2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

帝国論とオタキング

帝国論 (講談社選書メチエ)作者: 山下範久出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/01/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (9件) を見る第四章カール・シュミットの「アメリカ帝国」論(重田園江)だけ読んでみたとです。 正戦論…

文明史のなかの明治憲法

前日のつづき。文明史のなかの明治憲法 (講談社選書メチエ)作者: 瀧井一博出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/12/11メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (10件) を見る憲法発布のその時、山県有朋はヨーロッパ…

伊藤博文の憲法バカ一代

岩倉使節団では英語ができるからと浮かれて高価な葉巻や帽子で散財、紗が燃えるかためしてみようと踊り子の服にマッチで火をつけたりして、周りの顰蹙を買う伊藤博文。文明史のなかの明治憲法 (講談社選書メチエ)作者: 瀧井一博出版社/メーカー: 講談社発売…

星新一のライバル

荒俣宏談。 ショートショートという形式 PR誌のおかげ 書き方 マンガ界における手塚的役割だった星 SF界の殿さま、天皇 翻訳事情 ライバル安部公房 筒井が純文学界で評価されていくと 前日のつづき。 星新一 一〇〇一話をつくった人作者:最相 葉月メディ…

誰も信じない星新一

下ネタ好きというのも意外だが、父の会社のゴタゴタからきた人間不信が衝撃(元来の性質、家庭環境も関係してるようだが) どうしてあの人はこうなのかしら――。 香代子は、新一のショートショートを読み返すたびにそう思う。人がみんないなくなる。世界は滅…

チェット・ベイカーと麻薬

これまた版画ネタを探索中に目についた部分を。ジャズ100年史作者: ロイカー,Roy Carr,広瀬真之出版社/メーカー: シンコーミュージック発売日: 1998/12/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るチェット・ベイカー語る 僕を写したこういう初期[…

70年代の早川義夫と松本隆

新譜ジャーナル・ベストセレクション’70s出版社/メーカー: 自由国民社発売日: 2003/08メディア: ムック クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る早川義夫のかたわなる音楽論・第二回(1970)。 だいたいアマチュアであるなんていうのはおかしいので…

オレのTシャツ事情

kingfish.hatenablog.com さてあれから一年その間に貧乏人はTシャツ君購入に踏み切れなくて、アクリルで手描きでいいじゃないという結論に達しかけて結局はんけしくんに布用スタンプということになって彫ってみた。消しゴムハンコとくればナンシー関だが、…

トクヴィルとネットイナゴ

トクヴィル 平等と不平等の理論家 (講談社選書メチエ)作者: 宇野重規出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/08メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 46回この商品を含むブログ (42件) を見る他者との結びつきを欠いた個人は、むしろそのように非人格化した…

《カム・トゥゲザー》と月面着陸

《アビイ・ロード》セッション 「オレのビスケットを一枚食ったんだぞ!」 《カム・トゥゲザー》と月面着陸 《ジ・エンド》 もしも《アビイ・ロード》が《エヴェレスト》だったら うん、たしかに酔ってるな 《バンド・オン・ザ・ラン》 前日のつづき。 ザ・…

仲良くしてよ、ビートルズ

音が良かったのはエンジニアの腕 〈ヘイ・ブルドッグ〉 険悪な“ホワイト・アルバム” ブラック・バード 〈オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ〉 “ジョンとヨーコのバラード” 前日のつづき。 ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実作者:エメリック,ジェフ,マッセイ,…