ヘーゲル

カール・シュミット――ナチスと例外状況の政治学

カール・シュミット-ナチスと例外状況の政治学 (中公新書) 作者:蔭山 宏 発売日: 2020/06/22 メディア: 新書 出自による疎外感 シュミットが生まれた頃のドイツにおいて、カトリックはプロテスタントと比べて少数派だっただけでなく、エスタブリッシュメント…

理念の進化 ニクラス・ルーマン

理念の進化 発売日: 2017/04/01 メディア: 単行本 今日なお、マルクス主義の正統派の外部でも、階級概念はたいてい経済生産との関係によって定義される――だが、とくにマルクス主義者にとって叙述する価値があるはずのこの長い歴史の後では、補完、訂正、論争…

未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学 宇野重規

中高生を対象にした講演の書籍化。「啓蒙というのは自分の頭の中の理性のスイッチを入れることだ」 未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学 作者: 宇野重規 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2018/09/27 メディア: 単行本 この商品を含むブ…

社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻)

社会統合――自由の相互承認に向けて (自由への問い 第1巻) 作者: 齋藤純一 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2009/11/26 メディア: 単行本 購入: 8人 クリック: 64回 この商品を含むブログ (17件) を見る 社会統合の破綻で、市民社会から国家への移行 市民…

総特集=丸山眞男 現代思想2014年8月増刊号

現代思想 2014年8月臨時増刊号 総特集◎丸山眞男 -生誕一〇〇年- ( )作者: 丸山眞男,埴谷雄高,長谷川宏,最首悟,川本隆史,苅部直,杉田敦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2014/07/22メディア: ムックこの商品を含むブログ (7件) を見る 【討議】丸山眞男を問い…

“解放”の果てに――個人の変容と近代の行方

“解放”の果てに―個人の変容と近代の行方作者: 水島茂樹出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2003/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 「マルクスは神であり、フォードはその預言者である」 アレクサンドル・コジェーヴ…

コミュニティ グローバル化と社会理論の変容

コミュニティ グローバル化と社会理論の変容作者: ジェラード・デランティ,山之内靖,伊藤茂出版社/メーカー: NTT出版発売日: 2006/03/28メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 77回この商品を含むブログ (39件) を見る 第1章 ギリシア人にと…

「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学

「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学 (NHKブックス)作者: 苫野一徳出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2014/06/19メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (8件) を見る「自由であることの苦しみ」 [アクセル・ホネットは『自由である…

正義の他者 アクセル・ホネット

正義の他者 〈新装版〉: 実践哲学論集 (叢書・ウニベルシタス)作者: アクセル・ホネット,加藤泰史,日暮雅夫出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2013/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ホッブズ、ルソー ホッブズが「社会哲学」というタ…

フランス革命と身体―性差・階級・政治文化

第2章 エリアスとシュミット 第9章 初めと終わりだけ読んだ。 フランス革命と身体―性差・階級・政治文化作者:ドリンダ ウートラム発売日: 1993/07/01メディア: 単行本 第2章 エリアスとシュミット ノルベルト・エリアスによって問いかけられないままに残…

もっとも崇高なヒステリー者 ラカンと読むヘーゲル

もっとも崇高なヒステリー者 ――ラカンと読むヘーゲル作者: スラヴォイ・ジジェク,鈴木國文,古橋忠晃,菅原誠一出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/03/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 「父ガソウデアッタヨウニ、騎士ニナリタイ」 最初の…

ヘーゲルとハイチ: 普遍史の可能性にむけて

ヘーゲルとハイチ: 普遍史の可能性にむけて (叢書・ウニベルシタス)作者: スーザン・バック=モース,岩崎稔,高橋明史出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2017/09/29メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 「欲求の体系」 冷戦の終わりとともに、新…

正しい本の読み方 橋爪大三郎

正しい本の読み方 (講談社現代新書)作者: 橋爪大三郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2017/09/20メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る三つのポイント「構造」「意図」「背景」 さて、本を読むとは、著者の思想と付き合うことなんだけれども、三…

哲学においてマルクス主義者であること・その2

平面秩序、丸い秩序、境界ならざる境界 唯物論の道、神からはじめるとは 前回の続き。 哲学においてマルクス主義者であること (革命のアルケオロジー 6)作者:ルイ・アルチュセール発売日: 2016/07/20メディア: 単行本 平面秩序、丸い秩序、境界ならざる境界 …

哲学においてマルクス主義者であること アルチュセール

哲学においてマルクス主義者であること (革命のアルケオロジー 6)作者: ルイ・アルチュセール,市田良彦出版社/メーカー: 航思社発売日: 2016/07/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る哲学者たちの集い カントは動揺していた。一座はざわめい…

マルクス思想の核心、時間稼ぎの資本主義

マルクス思想の核心 21世紀の社会理論のために (NHKブックス)作者: 鈴木直出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2016/01/22メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見る『資本論』刊行されるも反響は薄かった [書評も出ずエンゲルスに愚…

アメリカ・宗教・戦争 西谷修・宇野邦一・鵜飼哲

「テロ」という言葉 親鸞 靖国 2003年の本をチラ見。 アメリカ・宗教・戦争作者:修, 西谷,邦一, 宇野,哲, 鵜飼メディア: 単行本 「テロ」という言葉 西谷 (略)アフガニスタン攻撃が一段落して以来、いつの間にか次はイラクだということになって、9・11…

政治的正義 オトフリート・ヘッフェ 人権

人権 「人権の歴史がまだ短い」は近代の自惚れ 自由権 福祉国家 まとめ 人権のあたりをチラ見。 政治的正義―法と国家に関する批判哲学の基礎づけ (叢書・ウニベルシタス)作者:オトフリート ヘッフェメディア: 単行本 人権 憲法の歴史を見ればわかるように、…

マルクスとヘーゲル・その2

ブルジョワ 憲法 ヘーゲルとマルクス プロレタリアート 前回のつづき。 マルクスとヘーゲル (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン・イッポリットメディア: - ブルジョワ へーゲルが叙述し表現するのは、同じ時期にゲーテが行なったように、勝利し、自分自身に…

マルクスとヘーゲル ジャン・イッポリット

マルクスとヘーゲル (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャン・イッポリット,宇津木正,田口英治出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1983/01メディア: ?この商品を含むブログを見る脚注 ヘーゲルは国家をまず契約として、ついで個人の“運命 ”を表わす力とし…

近代政治哲学入門 マルクスの人権批判

マルクスの人権批判 ヘーゲルの法=権利批判 国家を現実的な個人として樹立 権力と代表 ルソーは、市民として書いている ルソーは、人間に人間国家を与えようとする。 前日のつづき。 近代政治哲学入門 (叢書・ウニベルシタス)作者:アルノ バルッツィメディ…

近代政治哲学入門 所有が自由にするのは…

実体から主体への革命は ヘーゲルが指し示しているのは、 カントの理性批判の眼目 人倫 占有と所有 「所有が自由にするのは……所有が個人を他の個人に対立させるのではなく、むしろ人間を結び合わせてそれぞれの所有に共同して目を向ける場合だけである」てな…

マルクスとフランス革命・その3

前回のつづき 後半部はマルクスのテクスト抜粋集。マルクスとフランス革命 (叢書・ウニベルシタス)作者: フランソワフュレ,Francois Furet,今村仁司,今村真介出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2008/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) …

マルクスとフランス革命・その2

前回のつづき。マルクスとフランス革命 (叢書・ウニベルシタス)作者: フランソワフュレ,Francois Furet,今村仁司,今村真介出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2008/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るトクヴィル 人間の諸権利の真…

マルクスとフランス革命

マルクスの眼前にあるドイツはもはや、 『法哲学綱要』は何を語っているのか ルソーとヘーゲルの根本的な違いは ヘーゲル的国家は、 フランス革命は、 ブリュメール十八日 哲学の犯罪計画 ヘーゲル『精神現象学』を読む - 本と奇妙な煙と同じくらいわかりや…

哲学の犯罪計画・その4 弁証法

前回のつづき。哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャン=クレ・マルタン,信友建志出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2013/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 弁証法とはたんなる普遍…

哲学の犯罪計画・その3 啓蒙、道徳哲学

前回のつづき。 「啓蒙時代は懐疑主義よりもはるかに攻撃的で恐るべきものである」 哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン=クレ・マルタン発売日: 2013/05/31メディア: 単行本啓蒙 啓蒙時代は懐疑主義よりもはる…

哲学の犯罪計画・その2 挫折した反逆者の行方

疎外 理性 観念論 挫折した反逆者の行方、「イデオロギーの死」 英雄が引き出す普遍 作品 前回のつづき。 哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン=クレ・マルタン発売日: 2013/05/31メディア: 単行本 疎外 このよ…

哲学の犯罪計画 ヘーゲル『精神現象学』を読む

第一章がわかりやすくて面白いのでごっそり引用。哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャン=クレ・マルタン,信友建志出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2013/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件…

ヘーゲル変奏 フレドリック・ジェイムソン

よくわからぬまま、第9章だけ読んで、メモ代わりに引用。ヘーゲル変奏 『精神の現象学』をめぐる11章作者: フレドリック・ジェイムソン,長原豊出版社/メーカー: 青土社発売日: 2011/04/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件…