科学

システム・エラー社会 「最適化」至上主義の罠

測定可能ならば意味があるとは限らない テクノロジー国家の統治形態 目標設定の過剰投与が組織におよぼす副作用 市場から政治へ 破壊的イノベーションVS民主主義 イノベーションと規制の対立は新しいものではない 政治家にとって不都合な科学諮問機関 システ…

ハイパーソニック・エフェクト 大橋力

イトゥリ森で出会った音環境 山城祥二と大橋力 〈ハイパーソニック・ネガティブエフェクト〉 脳は何らかの情報入力を求めている 「楽器」としてのカートリッジ ハイレゾリューション・オーディオ ハイパーソニック・サウンドに対応できるマイク ウルトラディ…

フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔

ノイマンとウィグナー ハイゼンベルクとシュレーディンガー ゲーデルの不完全性定理 『社会的無責任感』 ストレンジラブ博士 フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔 (講談社現代新書) 作者:高橋昌一郎 講談社 Amazon ノイマンとウィグナー ある日曜日…

空飛ぶヘビとアメンボロボット

アメンボの推進力 ゴカイの 「亀裂伝播による推進」 境界層、ディンプル 空飛ぶヘビとアメンボロボット 作者:David Hu 化学同人 Amazon アメンボの推進力 アメンボが濡れないのは、脚の表面積が毛によって増大したおかげだ。これは、じつに興味深い表面特性…

コンピューターは人のように話せるか?

高周波の聴覚 チンパンジーと現生人類の発声 なぜサルは話さないのか ベルヌーイ効果 カストラート 舞台演劇と音響効果 オペラ歌手 テープレコーダーに出資したビング・クロスビー ソノボックス なぜ人の聴覚は会話に必要のない高域までカバーしているのか、…

ノーバート・ウィーナー伝 その2

新しい二進法の論理 新種の計算機 「ウィーナー=ホップ」方程式 躁鬱 戦争の影 敵機針路予測と対空砲射撃制御 前回の続き。 情報時代の見えないヒーロー[ノーバート・ウィーナー伝] 作者:フロー・コンウェイ,ジム・シーゲルマン 発売日: 2006/12/14 メディア…

フラクタリスト マンデルブロ自伝

発端 不均衡と不均一はあまねく存在する オッペンハイマーとノイマン FORTRAN パスワードの発端 コンピューターグラフィックス以前 「価格変動」というテーマ 人生を変えた昼食会 フラクタリスト――マンデルブロ自伝―― 作者:ベノワ・B・マンデルブロ 発売日: …

コペルニクスの仕掛人―中世を終わらせた男

コペルニクス 「悪貨は良貨を駆逐する」 学界での成功者レティクス オジアンダーの裏切りに激怒するレティクス 天文学と占星術 『三角形の科学の規準』 男色で追放 異端パラケルスス医学 ヴァレンチン・オットー コペルニクスの仕掛人―中世を終わらせた男 作…

音響学入門ペディア 日本音響学会編

Q33 ボコーダによる音声合成の仕組みが知りたいです Q35 人が音声を正しく知覚できるのはなぜでしょうか? 音程 Q3 フーリエ変換をやさしく教えてください Q27 MFCCとメルケプストラムの違いは何ですか? 音響学入門ペディア 作者: 日本音響学会,羽…

ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益

「見えざる手」とアメリカアカシカの枝角 「野獣を飢えさせろ」 インフラ ダーウィン・エコノミー 自由、競争、公益作者:ロバート・H・フランク発売日: 2018/03/24メディア: 単行本(ソフトカバー) 「見えざる手」とアメリカアカシカの枝角 いずれにしても…

サウンドプログラミング入門―音響合成の基本

波形と音色 バーチャルピッチ 加算合成とオルガン 減算合成 周波数特性の時間変化 音声合成 FM音源 サウンドプログラミング入門――音響合成の基本とC言語による実装 (Software Design plus) 作者: 青木直史 出版社/メーカー: 技術評論社 発売日: 2013/02/01…

なぜ科学を語ってすれ違うのか・その2

「ハンチントン」たち 「スコープス裁判」 ニセ科学 著者あとがき 前回の続き。 なぜ科学を語ってすれ違うのか――ソーカル事件を超えて作者:ジェームズ・ロバート・ブラウン発売日: 2010/11/20メディア: 単行本 「ハンチントン」たち マリオ・ブンゲが大ぼら…

なぜ科学を語ってすれ違うのか――ソーカル事件を超えて

ソーカル事件 ポストモダンの言葉づかい 偶像破壊者ファイヤアーベント なぜ科学を語ってすれ違うのか――ソーカル事件を超えて作者:ジェームズ・ロバート・ブラウン発売日: 2010/11/20メディア: 単行本 まず、訳者あとがきから ソーカル事件 ソーカル事件に対…

生命に部分はない アンドリュー・キンブレル

人体を商品化 規制されないバイオテクノロジー 血液の商品化 臓器売買 生ける屍 卵子提供 1995年に『ヒューマン ボディ ショップ』、2011年に『すばらしい人間部品産業』と改題されて出版された本の改訂版。 生命に部分はない (講談社現代新書) 作者: アンド…

科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体

福島第一原発事故 STAP細胞報道 学術誌のエンバーゴシステム 編集局の権力構造は社会の縮図 日々主義とニュースの断片化 客観性を装う発表報道 科学報道の真相: ジャーナリズムとマスメディア共同体 (ちくま新書1231)作者:瀬川 至朗発売日: 2017/01/05メ…

研究不正 - 科学者の捏造、改竄、盗用

研究不正は、大昔からあった。 なぜ日本で不正が急増したか 捏造RNA論文の巻き添えを食った人 ノバルティス事件(ディオバン事件) STAP細胞事件 著者の数、ギフト・オーサー 実験ノート 利益相反 なぜ研究不正は繰り返されるか ネイチャー、サイエン…

科学神話の虚実・その2 電子の発見

電子を発見したのは、J・J・トムソンではない アインシュタインと優生学 前回のつづき。 ニュートンのりんご、アインシュタインの神 -科学神話の虚実- 作者: アルベルト・A・マルティネス,野村尚子 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2015/01/29 メディア: …

科学神話の虚実『ニュートンのりんご〜』

ガリレオはピサの斜塔から物体など落下させていない ダーウィンはフィンチをまともに採取していなかった フランクリンは電気凧なんかあげてない 『ニュートンのりんご、アインシュタインの神』 ニュートンのりんご、アインシュタインの神 -科学神話の虚実- …

光とは何か 光学迷彩

物質は光に「出会う」ことで命をもらう 電子レンジ 光の性質 光学迷彩 光池 励起状態で原子は興奮 光とは何か (宝島社新書)作者:江馬 一弘発売日: 2014/07/10メディア: 新書 物質は光に「出会う」ことで命をもらう 「真空の宇宙空間では、目の前を通りすぎる…

パーフェクト・セオリー その2

クルト・ゲーデル ポール・ディラック ジョセフ・ウェーバー 「重力波はあります」の世界w パーフェクト・セオリー 一般相対性理論に挑む天才たちの100年 作者: ペドロ・G・フェレイラ,高橋則明 出版社/メーカー: NHK出版 発売日: 2014/04/23 メディア: 単…

パーフェクト・セオリー 相対性理論に挑む〜

アレクサンドル・フリードマン ジョルジュ・ルメートル スブラマニアン・チャンドラセカール ロバート・オッペンハイマー パーフェクト・セオリー 一般相対性理論に挑む天才たちの100年作者:ペドロ・G・フェレイラ発売日: 2014/04/23メディア: 単行本 アレク…

ニュートン、最後の戦い

自らを弁護するニュートン 追い詰められるチャロナー 最後の戦い 処刑 ニュートンの晩年 前日のつづき。 ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪 作者: トマス・レヴェンソン,寺西のぶ子 出版社/メーカー: 白揚社 発売日: 2012/11/30 メディ…

ニュートンと贋金づくり・その3

贋金づくり黄金期到来 造幣局監事となったニュートン 通貨関連犯罪も扱う事になったニュートン チャロナー再登場 前日のつづき。 ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪 作者: トマス・レヴェンソン,寺西のぶ子 出版社/メーカー: 白揚社 発…

ニュートンの恋

ハレーの質問に答えたことで寄り道 本筋は錬金術で『プリンキピア』は息抜き ニュートン錯乱 イケメン数学者に恋? 前日のつづき。 ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪 作者: トマス・レヴェンソン,寺西のぶ子 出版社/メーカー: 白揚社 …

ニュートンと贋金づくり

探究心 ウィリアム・チャロナーが贋金づくりになるまで 秘密 なぜ錬金術なのか 錬金術にはまっていたニュートンが造幣局監事として贋金づくりのウィリアム・チャロナーを追いつめることに。 ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪 作者: ト…

放射線と冷静に向き合いたい

併用PET/CTスキャンによる被曝量 肥料のポロニウムが煙草だけヤバイ理由 放射性物質漏れ事故 放射性物質が海にたどりつくのは危険ではないのか? 放射線と冷静に向き合いたいみなさんへ-世界的権威の特別講義作者:ロバート ピーター ゲイル,エリック ラック…

ベル研究所、クロード・シャノン

クロード・シャノン 誤り訂正符号 「究極のマシン」 一輪車とジャグリング 世界の技術を支配する ベル研究所の興亡作者:ジョン・ガートナー発売日: 2013/06/28メディア: 単行本 クロード・シャノン [ポーの暗号小説のファンだった] シャノンは戦時中の秘密通…

核エネルギー言説の戦後史1945-1960

「被爆の記憶」と「平和利用」 仁科芳雄 台風をぶっとばせ 武谷三男「原子力の思想的意義」 核攻撃されるのは 広島のイメージの変転 1954年の清水幾太郎 映画『世界が恐怖する』 第五福竜九事件 1954年、ソ連原発始動 核エネルギー言説の戦後史1945-1960: 「…

新種発見に挑んだ冒険者たち・その2

植民地化する重要なステップ ルンフィウス 両極端 ワシの燻製 「得体の知れないもの」 『博物学の黄金時代』 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを 前日のつづき。 新種発見に挑んだ冒険者たち 地球生命の驚異に魅せられた博物学の時代作者:リチャー…

新種発見に挑んだ冒険者たち

ジョン・ハンター「近代外科学の父」 リンネウス リンネウスvsビュフォン 新種発見に挑んだ冒険者たち 地球生命の驚異に魅せられた博物学の時代作者:リチャード・コニフ発売日: 2012/01/25メディア: 単行本 ジョン・ハンター「近代外科学の父」 彼は一生の間…