 発売日: 1998/12/10 メディア: 単行本 ブルース・スプリング…

ボブ・ディラン 指名手配 その6

チャーリー・クインタナ ロン・ウッド、インタビュー 1985年 前回の続き。 ボブ・ディラン指名手配 33の証言をもとに真実のボブディランを探る 発売日: 1998/12/10 メディア: 単行本 チャーリー・クインタナ チャロ・チャーリー・クインタナは、かつてはプラ…