アート

レノンコンパニオン 60篇のレノン論

ジョンよ永遠に ロイド・ローズ(1985) 無意識の世界 音楽のコンセプト 芸術かぶれのテディ・ボーイ マイク・エヴァンス ヨーコ・オノとので出会い ジョン・ジョーンズ パワー・トゥ・ザ・ピープル レッド・モール 71年 レノン・コンパニオン―25年間、60篇…

ボブ・ディラン 指名手配 その4

謎の人物、ノーマン・レーベン パティ・スミス 前回の続き。 ボブ・ディラン指名手配 33の証言をもとに真実のボブディランを探る 発売日: 1998/12/10 メディア: 単行本 謎の人物、ノーマン・レーベン ノーマン・レーベンは、ボブ・ディランの人生に大きな影響…

ゴッホの手紙 絵と魂の日記

そうだ、結局のところ何かがあったのだ ぼくの手は、ためらいなく素描や遠近法に取り組んでいる 昨今の美術市場について ぼくに欠けていることは実践だ ぼくは確信している ぼくの絵はもっとよくなる 印象主義は何も主張しない ゴッホの手紙―絵と魂の日記 作…

自画像のゆくえ 森村泰昌

カラヴァッジョ カラヴァッジヨが残した宿題 ベラスケス なぜ《夜警》は低評価されたか レンブラントの「演技する自画像」 《デルフトの眺望》と《牛乳を注ぐ女》 フェルメール受容史 ゴッホと宮沢賢治 フェルメール、ゴッホ 自画像のゆくえ (光文社新書) 作…

装幀者・菊地信義 ユリイカ 2019年12月臨時増刊号

菊地信義+稲川方人 『重層的な非決定へ 』装幀 ユリイカ 2019年12月臨時増刊号 総特集◎装幀者 菊地信義 作者:菊地信義,谷川俊太郎,伊藤比呂美,蜂飼耳 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2019/11/12 メディア: ムック 菊地信義+稲川方人 対談 永遠の未完成――こ…

 安西水丸 いつまでも愛されるイラストレーター

南伸坊 安西油丸がいた 小学一年生の時に書いた詩 安西水丸: いつまでも愛されるイラストレーター (文藝別冊/KAWADE夢ムック) 作者: 河出書房新社編集部 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/09/23 メディア: ムック この商品を含むブログ (1件) を…

アトランタの案山子、アラバマのワニ 安西水丸

プロローグ ハワード・フィンスター R・A・ミラー ジミー・リー・サダス アトランタの案山子、アラバマのワニ 作者: 安西水丸 出版社/メーカー: アドレナライズ 発売日: 2017/06/05 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る プロローグ (略)「ア…

安西水丸 おもしろ美術一年生

水丸さんと最初に出会った頃 村上春樹 似てないことに誇りを持つ すべては線から始まる ベン・シャーン 言葉を浮かべてから絵を描く 水丸さんのすごさは、絵をなぞるとわかる 水丸さんの教え COYOTE SPECIAL ISSUE 安西水丸 おもしろ美術一年生 (Coyote MOOK…

定本 和田誠 時間旅行 その2

「話の特集」アートディレクター 「ペルソナ展」 横尾忠則 独立 「週刊文春」 映画監督 デザイン論 作曲 1945 (小学3年) 疎開 星新一 装丁のコツ 前回の続き。 定本 和田誠 時間旅行 作者: 和田誠 出版社/メーカー: 玄光社 発売日: 2018/08/31 メディア: 単…

定本 和田誠 時間旅行

時間旅行インタビュー(1997年) 多摩美 デザイン誌「アイデア」 ライトパブリシティ入社 横尾忠則、篠山紀信 東京イラストレーターズ・クラブ 定本 和田誠 時間旅行 作者: 和田誠 出版社/メーカー: 玄光社 発売日: 2018/08/31 メディア: 単行本 この商品を…

私のイラストレーション史 南伸坊

話の特集、和田誠 美学校 木村恒久先生 唐十郎の講義 土方巽の講義 墨池亭黒坊と「伸坊」 和田誠の功績 青林堂 編集者のころ 私のイラストレーション史 作者: 南伸坊 出版社/メーカー: 亜紀書房 発売日: 2019/05/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商…

1913 20世紀の夏の季節 その2

2月扉文 いったい、いつになったら自分の番になるのだ? 3月 レーニン、ウルフ、カフカ、ロダン 4月 フロイト、ヒトラー、クレー 前回の続き。 1913: 20世紀の夏の季節 作者: フローリアンイリエス,Florian Illies,山口裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社…

1913 20世紀の夏の季節

1月扉文 ヒトラーとスターリン カフカ、シェーンベルク シュペングラー、プルースト 1913: 20世紀の夏の季節 作者: フローリアンイリエス,Florian Illies,山口裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/12/24 メディア: 単行本 この商品を含むブロ…

まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?

看板の職人さんに、たずねてみた フォントって、こうやってつくってるんだ ドレスコード 著者が世界各国で収集した看板のカラー写真がメインなのですが、途中に挟まれた文章の面白いところを引用。 まちモジ 日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか? 作者…

エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命・その2

マネと印象派 モネ セザンヌ ゴーガン マティス ピカソ デュシャン 前回の続き。 エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命 (角川選書) 作者: 三浦篤 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2018/10/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (3件) を見る マネと…

エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命 三浦 篤

修行 複製版画と美術全集 ティツィアーノ 一八六五年夏のベラスケス体験 ヨーロッパ絵画の統合 アッサンブラージュとイメージの等価性 1867年個展カタログ序文 落選者のサロン エドゥアール・マネ 西洋絵画史の革命 (角川選書) 作者: 三浦篤 出版社/メーカー…

The KLF: ハウス・ミュージック伝説のユニットはなぜ100万ポンドを燃やすにいたったのか

78年ビル・ドラモンド25歳 エコー&ザ・バニーメン ティアドロップ・エクスプローズ ソロ・アルバム サンプリングではない コミックソングが大ヒット 「ホワット・タイム・イズ・ラブ?」 ブリット・アワードのオープニングパフォーマンス The KLF: ハウス・…

ページと力 鈴木一誌 その2

輪郭重視の世界観 杉浦康平と書物 版面 前回の続き。 ページと力 ―手わざ、そしてデジタル・デザイン― 増補新版 作者: 鈴木一誌 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2018/12/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 輪郭重視の世界観 [スーパーのチラ…

ページと力 鈴木一誌

刷り出し立ち会い 校正と本機のちがい 完全な見当はない 一色がむずかしい インキを盛る 印刷会社のこれから ページネーション 『シカゴ・マニュアル』 DTPとマニュアル 印刷界の人間国宝 行というシステム ページと力 ―手わざ、そしてデジタル・デザイン…

マルセル・デュシャンとは何か 平芳幸浩

デュシャンはいつも「いま」 遅れを挽回するために「レディメイド」 網膜的絵画の限界 視覚的無関心 《泉》の伝説化 チェス 「アート」ではなく「デザイン」 「アートを定義することの可能性を否定する形式」 チェス的な造形思考 ゲームとしてのアート デュ…

マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ

アートと金儲け 生きてる絵をつくる シュルレアリスム マルセル・デュシャン アフタヌーン・インタヴューズ: アート、アーティスト、そして人生について 作者: マルセル・デュシャン,カルヴィン・トムキンズ,中野勉 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2…

なにものかへのレクイエム  森村泰昌

芸術とはたった一人の決起である 「女装の時代」 フランシスコ・ゴヤ 対談:高橋源一郎 対談集 なにものかへのレクイエム――二〇世紀を思考する作者:森村 泰昌発売日: 2011/10/29メディア: 単行本(ソフトカバー) 芸術とはたった一人の決起である (略)[こ…

モンガイカンの美術館 南伸坊

デュシャン パロディはもうダメ 岡本太郎展 イタリア・ルネッサンス美術展 横尾忠則 1983年の本。 モンガイカンの美術館 (朝日文庫)作者:南 伸坊メディア: 文庫 デュシャン (略)やはり芸術は、美術館内(ただし館内のトイレは除く)でのみ、可能であるにす…

美術、応答せよ! 森村泰昌

ネットにあったアラーキーをバッサリやってる文章が面白かったので、ちょっと読んでみたが、相談室形式のせいか割と穏当だった。ギャラリストへの質問返しの回が一番ピリピリしてたかな。 アラーキーに関しては、この本では、フェミも受容できる『センチメン…

レイモン・サヴィニャック自伝

自転車レースのすべてが好きだった エアブラシ 広告ポスターと芸術 ライバル カッサンドル 印刷所の衰退 剽窃 レイモン・サヴィニャック自伝: ビジュアル版 作者: レイモンサブィニャック,ティエリドゥヴァンク,Raymond Savignac,Thierry Devynck,谷川かおる…

マルセル・デュシャンとチェス 中尾拓哉

「絵画」と「チェス」 《チェスプレイヤーの肖像のための習作》 倦怠 まとめ マルセル・デュシャンとチェス作者:中尾 拓哉発売日: 2017/07/27メディア: 単行本 「絵画」と「チェス」 彼は1955年にフィラデルフィア美術館の一室に集められ展示された、それま…

無くならない アートとデザインの間 その2

サヴァン症候群 平面作品の行き詰まり 岸野雄一、細馬宏通との対話 前回の続き。 無くならない: アートとデザインの間 作者: 佐藤直樹 出版社/メーカー: 晶文社 発売日: 2017/04/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 小崎哲哉との対話 サヴァン…

無くならない アートとデザインの間 佐藤直樹

美学校 アキ・カウリスマキ 「アート」と「デザイン」 「絵画作品」はいつから自明なのか 長新太 赤瀬川原平 秋岡芳夫 「デザインならざるもの」 東京五輪エンブレム騒動 無くならない: アートとデザインの間 作者: 佐藤直樹 出版社/メーカー: 晶文社 発売日…

通過者の視線 森山大道 宮本常一

宮本常一『写真・日記集成』 パントマイム 面影記 通過者の視線作者:森山大道発売日: 2014/10/10メディア: 単行本 宮本常一『写真・日記集成』 (略)とにかく圧倒されました。 まず宮本さんが歩いた物理的な距離、写真を撮った物質的な量。ぼくももう五十年…

圏外編集者 都築響一

「編集」は基本的に孤独な作業 専門家より自分の感覚 新しいものへの嗅覚 読者層を想定するな 若手編集者の加齢臭 『ArT RANDOM』とMac導入 『TOKYO STYLE』 『ROADSIDE JAPAN』 「死刑囚の俳句」 『ヒップホップの詩人たち』 『妄想芸術劇場』 「スキマ」狙…