2008-01-01から1年間の記事一覧

何でもレイプのせいにするなよ

前日のつづき。性犯罪被害にあうということ作者: 小林美佳出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2008/04/22メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 1,765回この商品を含むブログ (55件) を見る事件から九ヶ月後元彼と別れた著者は他の男性と交際しようとする…

レイプ被害者のわがまま

はてなサイズではわかりにくいかもしれないけれど(密林拡大表紙参照のこと)、「性犯罪にあうということ」というタイトルでヴァルネラブルなかんじの女性が表紙である、御丁寧に裏ジャケではしゃがみこんでカメラ目線である。商売上はこれで正しいのである…

落合と松井-マツイの軸

落合と東京ドームの風呂で 落合の助言 イチロー 落合のバット ボールを意識しないで済む練習 入団以来毎日続いた長嶋道場 マメ マツイの軸―思索する心技体 作者: 朝田武蔵 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2008/05 メディア: 単行本 購入: 2人 …

ゆうばり映画祭物語

ゆうばり映画祭物語―映画を愛した町、映画に愛された町作者: 小松澤陽一出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/03/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見るシンスケ気分で素敵やんと呟きたい時にうってつけの本。映画ファンで映…

江夏と落合、ゆうばり映画祭

落合の三冠は江夏のおかげ 選手は孤独でなければという落合名言 かなりあらびきな本、スポーツライターとかが読んだら憤死するんじゃなかろうか。価値があるのは江夏へのインタビューくらい。豊田さんももっと面白い話があるはずなのだが、著者と親しすぎて…

ノーホエア・マンで中原昌也

アレクサンダル・ヘモン『ノーホエア・マン』からの引用で中原昌也っぽくなるかという試み、のはずだったのだが、いまいち微妙な感じ、何故だろう。ノーホエア・マン作者: アレクサンダルヘモン,Aleksandar Hemon,岩本正恵出版社/メーカー: 白水社発売日: 20…

誰がイタリア・ルネッサンスを

ルネッサンスとくればイタリアと決定付けたのは誰か、その動機はetc。 以前に読んだ本なのだが、中世とは何か作者: J.ル=ゴフ,池田健二,菅沼潤出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2005/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (2…

「TaaaGrok」公開

いま出てるNumber(703号/5月9日発売)の「友川カズキと能代バスケット」が面白すぎという話は後にして本題に。ここで聴けるが→(音と奇妙な煙) メンドーな人は下のボタンをクリック。 [2:10/192kbps/2.97MB] 使いまわしの素材でマンネリぐだぐだ途中放棄だ…

四次元で中原昌也

『背の高い草のなかに転がる頭蓋骨のように』 アレックス・ガーランド 『四次元立方体』からの引用をつなげて、中原昌也っぽくなるかという試み。 以前の同様の試みは下記リンク先にて。 kingfish.hatenablog.com 四次元立方体 (ブックプラス)作者:アレック…

ボードリヤールの権力論

前日のつづき。中世の覚醒―アリストテレス再発見から知の革命へ作者: リチャード・E.ルーベンスタイン,Richard E. Rubenstein,小沢千重子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (15件)…

中世の覚醒・その2

前日のつづき。中世の覚醒―アリストテレス再発見から知の革命へ作者: リチャード・E.ルーベンスタイン,Richard E. Rubenstein,小沢千重子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (15件)…

中世の覚醒

ヴァンダル人に包囲された北アフリカ都市 激動の時代だからプラトン アリストテレスは間違っている イスラームの覚醒 アリストテレスを初体験するとどうなるか 前日のつづき。 中世の覚醒―アリストテレス再発見から知の革命へ作者:リチャード・E. ルーベンス…

猫猫ブログへの疑問

もう一つ、古代ギリシャ・ローマ文化は中世には忘れられていて、ルネサンス期にイスラームから逆輸入されたとある。村上陽一郎がそう書いているらしく、私もむかし村上に教わって以来長くそう信じていたが、実は間違い。クルティウスの『ヨーロッパ文学とラ…

オー・ヘンリー最後の日

前日のつづき。 ヴァレンチノやオー・ヘンリーを看取った医者にインタビューするマーガレット・ミッチェル。明日は明日の風が吹く―女はすべてスカーレット作者: マーガレットミッチェル,Margaret Mitchell,早野依子出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2002/0…

1923年の女たち

「女はすべてスカーレット」というものすごい副題、装丁挿絵すべて『風と共に去りぬ』全開なのだが、実際の中身は著者が『風〜』を書く10年程前に書いた新聞記事をまとめたもので、1923、4年の風俗・社会事情が描かれていて、これが結構興味深い。ある意味、…

ダイナマイト・キッドの馬場、渕、ブッチャー話

全日移籍 ダイナマイト・キッドのステロイド講座 馬場 ブッチャー 前日の続き。 PURE DYNAMITE―ダイナマイト・キッド自伝 (BLOODY FIGHTING BOOKS) 作者: ダイナマイトキッド 出版社/メーカー: エンターブレイン 発売日: 2001/09 メディア: 単行本 購入: 14…

ダイナマイト・キッド自伝

タイガー初登場 蛇の穴 人物評 ステロイド やはり最高の好敵手と認めているのはタイガーマスク。 しょぼマスクへの失笑が感動に変わった伝説のデビュー戦で交わされた会話。 PURE DYNAMITE―ダイナマイト・キッド自伝 (BLOODY FIGHTING BOOKS) 作者: ダイナマ…

アイアンサイドで中原昌也

kingfish.hatenablog.com 前回は高橋さんに変更になりましたが、再度ジム・トンプスンで中原昌也に挑戦。おまけでブルトンもまぜてみました。以降全て下記本からの引用(それにしてもアイアンサイドのイントロ、あまりにも中原昌也で笑える)。鬼警部アイア…

天引きしたって関係ねえ

kingfish.hatenablog.com 上記につづいて下巻をチラ見したら日本の高官がスゲエこと言ってたYO。「後期高齢者」から天引きしようがなにしようが愚民は黙ってついてくるということでしょうか。波乱の時代(下)作者: アラングリーンスパン,山岡洋一/高遠裕子出…

C.S.ルイスで高橋源一郎

kingfish.hatenablog.com 上記に続いて「C.S.ルイスで中原昌也」をやろうとしたのだけど、どうも違う。単に「C.S.ルイスREMIX」にしようかとも思ったが、勢いで無理矢理「C.S.ルイスで高橋源一郎」に変更してみた。それならそれで別の文章選択もあったなと思…

ギャスケルで中原昌也

kingfish.hatenablog.com 上記に引き続き、ここまできたら中原昌也となんの接点もなさそうなのを使って中原昌也的になるかやってみることに。 以下の文章・タイトルは全てギャスケル短篇集から引用。ギャスケル短篇集 (岩波文庫)作者: ギャスケル,Elizabeth …

ジム・トンプスンで中原昌也

kingfish.hatenablog.com 上記に続いて、今度はジム・トンプスンをつなげて中原昌也っぽくなるかなあという試み。以下囲んでないけれど「取るに足りない殺人」からの引用。取るに足りない殺人作者: ジム・トンプスン,三川基好出版社/メーカー: 扶桑社発売日:…

オバマが共和党員にも受ける理由

前半をチラ読み。 黒か白で対立を煽り、国を二分して争うのはやめよう、それでは解決は見出せないというのがオバマの主張。なるほど共和党員にも支持されるわけだ。合衆国再生―大いなる希望を抱いて作者: バラク・オバマ,棚橋志行出版社/メーカー: ダイヤモ…

モッドと高田渡

ホームレス予備軍が読むと憤死しそうな皿漁り本ゆえスルーしかけたが借りてしまった。 緊急入院&手術のくだりで心和んでしまいました、ファンの皆さんスマンソン。 手術の終わり頃、一度だけ覚醒した。 自分の右脚のほうで医師たちの言葉が一瞬だけ聴こえた…

高校野球の闇と光

球界のドン・鶴岡一人 野球留学の雛形 “ボール流通の仕組み” 最後にちょっといい話。 有名野球部なら、うまくすればプロ、悪くても大学へは行ける、そんな母親につけこむプロ野球の喰いつめ者たち(小・中学生にプロが教えるのは可)。 ただそんなドロドロし…

「Secscag」公開

ここで聴けるが→(音と奇妙な煙) メンドーな人は下のボタンをクリック。 [1:56/128kbps/2.66MB] また途中放棄してしまった。 次は絶対完成させタイ。 明日から、頑張るニャー。

「暗闇のスキャナー」で中原昌也

フィリップ・K・ディックをつなげて中原昌也っぽくなるかなあという試み。以下囲んでないけれど「スキャナー・ダークリー」からの引用。スキャナー・ダークリー (ハヤカワ文庫SF)作者: フィリップ・K.ディック,Philip K. Dick,浅倉久志出版社/メーカー: 早…

日本人が知らないMLB

「ボストンは最も人種差別の激しい町」 嫌われ者カート・シリング 一番嫌われた日本人選手は伊良部だが 球場使用料の日米差 松坂の通訳 「ケンカをするフリ」 奇人変人 シアトルの光と影 著者には日本通という印象があったのだけど、「斉藤、大塚、岡島は日…

グリーンスパン、黒字で苦悩

前日のつづき。波乱の時代(上)作者: アラングリーンスパン,山岡洋一/高遠裕子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2007/11/13メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブログ (69件) を見るブラック・マンデー FRBの声明の…

グリーンスパンのニクソン、フォード評

波乱の時代(上)作者: アラングリーンスパン,山岡洋一/高遠裕子出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2007/11/13メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブログ (69件) を見るニクソン 経済と政策に関する巧みな質問でわたしの…