高橋源一郎

大人にはわからない日本文学史 高橋源一郎

大人にはわからない日本文学史 (ことばのために) 作者:高橋 源一郎 発売日: 2009/02/20 メディア: 単行本 樋口一葉 わたしは長いあいだ一葉のことを、周りで新しい散文が生まれつつあったなかで、それをまったく知らないかのように、古めかしい美文に立て籠…

文学がこんなにわかっていいかしら 高橋源一郎

文学がこんなにわかっていいかしら (福武文庫) 作者:高橋 源一郎 メディア: 文庫 なぜメタ・フィクションが精彩を欠いているのか ちょっと回り道して考えてみよう。「小説についての小説」はメタ・フィクションと呼ばれるジャンルでは、いちばんありふれたや…

文学王 高橋源一郎

文学王 (角川文庫) 作者:高橋 源一郎 メディア: 文庫 小説の中の子供たち (略) 『小鳥の園芸師』に出てくる、架空の村の子供たちは、昔話の多くがじつはそうであるように、ひどく残酷です。だが、同時にひどく懐かしい気もするのです。それは、この作品に…

現代詩手帖特集版 高橋源一郎

討議 高橋源一郎×加藤典洋 現代詩のインパクト 言葉の強度 『ゴーストバスターズ』 『日本文学盛衰史』 対談 <小説>とは何か 高橋源一郎vs保坂和志 再読。 現代詩手帖特集版 高橋源一郎 作者: 高橋源一郎 出版社/メーカー: 思潮社 発売日: 2003/10 メディ…

再読:柴田さんと高橋さんの小説の読み方・その2

片岡義男、『ゴーストバスターズ』 対称・非対称 「アメリカ」を翻訳できるか ピンチョンとデリーロ バリー・ユアグロー 春樹のカーヴァー訳 大江健三郎 綿矢りさ「You can keep it」 「詩が書けない代表」高橋源一郎 前回の続き。 柴田さんと高橋さんの小説…

再読:柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方

はじめに バーセルミの影響はあったか 文体を持たずに小説は書けるだろうか? 文学は「本当のこと」を言うとは限らない 小説家は種明かしをしてはいけない 村上春樹は日本語の中に英語を「入れた」 コードのこわさ、意味ありげに見えるこわさ 以前にやってる…

なにものかへのレクイエム  森村泰昌

芸術とはたった一人の決起である 「女装の時代」 フランシスコ・ゴヤ 対談:高橋源一郎 対談集 なにものかへのレクイエム――二〇世紀を思考する作者:森村 泰昌発売日: 2011/10/29メディア: 単行本(ソフトカバー) 芸術とはたった一人の決起である (略)[こ…

橋本治対談集 高橋源一郎『短編小説を読もう』

演劇的な憑依 目指しているのは文楽の太夫 情景を頭にメモ 高橋源一郎との対談だけ読んだ。 TALK 橋本治対談集作者:橋本 治発売日: 2010/01/26メディア: 単行本(ソフトカバー) 蝶のゆくえ (集英社文庫)作者:橋本 治発売日: 2008/02/20メディア: 文庫 対談…

高橋源一郎、自身の創作活動を語る

拘禁性ノイローゼで大切なことが言えなくなる 『さようなら、ギャングたち』 自分のなかの音楽を聞く 二葉亭四迷、『日本文学盛衰史』 瀬戸内寂聴 現代作家アーカイヴ1: 自身の創作活動を語る 作者: 高橋源一郎,古井由吉,瀬戸内寂聴,平野啓一郎,飯田橋文学会…

丘の上のバカ 高橋源一郎

「歪み」を描くこと 死者と生きる未来 批判する人たちの「正しさ」は、いったいどこから来るのだろう 丘の上のバカ ぼくらの民主主義なんだぜ2 (朝日新書)作者:高橋源一郎発売日: 2016/11/11メディア: 新書 「歪み」を描くこと 「シャルリー・エブド」がムハ…

高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ

長谷部恭男 憲法教室 解釈改憲 半分高橋源一郎ゼミの発表会なので、ハッキリ言って……。結局、生身の話より、本の方が面白いのだなあ。 読んじゃいなよ!――明治学院大学国際学部高橋源一郎ゼミで岩波新書をよむ発売日: 2016/11/30メディア: 新書 長谷部恭男 憲…

「あの戦争」から「この戦争」へ 高橋源一郎

なぬぅ、インテリげんちゃんが、ホテトル嬢送迎!?の巻。「あの戦争」から「この戦争」へ ニッポンの小説3作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/12/11メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る26章『冒頭陳述』 下記リンク先…

超「小説」教室  高橋源一郎

選考委員に必要なこと あなたが送るべき新人文学賞は、どれか。 文学史地図 「書かれたもの」より「書きたかったもの」 「完成度」より「可能性」が評価される 選考は、多数決でなく、理解 「読む他者」と恥ずかしさ 『デビュー作を書くための超「小説」教室…

高橋源一郎+大友良英=対談

高橋源一郎との対談のとこだけ読んだ。シャッター商店街と線量計 大友良英のノイズ原論作者: 大友良英,高橋源一郎,開沼博,もんじゅ君出版社/メーカー: 青土社発売日: 2012/11/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見るフ…

『幻聴妄想かるた』『アメリカ・メディア・ウォーズ』

患者が自分の来歴を綴っていて 「ハイパー・ローカル」路線 NPOメディア VOSD 真面目なニュース 二冊まとめて。 国民のコトバ作者:高橋 源一郎発売日: 2013/03/19メディア: 単行本 高橋源一郎が上記本の中で下記本を紹介したものを引用。 やっぱりホ…

吉本隆明「アフリカ的段階」とオウム

加藤典洋講演&対談から オウム真理教 吉本追悼本なのに鶴見話で盛上がったり、あまり加藤典洋から愛情は感じないw 吉本隆明がぼくたちに遺したもの作者:加藤 典洋,高橋 源一郎発売日: 2013/05/10メディア: 単行本 加藤典洋講演&対談から [吉本隆明]が「ア…

吉本隆明が最後に遺した三十万字

『「反核」異論』 『マス・イメージ論』 『源氏物語論』 『超西欧的まで』 高橋源一郎 あとがき 1999年、江藤淳自殺後のインタビュー 2000年の吉本の執筆?状態 kingfish.hatenablog.com 上記に追加した完全版「吉本隆明が最後に遺した三十万字」上巻と下巻…

大西巨人、吉本のマス・イメージ論に面食らうの巻

吉本隆明が大西巨人にマス・イメージ論を語っている対談集『素人の時代』について、呉智英が「とりたてて素人の時代を論じたものではなかった」とノンキな事を書いて、大衆マンセーでボタンが……と、延々的外れな批判を繰り広げている本については後日検証す…

ブローティガン、1976年の春樹

1976年米日で原著と翻訳が同時出版されたブローティガンの小説、全編源一郎直撃なのは当然として、ここはかなり春樹に直撃じゃないって感じ二章「蜘蛛の巣」「橋」から引用。ソンブレロ落下す―ある日本小説作者: リチャード・ブローティガン,藤本和子出版社/…

ブローティガンのラブレター講座

気づくことはなにかを失うことだ ここにすばらしいものがある 恐怖からきみは一人ぼっちになるだろう なんでもないけどなにかある ラブレターを書こうとしているヤングのために、ブローティガン詩集から引用してみたよ。 “Loading Mercury with a Pitchfork”…

源一郎、「ニッポンの小説」、綿矢りさ

柴田さんと高橋さんの小説の読み方、書き方、訳し方作者: 柴田元幸,高橋源一郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/03/13メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 240回この商品を含むブログ (53件) を見る第一章はコレ→kingfish.hatena…

吉本隆明のDNAゼロ

糸井重里、『「反核」異論』 中沢新一 親鸞論 『アフリカ的段階について』 人選からもわかるように吉本隆明になんの愛情もないアサヒ編集者。吉本に興味はなかったけどインタビューすることになって勉強した編集者の感想が「ベルイマンの映画のように静かに…

高橋源一郎が映画「靖国」を斬る

刀鍛冶の刈谷さんに監督は質問するのだが 不満 「小泉参拝をどう思う」と逆質問。 訊問調書なんか作っちゃダメだ 他人とコミュニケートすること 軍服で靖国に集う人達 文学界六月号『ニッポンの小説』。 高橋源一郎が映画「靖国」を表現として駄目だと斬って…

C.S.ルイスで高橋源一郎

kingfish.hatenablog.com 上記に続いて「C.S.ルイスで中原昌也」をやろうとしたのだけど、どうも違う。単に「C.S.ルイスREMIX」にしようかとも思ったが、勢いで無理矢理「C.S.ルイスで高橋源一郎」に変更してみた。それならそれで別の文章選択もあったなと思…

高橋源一郎1984&ムツゴロウ

kingfish.hatenablog.com またこの対談ガラミでなんですが、「ラノベのよさがわからない」高橋源一郎が東MAXからどうにか糸口を引き出せないかと苦闘する姿にしみじみしてた時に偶然1984年の対談を読んだら更に感慨が深まったのでDEATH。吉本隆明対談選 (講…

高橋源一郎鼎談-キャラに縛れて東MAX

前回のつづき。 そういえば肝心の鼎談の内容を伝えてない、でも普通に引用するのも芸がないので、当方の脳内変換フィクションでお送りしてみようかと。 「用水」発言にエキサイトする腐女子とちがって知的でポモな皆さんはこれくらいの冗談でエキサイトする…

高橋源一郎鼎談-赤いラノベの東MAX

新潮の鼎談東MAXはああもすかしているのか「純文学とはちがうのだよ」と赤いラノベに乗っているのかがよくわからない(まあろくに読んだ事がないのだからわからないもなにもないが)。ゲーム的リアリズムの誕生~動物化するポストモダン2 (講談社現代新書)作…

荒縄ストーリー800

「これは小説ではない」 「書かされちゃった小説」 評論家とのちがい 「私」が「彼」になってる小島信夫 ストーリーが書けないわけ まともな本が読めないのは騒音のせいにします。にゃー。 高橋源一郎の対談から。 小説は書いてみないとわからないので、評論…

恐怖!意味アリゲーノ/高橋源一郎

出た時に、父娘対談をフガフガ読んで、例のごとくゆるいだけのウッチー対談をさっとなめたまま、柴田元幸対談をチェックし忘れていたのですが、それが一番面白かったとは。 コードに則った「ふつうの小説」を見ると、裏のベニヤ板が気になってしまう場合の三…

押井守と矢作俊彦の戦争

押井守の戦争 Cut (カット) 2006年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: ロッキング・オン発売日: 2006/11/18メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (30件) を見る押井守インタビュー、図書館で飛ばし読みして引っ掛ったとこ。 高校で落ち…