評伝

インドとビートルズ その3

ビートルズ到着 ドノヴァン 曲を書きまくるジョンとポール マジック・アレックス 脱出、ぶちまけるジョン ヨーコ登場、バンド崩壊 前回の続き。 インドとビートルズ: シタール、ドラッグ&メディテーション 作者:アジョイ・ボース 青土社 Amazon ビートルズ到…

インドとビートルズ その2

『サージェント・ペパーズ』、「ハレ・クリシュナ」 ポールがLSDを絶賛、ジョージは拒否宣言 マハリシ登場 エプスタイン死去 反体制派のマハリシ批判、ヨーコの存在 ミア・ファロー 前回の続き。 インドとビートルズ: シタール、ドラッグ&メディテーション …

イナー・シティ・ブルース マーヴィン・ゲイが聴こえる

『離婚伝説』 破滅 マーヴィン・ゲイ・シニア マーキーズ、ボ・ディドリー ハーヴィー・フュークァ ベリー・ゴーディJr. アンナとマーヴィン 公民権運動、カーティス・メイフィールド ダイアナ・ロス タミー・テレル、デヴィッド・ラフィン 偽善者ベリー・ゴ…

ピーター・ガブリエル  その3

『アルタード・ステーツ』 眩惑のブロードウェイ、ホドロフスキー、モーゾ ミルグラム 「最後の誘惑」、「バーディ」 WOMAD ゲフィンと契約 『Peter Gabriel 4』 妻の浮気、ロザンナ・アークエット ビッグ・タイム 「スレッジハンマー」 「レッド・レイ…

ピーター・ガブリエル その2

恋愛、そして結婚 ソロ・デビュー・アルバム セカンド・アルバム ゲイルフォース・マネージメント ゲート・リバーブ誕生 ビコ、マリンバ、フェアライト アトランティックの失敗 「ファミリー・スナップ・ショット」 エルハルト式セミナー ドラッグ、ユング …

ピーター・ガブリエル(正伝)

少年時代 チャーターハウス オーティス・レディング 最初のジェネシス、ガブリエルズ・エンジェル 三角関係 トニー・ストラットン・スミス 心霊現象と「サパーズ・レディー」 シュールな小咄 ピーター脱退、『眩惑のブロードウェイ』 ピーターガブリエル(正…

クラフトワーク  その3

サイクリング 自転車事故 レベッカ・アレン ヴォルフガング脱退 『エレクトリック・カフェ』、カール脱退 新曲 ヴォルフガングは語り、また沈黙する 訴訟、出版差し止め 新しいライヴ・ツアー さらば、ミスター・クラング! クラウス・ディンガー、ミヒャエ…

クラフトワーク その2

伝説の『放射能』英国ツアー デヴィッド・ボウイ モータリック 不気味の谷 「ネオン・ライツ」 『コンピューター・ワールド』 フローリアン失踪 アフリカ・バンバータ、YMO ゲイリー・ニューマン 「ブルー・マンデー」 クラフトワーク 作者:デヴィッド・バ…

クラフトワーク  デヴィッド・バックリー

はじめに 戦後ドイツ、自分たちの音楽文化 クラウトロック 新たなフォルクスムジーク 誰がクラフトワーク? 二つのクラフトワーク?ラルフは創設メンバーじゃない ノイ! ラルフの復帰 『アウトバーン』、ピーター・サヴィル、ジョン・フォックス コニー・プ…

エッジィな男 ムッシュかまやつ

見過ごされてきた超カッコいい音源 「夕陽が泣いている」 カントリー&ウェスタンの洗礼 かまやつヒロシ氷河期 短命に終わった幻のバンド、ザ・サンダーバード 亀渕友香に聞く初期ムッシュの実像 華麗なる音楽DNA・釜萢家と森山家 武部聡志、石井ジローに聞く…

みんなのプロレス 斎藤文彦

ハルク・ホーガン テリー・ファンク テッド・デビアス カール・ゴッチ フレッド・ブラッシー バンバン・ビガロ アーニー・ラッド カート・ヘニング ロード・ウォリアーズ みんなのプロレス 作者:斎藤 文彦 ミシマ社 Amazon ハルク・ホーガン ハルク・ホーガ…

ボラン・ブギー 電気ノ武者伝説

パンクのゴッドファーザー 魔法使いとの出会い サイモン・ネピア=ベル ジョン・ピール「ミドル・アース」 トニー・ヴィスコンティ 初のアメリカ・ツアー ミッキー・フィン デビッド・ボウイ グラム・ファッション オリジネーターとしての自負 初来日 疑心暗…

Love me do! ザ・ビートルズ'63

ABCシネマの舞台裏 ヨークの映画館の楽屋 ホテルにて、『審判』 クリフ・リチャード、偶像崇拝 リヴァプール ウェストモアランド伯爵夫人 ジョン宅にて、『イン・ヒズ・オウン・ライト』 エプスタイン デイヴ・クラーク・ファイヴ 歓喜のポール ジェーン・ア…

プリンス FOREVER IN MY LIFE

スザンナ・メルヴォワン 死の理由 マイルス・デイヴィス、スパイク・リー 母 『パープル・レイン』とナパーム弾 モハメド・アリ アンドレ・シモン スプリングスティーン 「プリンスは死んだ」 息子の死 鎮痛剤の常用 引きこもるプリンス ミネソタ・ナイスと…

サリンジャー 評伝 その4 暴露本

三人目の妻・コリーン ジョイス・メイナード 今度は娘が暴露本 結論 前回の続き。 サリンジャー (-) 作者:デイヴィッド・シールズ,シェーン・サレルノ KADOKAWA/角川書店 Amazon 三人目の妻・コリーン AP通信 本日未明、J・D・サリンジャーの自宅が火災によ…

サリンジャー 評伝 その3 『キャッチャー』は戦争小説

『キャッチャー』は戦争小説 僕たちは一緒に駆け落ちするべきなんだ コーニッシュ、シャーリー・ブレイニー クレア・ダグラス ニューヨーカー編集者・ウィリアム・ショーン 前回の続き。 サリンジャー (-) 作者:デイヴィッド・シールズ,シェーン・サレルノ K…

サリンジャー 評伝 その2 ジーン・ミラー14歳

サリンジャーのアドバイス ヘミングウェイに会う 倒錯の森 冬の死者たち まだ燃えている ゲイ・タリーズ、トム・ウルフ ジーン・ミラー 「娘さんと結婚します」 別れ 前回の続き。 サリンジャー (-) 作者:デイヴィッド・シールズ,シェーン・サレルノ KADOKAW…

サリンジャー 評伝 戦争、生い立ち、ウーナ

吹き飛んだ戦争への期待 生い立ち 「ある少女の思い出」 初掲載「若者たち」 ウーナ・オニール ウーナがチャップリンと結婚 サリンジャー (-) 作者:デイヴィッド・シールズ,シェーン・サレルノ KADOKAWA/角川書店 Amazon 吹き飛んだ戦争への期待 シェーン・…

風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年 その2

松田聖子 「ちょっと先に石を投げる」 森進一「冬のリヴィエラ」 「1969年のドラッグレース」 薬師丸ひろ子「探偵物語」 水橋春夫、早川義夫 川原伸司=平井夏美、「瑠璃色の地球」 休憩期間、中森明菜「二人静」 90年代、変わっていく“シーン” 筒美京平 山…

風街とデラシネ 作詞家・松本隆の50年

エイプリル・フール結成 「春よ来い」「12月の雨の日」、日本語のロック サブカルとは「好きなことに真実がある」 「風都市」 『HAPPY END』 今、橋を渡ろうとしている アグネス・チャン「ポケットいっぱいの秘密」 筒美京平 太田裕美「木綿のハンカチーフ」…

バタフライ・エフェクト ケンドリック・ラマー伝

コンプトン、ギャング アンソニー・“トップ・ドッグ”・ティフィス ドクター・ドレー 「Sing About Me, I'm Dying of Thirst」 炎上発言 バタフライ・エフェクト ; ケンドリック・ラマー伝 作者:マーカス・J・ムーア 河出書房新社 Amazon コンプトン、ギャング…

デヴィッド・ボウイ 無を歌った男 田中純

〈フリー・フェスティヴァルの思い出〉と〈白鳥の雛委員会〉 『世界を売った男』 『ジギー・スターダスト』 『アラジン・セイン』 『ダイアモンドの犬たち』 〈ヤング・アメリカンズ〉、フィリー・ソウル 『地球に落ちて来た男』 『ステイション・トゥ・ステ…

プリンス録音術 レコーディング・スタジオのプリンス

ラジオからの影響 セカンド・アルバム 『Dirty Mind』 『Controversy』 音楽と色彩 『Parade』 クレア・フィッシャー 『The Black Album』 『Batman』 プリンス録音術 エンジニア、バンド・メンバーが語るレコーディング・スタジオのプリンス 作者:ジェイク…

ザ・キンクス ひねくれ者たちの肖像 その3

アンディ・パイル加入 ゴッドファーザー・オブ・パンクス クリッシー・ハインドとの熱愛 結成20周年のつまずき 難航した契約、三度目の結婚 前回の続き。 ザ・キンクス―ひねくれ者たちの肖像 作者:ジョニー ローガン 大栄出版 Amazon アンディ・パイル加入 […

ザ・キンクス ひねくれ者たちの肖像 その2

〈ア・ウェル・リスペクテッド・マン〉 〈キザな奴〉Dedicated follower of fashion デイヴのソロヒット 《ザ・ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ》 《アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡》 アメリカで新境地を開く 《ローラ…

ザ・キンクス ひねくれ者たちの肖像

オーストラリア、アーサー ラリー・ペイジ ドラマー、ミック・エイヴォリー シェル・タルミー、キンクスに改名 〈ユー・リアリー・ガット・ミー〉 カーディフ事件 レイに翻弄されるペイジ “低予算”男 混乱の米ツアー アメリカを出禁になる ザ・キンクス―ひね…

ブライアン・イーノ エリック・タム その2

アート・スクールでの教育 垂直の構造 「非ミュージシャン」であること アンビエント音楽 シンセサイザー、ギター インスピレーション 音声詩 自由な個人 「アート・ディケイド」「センス・オブ・ダウト」 前回の続き。 ブライアン・イーノ 作者:エリック タ…

ブライアン・イーノ エリック・タム

幼少期に影響を受けた音楽 サティ、ケージ、ライヒ ニューウェイヴ、黒人音楽、ジミヘン レゲエ、クラシック、ゴスペル ブライアン・イーノ 作者:エリック タム 水声社 Amazon 幼少期に影響を受けた音楽 イーノはイギリスの田舎で育った。彼にとっての決定的…

トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代 その4 XTC

トム・ロビンソン・バンド、ピーター・ゲイブリエル パティ・スミス・グループ《ウェイヴ》 《スウィング・トゥ・ザ・ライト》 XTC《スカイラーキング》 ニューヨーク・ドールズ再び 前回の続き。 XTC《スカイラーキング》話がたっぷり。 トッド・ラングレン…

フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

ノイマンとウィグナー ハイゼンベルクとシュレーディンガー ゲーデルの不完全性定理 『社会的無責任感』 ストレンジラブ博士 フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔 (講談社現代新書) 作者:高橋昌一郎 講談社 Amazon ノイマンとウィグナー ある日曜日…