カント

未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学 宇野重規

中高生を対象にした講演の書籍化。 未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学 作者: 宇野重規 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2018/09/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ルソー でも、この人は明らかに変な人ですから。過剰…

ジジェク、革命を語る 不可能なことを求めよ

ジジェク、革命を語る -不可能なことを求めよ-作者: スラヴォイ・ジジェク,中山徹出版社/メーカー: 青土社発売日: 2014/04/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 「あらゆるファシズムの勃興は、革命が失敗に終わったあかしである」 40年…

否定的なもののもとへの滞留 スラヴォイ・ジジェク

否定的なもののもとへの滞留 ちくま学芸文庫作者: スラヴォイ・ジジェク,酒井隆史,田崎英明出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/01/12メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 65回この商品を含むブログ (23件) を見る 『ブレードランナー』 私は本当に人間で…

精神の革命――急進的啓蒙と近代民主主義の知的起源

精神の革命――急進的啓蒙と近代民主主義の知的起源作者: ジョナサン・イスラエル,森村敏己出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2017/07/11メディア: 単行本この商品を含むブログを見る独立革命の最大の汚点 アメリカにおける急進主義の要求事項のなかで、奴隷…

啓蒙 ドリンダ・ウートラム

啓蒙 (叢書・ウニベルシタス)作者: ドリンダ・ウートラム,田中秀夫,逸見修二,吉岡亮出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2017/12/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る カントが公的と呼ぶ領域 カントは、理性の使用ができるだけ進めら…

啓蒙の精神―明日への遺産 トドロフ

啓蒙の精神―明日への遺産 (叢書ウニベルシタス)作者: ツヴェタントドロフ,Tzvetan Todorov,石川光一出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2008/07/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 21 啓蒙主義への批判 啓蒙思想が形成された時期か…

もっとも崇高なヒステリー者 ラカンと読むヘーゲル

もっとも崇高なヒステリー者 ――ラカンと読むヘーゲル作者: スラヴォイ・ジジェク,鈴木國文,古橋忠晃,菅原誠一出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/03/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 「父ガソウデアッタヨウニ、騎士ニナリタイ」 最初の…

啓蒙の民主制理論・その2

前回の続き。啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで (叢書・ウニベルシタス)作者: インゲボルクマウス,Ingeborg Maus,浜田義文,牧野英二出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1999/12メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る 5…

啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで

10年前にも読んでた→(米憲法は17世紀英国式 - 本と奇妙な煙) 啓蒙の民主制理論―カントとのつながりで (叢書・ウニベルシタス)作者: インゲボルクマウス,Ingeborg Maus,浜田義文,牧野英二出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1999/12メディア: 単行本 …

ヘーゲルとハイチ: 普遍史の可能性にむけて

ヘーゲルとハイチ: 普遍史の可能性にむけて (叢書・ウニベルシタス)作者: スーザン・バック=モース,岩崎稔,高橋明史出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2017/09/29メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 「欲求の体系」 冷戦の終わりとともに、新…

哲学のプラグマティズム的転回

哲学のプラグマティズム的転回作者: リチャード・J.バーンスタイン,廣瀬覚,佐藤駿出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2017/10/27メディア: 単行本この商品を含むブログを見るプラグマティズム的多元主義と相対主義はちがう 不変のものは何も存在しないという…

アメリカ、ヘテロトピア: 自然法と公共性

アメリカ、ヘテロトピア: 自然法と公共性作者: 宇野邦一出版社/メーカー: 以文社発売日: 2012/12/14メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見る アメリカにおける「はじまり」 アーレントは、こんなようにアメリカにおける「はじまり」につい…

分配的正義の歴史 道徳的な言葉は非人間的

出だしが地味なので、後半にはこんな話もあるよと。 「道徳的な言葉は非人間的である、とマルクスは考えたのである」 「道徳的規範が我々自身から遠く隔たっている場合、それは支配のための簡単な道具にされる」 『「人間らしくする」ことや「社会化する」こ…

哲学においてマルクス主義者であること・その2

前回の続き。哲学においてマルクス主義者であること (革命のアルケオロジー 6)作者: ルイ・アルチュセール,市田良彦出版社/メーカー: 航思社発売日: 2016/07/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る平面秩序、丸い秩序、境界ならざる境界 ヒュ…

哲学においてマルクス主義者であること アルチュセール

哲学においてマルクス主義者であること (革命のアルケオロジー 6)作者: ルイ・アルチュセール,市田良彦出版社/メーカー: 航思社発売日: 2016/07/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る哲学者たちの集い カントは動揺していた。一座はざわめい…

福沢諭吉の『学問のすゝめ』   橋本治

福沢諭吉の『学問のすゝめ』作者: 橋本治出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2016/06/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る ステロタイプな名文から逃げろ 《学問とは、ただむつかしき字を知り》に始まって《世上に実のなき文学を言うにあらず…

柄谷行人 インタヴューズ 2002-2013

柄谷行人インタヴューズ2002-2013 (講談社文芸文庫)作者: 柄谷行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/03/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見るロシア革命 ロシア革命というのは日本人一般に社会主義を知らしめたものですが、同時に、それは…

ヒトラーと哲学者 哲学はナチズムとどう関わったか

ヒトラーと哲学者: 哲学はナチズムとどう関わったか作者: イヴォンヌシェラット,三ッ木道夫,大久保友博出版社/メーカー: 白水社発売日: 2015/01/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るヒトラー 1923年、南ドイツはミュンヘンの静かな路上で、…

国連と帝国 マーク・マゾワー

国連と帝国:世界秩序をめぐる攻防の20世紀作者: マーク・マゾワー,Mark Mazower,池田年穂出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2015/07/29メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見るヤン・スマッツ 第二次世界大戦も終わろうとする頃、ナチ…

マルクスとヘーゲル ジャン・イッポリット

マルクスとヘーゲル (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャン・イッポリット,宇津木正,田口英治出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1983/01メディア: ?この商品を含むブログを見る脚注 ヘーゲルは国家をまず契約として、ついで個人の“運命 ”を表わす力とし…

近代政治哲学入門 所有が自由にするのは…

「所有が自由にするのは……所有が個人を他の個人に対立させるのではなく、むしろ人間を結び合わせてそれぞれの所有に共同して目を向ける場合だけである」てなことをヘーゲルは言ってるよという話など。近代政治哲学入門 (叢書・ウニベルシタス)作者: アルノバ…

マルクスとフランス革命・その2

前回のつづき。マルクスとフランス革命 (叢書・ウニベルシタス)作者: フランソワフュレ,Francois Furet,今村仁司,今村真介出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2008/02/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るトクヴィル 人間の諸権利の真…

哲学の犯罪計画・その4 弁証法

前回のつづき。哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャン=クレ・マルタン,信友建志出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2013/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 弁証法とはたんなる普遍…

哲学の犯罪計画・その3 啓蒙、道徳哲学

前回のつづき。哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャン=クレ・マルタン,信友建志出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2013/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る啓蒙 啓蒙時代は懐疑主義…

哲学の犯罪計画 ヘーゲル『精神現象学』を読む

第一章がわかりやすくて面白いのでごっそり引用。哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャン=クレ・マルタン,信友建志出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2013/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件…

ヘーゲル変奏 フレドリック・ジェイムソン

よくわからぬまま、第9章だけ読んで、メモ代わりに引用。ヘーゲル変奏 『精神の現象学』をめぐる11章作者: フレドリック・ジェイムソン,長原豊出版社/メーカー: 青土社発売日: 2011/04/23メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (6件…

イデオロギーとユートピア・その2

前回のつづき。イデオロギーとユートピア作者: ポール・リクール,ジョージ・H・テイラー,川?惣一出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2011/05/31メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見る第四回 マルクス『経済学・哲学草稿』「第三草…

イデオロギーとユートピア ポール・リクール

イデオロギーとユートピア作者: ポール・リクール,ジョージ・H・テイラー,川?惣一出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2011/05/31メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (5件) を見るフォイエルバッハ フォイエルバッハは宗教を、まさしく現実に…

近代ドイツ政治思想の起源・その3

kingfish.hatenablog.com 上記のつづき。 もうグッタリなのでちゃちゃっと終了。啓蒙・革命・ロマン主義―近代ドイツ政治思想の起源 1790‐1800年 (叢書・ウニベルシタス)作者: フレデリック・C.バイザー,Frederick C. Beiser,杉田孝夫出版社/メーカー: 法政大…

ヘーゲルと近代社会・その3

前回のつづき。ヘーゲルと近代社会 (岩波モダンクラシックス)作者: チャールズテイラー,Charles Taylor,渡辺義雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (9件) を見る ヘーゲルはフランス革命を人…