吉本隆明
山田太一「オウムを生んだ母子関係の力学」 吉本隆明「世紀末を解く」 超高層のバベル 見田宗介対話集 (講談社選書メチエ) 作者:見田 宗介 発売日: 2019/12/12 メディア: 単行本(ソフトカバー) 山田太一「オウムを生んだ母子関係の力学」 『大航海』1995年…
菊地信義+稲川方人 『重層的な非決定へ 』装幀 ユリイカ 2019年12月臨時増刊号 総特集◎装幀者 菊地信義 作者:菊地信義,谷川俊太郎,伊藤比呂美,蜂飼耳 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2019/11/12 メディア: ムック 菊地信義+稲川方人 対談 永遠の未完成――こ…
はじめに バーセルミの影響はあったか 文体を持たずに小説は書けるだろうか? 文学は「本当のこと」を言うとは限らない 小説家は種明かしをしてはいけない 村上春樹は日本語の中に英語を「入れた」 コードのこわさ、意味ありげに見えるこわさ 以前にやってる…
精神病院 『スカイ・クロラ』 エロス 自己否定への反動 『イノセンス』 『スカイ・クロラ』 土方巽 珍種扱いのアニメと舞踏 廃墟願望 沈黙期間三年目 教養主義 身体のリアル 作者: 押井守,最上和子 出版社/メーカー: KADOKAWA 発売日: 2017/10/04 メディア: …
国家をほんとうに開く 質問者が語る兼業農家の実態 1987年講演後の質疑応答 吉本隆明質疑応答集〈3〉人間・農業作者:吉本 隆明発売日: 2018/02/07メディア: 単行本 国家をほんとうに開く [1991年講演後の質疑応答。89年のベストセラー、石原慎太郎・盛田昭…
「これが現実と言ってスカしてる現状肯定野郎」 正しいことをいうっていうのは、そんなに立派なことじゃない 吉本の言わんとするところがイマイチ伝わりにくいような気がするので、先にこちらから少し引用。データサイエンス講義作者:Rachel Schutt,Cathy O'…
『最後の親鸞』以後 『新約聖書』と親鸞 「大衆の原像」と構造主義 吉本隆明質疑応答集〈1〉宗教作者:吉本隆明発売日: 2017/06/23メディア: 単行本 『最後の親鸞』以後 僕は親鸞のどこが好きなのか。(略)宗教を信じている人にはいい子になりたいという気持…
柳田國男と田山花袋 行動的文体。柳田と田山、互いの影響。 太宰治、志賀直哉 「鮎川信夫と吉本隆明」瀬尾育生 前回の続き。 吉本隆明〈未収録〉講演集第8巻 物語と人称のドラマ: 作家論・作品論〈戦前編〉 (シリーズ・全集)作者:吉本 隆明発売日: 2015/07/0…
透谷における倫理の開き方 透谷の自然観 吉本隆明〈未収録〉講演集第8巻 物語と人称のドラマ: 作家論・作品論〈戦前編〉 (シリーズ・全集)作者:吉本 隆明発売日: 2015/07/08メディア: 単行本 透谷における倫理の開き方 まず第一に、「当世文学の潮模様」が割…
荒地派について 「物語性の中のメタファー」(寺山修司について) 偽感情 吉本隆明〈未収録〉講演集第9巻 物語とメタファー: 作家論・作品論〈戦後編〉 (シリーズ・全集)作者:吉本 隆明発売日: 2015/08/06メディア: 単行本 荒地派について [四季派の立原道造…
2008年の吉本隆明インタビューのとこだけ読んだ。鶴見俊輔 (KAWADE道の手帖)出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2008/12/20メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (16件) を見る 誰もが認めるように、鶴見さんは…
『マス・イメージ論』 1987年「ハイ・イメージを語る」 1991年「映像都市の生と死」 1993年「ハイ・イメージ論と世界認識」 吉本隆明〈未収録〉講演集第5巻 イメージ論・都市論 吉本隆明〈未収録〉講演集第5巻 イメージ論・都市論 (シリーズ・全集) 作者: 吉…
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』 漱石の形態論 高等遊民 つくられる無意識 反復 吉本隆明未収録講演集第二巻。94年の「物語について」という講演だけ、あまり聴いたことのない話が多かったので引用。 前半が、当時出たばかりの『ねじまき鳥〜』についての…
加藤典洋講演&対談から オウム真理教 吉本追悼本なのに鶴見話で盛上がったり、あまり加藤典洋から愛情は感じないw 吉本隆明がぼくたちに遺したもの作者:加藤 典洋,高橋 源一郎発売日: 2013/05/10メディア: 単行本 加藤典洋講演&対談から [吉本隆明]が「ア…
[追記:4/20 区別がつきにくいとの意見があり、とりあえず呉智英の文章のみ引用冒頭に[呉]を付けました] 第三弾、下記リンクからの続き。 kingfish.hatenablog.com いかに呉智英の『吉本隆明という「共同幻想」』がデタラメかを検証するために吉本本を延々読…
『銀河鉄道の夜』 「マリヴロンと少女」 独特の倫理観はどこから出てくるのか 欠点 この本で、「(こんなことは実に稀れです。)」というフレーズが挿入される[宮沢賢治 革トランク]とかヴォネガット先取り、斬新だわ。 「グスコーブドリの伝記」の創作メモ…
「日本の歴史ブームをめぐって」(2000年) 歴史の進歩 『言語にとって美とはなにか』 「記録芸術の会」のもつ政治的意味の重要性 吉本隆明が語る戦後55年〈2〉戦後文学と言語表現論作者:吉本 隆明三交社Amazon 「日本の歴史ブームをめぐって」(2000年) 最…
「二つの世界のアイロニー」(1950年) 「文学者の文学的責任」(1951年) 「知識階級の敗退」(1949年) 「理想人間像について」(1947年) 「白く塗りたる墓」(1948年) 「民族の自覚について」(1949年) 「観念的な、あまりに観念的な」(1949年) 呉智…
「関係の絶対性」 「マチウ書」にしたわけ 芥川龍之介『西方の人』、太宰治「駆け込み訴へ」 オウム 終戦 吉本隆明は自分をエラソーに見せるためにフランス語使ったとか適当なことを書いている呉智英に教えてあげたいw 吉本隆明が語る戦後55年〈5〉開戦・戦…
世界視線 「都市とエロス」出口裕弘(1986年) 「漱石的主題」佐藤泰正(1986年) 漱石の同性愛的傾向 文体 「定型・非定型の現在と未来」岡井隆(1978年) 「作家への視点」山田有策(1981年) 『吉本隆明 全対談集12』(青土社)「吉本隆明の現在」芹沢俊…
呉智英が吉本隆明批判本で「思想的弁護論」を例によっていい加減に分析して「おかしな思想を説く人」などと書いている件を後日検証するので、鶴見俊輔による「思想的弁護論」のまとめと、どのような状況で書かれたか竹内好との対談より。二つとも下記本に収…
「大衆の原像」 村上春樹のノモンハン事件解釈とオウム 非転向じゃなくて殺人罪 小林秀雄 丸山真男学派と橋本行政改革 「吉本隆明が語る戦後55年 12」「大衆の原像」の変化、「非転向じゃなくて殺人罪」と平野謙、村上春樹のサリン事件解釈批判、小林秀雄 吉…
『「反核」異論』 『マス・イメージ論』 『源氏物語論』 『超西欧的まで』 高橋源一郎 あとがき 1999年、江藤淳自殺後のインタビュー 2000年の吉本の執筆?状態 kingfish.hatenablog.com 上記に追加した完全版「吉本隆明が最後に遺した三十万字」上巻と下巻…
民衆の心(1946年) 人間の名において(1947年) 「吉本隆明についていい加減なこと書いてんなよ呉智英」の流れで、「大衆の原像」とか「転向」に絡んで使えるかなあと、福田恒存を引用してみたけど、やっぱ使わないかな。入力が大変なので旧漢字を新漢字に…
60年安保闘争と『試行』創刊前後 「理念と実践の一致」への不満 ナショナリズム 農業問題 村上一郎 前日につづき、あれをファシズムとすることにずっと引っ掛かっていた吉本隆明という話。 吉本隆明が語る戦後55年〈1〉60年安保闘争と『試行』創刊前後作者:…
素人の時代(大西巨人との対談・1982) 農本主義はファシズムじゃない 吉本隆明が大西巨人にマス・イメージ論を語っている対談集『素人の時代』について、呉智英が「とりたてて素人の時代を論じたものではなかった」とノンキな事を書いて、大衆マンセーでボ…
kingfish.hatenablog.com 上記の続き。 呉智英は吉本隆明、小林秀雄、花田清輝が難解文で自分達をエラソーにみせてる奴等であると雑に論じている件を検証。 一応予備知識としてこちらを(→kingfish.hatenablog.com)先に読んでいただくと、呉のいい加減さが…
小林秀雄の方法(昭和36年) 『本居宣長』を読む(1978) 『悲劇の解読』 小林秀雄賞受賞について(2004) 呉智英がせこい印象操作で吉本隆明と小林秀雄を結び付けていい加減なことを書いている本を後日検証するのですが、その前に吉本による小林秀雄論&イン…
鮎川信夫 固窮の人(1969) 鹿島茂「幸福追求の徹底的肯定者として」 友常勉 私的短歌論ノート 呉智英が吉本隆明は難解文で意味ありげに見せてるだけとか、適当な事を言ってる件についてそのうちまた検証するけど……。 さよなら吉本隆明 (文藝別冊/KAWADE夢ム…
アカデミズムのオタク論 吉本隆明はメディアである(1986) 三島由紀夫と吉本隆明(2007) 橋川文三による三島の論理矛盾指摘 吉本隆明のサブカル論とアカデミズムのオタク論(「前田敦子はキリストを超えた」の類w)は全く別物という橋爪大三郎の見解。200…