SF

エブリデイ・ユートピア クリステン・R・ゴドシー

修道院、大学、ユートピア ベギン会 フーリエ、ファランステール ゴダン、ファミリステール オナイダ・コミュニティ キブツ 聖書共産主義 コミュニティのお金の処理 古代スパルタの女たち サン=シモン派、アウグスト・ベーベル アレクサンドラ・コロンタイ …

2001 その4 キューブリック生涯屈指の暗い夜

骨の棍棒 ワルツのリズムは星の速度から生まれた 「美しく青きドナウ」 コリン・キャントウェル登場 ベルイマンの対称性 会社からのプレッシャー キューブリックの生涯屈指の暗い夜 前回の続き。 2001:キューブリック、クラーク 作者: マイケル・ベンソン,添…

2001 キューブリック、クラーク その3

ヒトザル 小説出版をめぐる駆け引き マイム役者、ダン・リクター 宇宙遊泳スタント 原人の動き フロントプロジェクション クヮカブーム 灼熱の照明 前回の続き。 2001:キューブリック、クラーク 作者: マイケル・ベンソン,添野知生,中村融,内田昌之,小野田和…

2001 キューブリック、クラーク その2

『星からの贈り物』 カミングアウト マンハッタン計画 分け前 ガラス板みたいなモノリス スター・チャイルド 硬木のモノリス 製作初日 露出計代わりのポラロイド HALの読唇術 前回の続き。 2001:キューブリック、クラーク 作者: マイケル・ベンソン,添野知生…

2001 キューブリック、クラーク

『博士の異常な愛情』のプロモーション SFラジオドラマ「太陽面の影」 アーサー・C・クラーク登場 『キャッチ=22』 宇宙版 「西部開拓史」 異星人の描き方 HALの原型 短編映画『宇宙』 2001:キューブリック、クラーク 作者: マイケル・ベンソン,添野知生,…

ブレードランナー証言録

『ブレードランナー』とフィルム・ノワール デッカードはレプリカントか? 最初のヴァージョン フィリップ・K・ディック ライアン・ゴズリング ニアンダー・ウォーレスの倫理観 レイチェルの寿命 第三章 渡辺 信一郎 第四章 ポール・M・サモン シド・ミード…

ヒップの極意 ドナルド・フェイゲン

ヘンリー・マンシーニのデラックスな無規範状態 皮質・視床停止──SFで育つ ヒップの極意 EMINENT HIPSTERS 作者: ドナルド・フェイゲン,奥田祐士 出版社/メーカー: DU BOOKS 発売日: 2014/06/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (4…

筒井康隆、自作を語る

江戸川乱歩 一人称のきっかけ 人物名 生島治郎 『大いなる助走』 「火星のツァラトゥストラ」 ドタバタ、SFと純文学の壁 筒井康隆、自作を語る 作者: 筒井康隆,日下三蔵 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2018/09/19 メディア: 単行本(ソフトカバー) …

最終兵器の夢 戦争の神エジソン

トルーマンの愛読誌 戦争の神エジソン エジソンが産んだ軍産複合体 フランケンシュタインの怪物 『アメリカ殺害事件』(1946) 「ミサイル・ギャップ」最終兵器の夢 前回のつづき。 最終兵器の夢――「平和のための戦争」とアメリカSFの想像力作者:H.ブルース…

最終兵器の夢 真珠湾攻撃元ネタ編

無防備なアメリカを海外の侵略者が襲う 外敵による攻撃を想像した最初期の例、 最古の敵、イギリス 反人民党的小説 人民党創設者イグナティウス・ドネリーの小説 戦争兵器との情熱的な愛の行為 激しい反中国人感情 黄禍文学、ジャック・ロンドン 真珠湾攻撃…

日本SF精神史

貫名駿一『星世界旅行』明治15年 杉山藤次郎『黄金世界新説』明治17年 幸田露伴「滑稽御手製未来記」明治44年 押川春浪「海底軍艦」 星一「三十年後」大正7年 賀川豊彦「空中征服」大正11年 日本SF精神史----幕末・明治から戦後まで (河出ブックス) 作者: 長…

「暗闇のスキャナー」で中原昌也

フィリップ・K・ディックをつなげて中原昌也っぽくなるかなあという試み。以下囲んでないけれど「スキャナー・ダークリー」からの引用。スキャナー・ダークリー (ハヤカワ文庫SF)作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志出版社/メーカー: 早…

星新一のライバル

荒俣宏談。 ショートショートという形式 PR誌のおかげ 書き方 マンガ界における手塚的役割だった星 SF界の殿さま、天皇 翻訳事情 ライバル安部公房 筒井が純文学界で評価されていくと 前日のつづき。 星新一 一〇〇一話をつくった人作者:最相 葉月メディ…

誰も信じない星新一

下ネタ好きというのも意外だが、父の会社のゴタゴタからきた人間不信が衝撃(元来の性質、家庭環境も関係してるようだが) どうしてあの人はこうなのかしら――。 香代子は、新一のショートショートを読み返すたびにそう思う。人がみんないなくなる。世界は滅…