宗教

エブリデイ・ユートピア クリステン・R・ゴドシー

修道院、大学、ユートピア ベギン会 フーリエ、ファランステール ゴダン、ファミリステール オナイダ・コミュニティ キブツ 聖書共産主義 コミュニティのお金の処理 古代スパルタの女たち サン=シモン派、アウグスト・ベーベル アレクサンドラ・コロンタイ …

ビートルズの時代 その3

ポールの一人旅 遂にポールもLSD体験 「アイ・アム・ザ・ウォルラス」 マジック・アレックス ブリジット・バルドー 「ヘイ・ジュード」 『トゥー・ヴァージンズ』 チャールズ・マンソン エルヴィス・コステロ 新語考 さようならブライアン・エプスタイン 前…

インドとビートルズ シタール、ドラッグ&メディテーション

マハリシを揶揄したシャンカル LSD体験、バーズのシタール指南 『ラバー・ソウル』 ポール、遂にLSD体験 ラヴィ・シャンカル マニラでの恐怖体験 キリスト発言 インドとビートルズ: シタール、ドラッグ&メディテーション 作者:アジョイ・ボース 青土社 Amazo…

私の聖書 小川国夫

黙示の輝き パウロ 私の聖書 作者:小川 国夫 発売日: 1994/10/28 メディア: 単行本 黙示の輝き 聖堂は、初代キリスト教徒の時代には、文字通り墓であった。未公認の時代、迫害のゆえに、彼らは地下に祈りの場を設けたという説明だけでは充分ではない。世に容…

見田宗介対話集 山田太一、吉本隆明

山田太一「オウムを生んだ母子関係の力学」 吉本隆明「世紀末を解く」 超高層のバベル 見田宗介対話集 (講談社選書メチエ) 作者:見田 宗介 発売日: 2019/12/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) 山田太一「オウムを生んだ母子関係の力学」 『大航海』1995年…

試される民主主義(下) 20世紀ヨーロッパの政治思想

キリスト教民主主義 ジャック・マリタン 産業社会 憲法裁判所の創設 試される民主主義 その3 - 本と奇妙な煙 上巻の続き。 試される民主主義 20世紀ヨーロッパの政治思想(下) 作者:ミュラー,ヤン=ヴェルナー 発売日: 2019/07/27 メディア: 単行本 キリスト…

コペルニクスの仕掛人―中世を終わらせた男

コペルニクス 「悪貨は良貨を駆逐する」 学界での成功者レティクス オジアンダーの裏切りに激怒するレティクス 天文学と占星術 『三角形の科学の規準』 男色で追放 異端パラケルスス医学 ヴァレンチン・オットー コペルニクスの仕掛人―中世を終わらせた男 作…

哲学者マクルーハン 知の抗争史としてのメディア論

竹村健一のマクルーハン理解 I・A・リチャーズの影響 『探求』 、エドマンド・カーペンター ドラッカーとの交流 カトリックへの改宗と隠喩 写本は「聴触覚メディア」 プラトンが攻撃するロ誦の伝統 哲学者マクルーハン 知の抗争史としてのメディア論 (講談社…

陸と海 世界史的な考察 カール・シュミット

ルター派のカルヴァン派への憎悪 カルヴィニズムは、戦闘的な新しい宗教だった。 陸と海 世界史的な考察 (日経BPクラシックス) 作者:カール・シュミット 出版社/メーカー: 日経BP 発売日: 2018/08/23 メディア: 単行本 宗教を語りなおす―近代的カテゴリーの…

レゲエ入門 世界を揺らしたジャマイカ発リズム革命

ジャマイカ、アイリッシュ ラスタ ダピー・コンカラー マーカス・ガーヴェイ 初期のラスタ メント 「スカ」の時代 レゲエ入門 世界を揺らしたジャマイカ発リズム革命 (いりぐちアルテス008) 作者: 牧野直也,松橋泉 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング …

危機の政治学 カール・シュミット入門

メーストル『フランスについての省察』 ドノソ・コルテス 二つの「完全社会」 ホッブズ、「可死の神」としての国家 危機の政治学 カール・シュミット入門 (講談社選書メチエ) 作者: 牧野雅彦 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2018/03/11 メディア: 単行本(…

ファンタジーランド(上) その3

陰謀 P・T・バーナム バッファロー・ビルの仮想現実 反ユダヤ主義 古きよき南部幻想 相対主義がもたらした権威の失墜 政治に関わりだした福音主義 戦闘再現イベント 前回の続き。 ファンタジーランド(上): 狂気と幻想のアメリカ500年史 作者: カートアンダ…

ファンタジーランド(上) その2

ジョージ・ホウィットフィールド 建国の父たち ワシントン伝記の嘘 第一次大狂乱期 ファイナル・ファンタジー モルモン教始祖ジョセフ・スミス 魔法と科学と 前回の続き。 ファンタジーランド(上): 狂気と幻想のアメリカ500年史 作者: カートアンダーセン,Ku…

ファンタジーランド(上): 狂気と幻想のアメリカ500年史

ルター、「ファンタジーランド」の足場の完成 ピルグリム・ファーザーズ 神を信じる自由 サタンが支配するアメリカ セイラムの魔女 ファンタジーランド(上): 狂気と幻想のアメリカ500年史 作者: カートアンダーセン,Kurt Andersen,山田美明,山田文 出版社/メ…

『リア王』の時代・その2

寵臣といちゃつくジェイムズ王 二枚舌、曖昧表現、心裡保留 悪魔憑き 地上の地獄 検閲 国教忌避者への圧力 前回の続き。 『リア王』の時代:一六〇六年のシェイクスピア 作者: ジェイムズ・シャピロ,河合祥一郎 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2018/01/31 …

公開性の根源—秘密政治の系譜学・その2

王の二つの身体、『エイコン・バシリケ』 ギロチン刑 ライプニッツの「国家表」 カフカの世界 カフカと保険 スパイ小説 前回の続き。 公開性の根源?秘密政治の系譜学 作者: 大竹弘二 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2018/04/19 メディア: 単行本 この商…

公開性の根源—秘密政治の系譜学 大竹弘二

主権の危機 政治的公開性の機能不全 啓蒙主義による公開性の要求 「神秘体」の転用、『王の二つの身体』 マキャヴェッリに公開性原則の萌芽あり タキトゥス主義 「例外状態」、「必要は法を持たない」 「二つの身体」 大衆への恐怖 「自己統治」 利己的人間…

マイケル・ムーア、語る。 その2

父の戦争 暴動 神学校 破門 フリント・ボイス 前回(マイケル・ムーア、語る。 - 本と奇妙な煙)の続き。 マイケル・ムーア、語る。 作者: マイケル・ムーア,満園真木 出版社/メーカー: 辰巳出版 発売日: 2013/10/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ …

一四一七年、その一冊が・その2

コッサ廃位、フスの処刑 ポッジョ、ヒエロニムスを賞賛 ルクレティウス『物の本質について』 マキャヴェッリ 前回の続き。 一四一七年、その一冊がすべてを変えた作者:スティーヴン グリーンブラット発売日: 2012/11/01メディア: 単行本 コッサ廃位、フスの…

一四一七年、その一冊がすべてを変えた

第一章 ブックハンター 教皇ヨハネス二三世とコンスタンツ公会議 1417年、元教皇秘書のブックハンター・ポッジョが見つけた写本には「万物は目に見えない粒子でできている」「宇宙には創造者も設計者もいない」「神の摂理は幻想である」といった「きわめて危…

ラスタファリアニズム、柳田国男『先祖の話』をめぐって

ジャマイカの宗教イデオロギーと社会運動 ラスタファリアニズ 死とノスタルジア――柳田国男『先祖の話』をめぐって 宗教を語りなおす―近代的カテゴリーの再考 作者: 磯前順一,タラルアサド,Talal Asad 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2006/07/25 メディ…

徹底検証 日本の右傾化 創価学会

第18章 創価学会・公明党の自民党「内棲」化 集団的自衛権容認 徹底検証 日本の右傾化 (筑摩選書)作者:塚田 穂高発売日: 2017/03/14メディア: 単行本(ソフトカバー) 第18章 創価学会・公明党の自民党「内棲」化 藤田庄市 2014年の総選挙小選挙区の半数で学…

愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか

自由民権運動と「一君万民」ユートピア思想 親鸞、暁烏敏、国体論 田中智学、八紘一宇、石原莞爾 国家神道 新宗教 冷めた全体主義 中島岳志と島薗進の対談本をチラ見。 愛国と信仰の構造 全体主義はよみがえるのか (集英社新書)作者:中島 岳志,島薗 進発売日…

スピノザと政治

『神学・政治論』 哲学と神学とを分かつ境界線 予定説とスピノザの説との違い スピノザと政治 (叢書言語の政治) 作者:エティエンヌ バリバール メディア: 単行本 『神学・政治論』 『神学・政治論』にたえず誤解がつきまとうのは、ある特定の時代に帰属する…

ポスト・イスラーム主義論

政治的イスラームの挫折とは、 宗教の大衆化 宗教実践の個人化 グローバル・テロリズム 原理主義の終焉か―ポスト・イスラーム主義論 (イスラームを知る) 作者:私市 正年 発売日: 2012/05/01 メディア: 単行本 政治的イスラームの挫折とは、 政治をすべてイス…

新訳 初期マルクス・その2

バウアーの課題 政治的解放の限界 福音書 「革命的実践を正しい関係の〜」についての解説 前日のつづき。 的場昭弘による「ユダヤ人問題によせて」解説編。訳と解説が交互するので、区別できるように、冒頭に[訳]と[解説]をつけました。 新訳 初期マルクス――…

なぜ、マルクスは『資本論』を書かねばならなかったのか

なぜ、マルクスは『資本論』を書かねばならなかったのか。 新訳「ユダヤ人問題に寄せて」 国家の宗教からの解放は、現実の人間を宗教から解放するということではない 自由という人権は政治的生活と闘争に入るや権利であることをやめる 的場昭弘による4ペー…

吉本隆明、オウムを語る

「より普遍的倫理へ」 麻原 「産経新聞は間違っている」(1995) 「全共闘おじさんオウム・サリン事件を語る」に応えて 後日取り上げる呉智英の吉本隆明批判本に「麻原を擁護して批判を浴びた吉本が腰砕けになって無差別大量殺人はよくないと言い出した」て…

55人が語るイラク戦争

川端清隆、オマール師 仏外相ドビルパン 暗号名「カーブボール」 酒井啓子と孫崎享 ファルージャ 55人が語るイラク戦争――9・11後の世界を生きる作者:松本 一弥発売日: 2011/09/30メディア: 単行本 川端清隆、オマール師 [98年10月、国連特使のブラヒミや川端…

もう一つのスイス史

スイス人は「敬虔なドイツ人」? ツヴィングリとルターの対立は神学上の対立の前に もう一つのスイス史―独語圏・仏語圏の間の深い溝 (刀水歴史全書)作者:クリストフ ビュヒ刀水書房Amazon スイス人は「敬虔なドイツ人」? 彼らはあくまでも、自分たちの「国…