2008-01-01から1年間の記事一覧

「温暖化」検証、バオバブの木

「温暖化」という誤解を招く言葉 二酸化炭素は旱魃を救う たしかに海面は上昇しているが 海が暖まると雪が降る 北極圏の気候が温暖化すると氷河時代が始まる 自然中心主義者は二酸化炭素増加を悪とするが アンリ・ポアンカレとアインシュタイン 宇宙空間に木…

菊地成孔マイルス本

ケイ赤城インタビュー 持続音 「ドナ・リー」をパーカー作にされたマイルス 「子分の曲はかっぱらえる」 フリージャズ、オーネット・コールマン ウェイン・ショーター、著作権について語る 『ウィ・ウォント・マイルス』 M/D マイルス・デューイ・デイヴィス…

印紙税、18世紀の新聞

前日のつづき。読者の台頭と文学者―イギリス一八世紀から一九世紀へ (SEKAISHISO SEMINAR)作者: 清水一嘉,小林英美出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (4件) を見る作者の無関心 作者…

18世紀の著作権、読者の台頭

kingfish.hatenablog.com 上記とだぶる話ではあるが。読者の台頭と文学者―イギリス一八世紀から一九世紀へ (SEKAISHISO SEMINAR)作者: 清水一嘉,小林英美出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2008/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 10回この商品を含む…

ブッチャー自伝

ブッチャー 幸福な流血―アブドーラ・ザ・ブッチャー自伝作者: アブドーラザブッチャー,Abdullah The Butcher出版社/メーカー: 東邦出版発売日: 2003/05メディア: 単行本 クリック: 84回この商品を含むブログ (17件) を見る泣き落としで新聞売り、不用品を回…

「EnemeeQ」公開

毎度愚痴めいた話ではなんなので、クイズ。 さて、下記の絵はいつ頃のものでしょうか? 下の方を見ると見当がつくかもしれないので、主に少年の顔だけで判断してみて下さい。 僕だったら、1980年頃の少女マンガの扉絵?くらいの回答になると思うけど。皆さん…

ヘミングウェイ、フランク・ロイド・ライト

ガートルード・スタイン、ヘミングウェイを語る フィッツジェラルド フランク・ロイド・ライト ナボコフ 英国騎手・レスター・ピゴット 第二集はぐっと時代が近くなりあまりありがたみがない。モンローとかモンゴメリー・クリフトもそれなりに面白かったが割…

橋本治の敬語本

「参上する」を果てしなく敬語化すると 「一位」の主人、「三位」の客、「五位」のあなた 爆笑箇所をデカ字にしてみた 敬語の暗黒面 苦手だった同級生との再会 ヘンなオヂサンがセッキン ちゃんと話すための敬語の本 (ちくまプリマー新書)作者:橋本 治発売日…

達郎のような女

山下達郎の新曲は大瀧詠一プロデュースによる笠置シヅ子「ブギウギ時代」のカヴァー。まりあから借用したという真っ赤なルージュがまぶしい衝撃ジャケ。 というのは、 と書くのもなんだか白々しいが、1949年発行「ブギウギ時代」の表紙。定価20円。楽譜なの…

ゾラ小説講座、トルストイがフロイトが吼える

ゾラ小説講座 トルストイ、立憲主義運動を語る ウッドロー・ウィルソン、保守をdisる G・K・チェスタトン、H・G・ウェルズとバーナード・ショーを語る フロイト激昂 エディソン 前日のつづき。 マルクスからヒトラーまで インタヴューズ 1発売日: 1998/1…

再現、ビスマルク、トウェイン、キプリング

インタビュアーのバイアスがかかった描写とはいえ、歴史上の人物が鮮やかに再現されて不思議な気持に。と言いつつ人物描写部分は割愛して面白トークを主に。 ビスマルク、立憲議会政治を語る マーク・トウェイン、著作権を語る トウェイン、自伝とは キプリ…

ぼくの週プロ青春記・その3

ターザン後藤離脱 週プロの存在を揺るがした、新日本対Uインターの大成功 ターザン迷走 新日取材拒否 退社 前日のつづき。 K−1一回目を深夜観ながら「いくらオシャレな演出をしても、これじゃプロレスには敵わないな」と著者が鼻で笑っていた時代もあった…

全女はコワイよ

移籍の裏にマスコミ FMWインディー大統一 みちプロ 女子プロ同性愛事情 ポーゴさん 全女東京ドーム前、ターザンVS宍倉 全女東京ドーム 『夢の架け橋』がもたらした批難 孤立する豊田 前日の続き。 ベースボール・マガジン社は野球が純文学、プロレスがマンガ…

週プロ崩壊序曲

全女の前座試合はすべて実力主義。 プロレス界にスクープなし 著者がくどめに提案したフィニッシュが不発に 四天王プロレスを陰で支えていたのは、 週プロ全盛→崩壊過程、著者が関係していた全女&FMW系のウラ話が主だが、それ以外の人でも面白いと思う。 虚…

電話番号は誰のものなのか。

交換手が加入者のメッセージを盗み聞き 定額制 電話番号は誰のものなのか。 「カッツ対連邦政府」訴訟 個人データ保護―イノベーションによるプライバシー像の変容 作者: 名和小太郎 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2008/03/20 メディア: 単行本 購入: …

鈴木邦男が見沢を語る

見沢知廉事件 匿名は卑怯だw 前日の続きは結局なしにして、かなーり、ゆるい本を。対談者に興味のある人にはそれでもよいのかもしれぬが。関係ないが鈴木邦男といえばUWFを連想してしまう、そんな時代もありました。 本と映画と「70年」を語ろう (朝日新…

なぜサダムは生き残れたか

灰の中から―サダム・フセインのイラク作者: アンドリューコバーン,パトリックコバーン,Andrew Cockburn,Patrick Cockburn,神尾賢二出版社/メーカー: 緑風出版発売日: 2008/05/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見る19…

石堂淑朗回顧録

「頭の中で虚実がすぐに入り乱れてしまう昨今のことだから、怪しい」などと書いてる著者。偏屈老人の銀幕茫々作者: 石堂淑朗出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/03/01メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (10件) を見る憧れの同級生を…

「気に掛かる」猫猫先生の読解力

以前、猫猫先生に 古代ギリシャ・ローマ文化は中世には忘れられていて、ルネサンス期にイスラームから逆輸入されたとある。村上陽一郎がそう書いているらしく、私もむかし村上に教わって以来長くそう信じていたが、実は間違い。 と書いているけど間違ってい…

ライシャワー覚書1942

傀儡 人種戦争 黒と黄 白人至上主義の露呈 希望と憲法 日本国憲法の発話主体と応答作者:酒井 直樹発売日: 2008/04/28メディア: 単行本 本文で引用されている1942年のライシャワー「対日政策に関する覚書」翻訳が巻末に載っている。 (略)[ドイツやイタリア…

堤清二インタビュー

連名になってますが、実態は堤清二インタビュー本なので、チーズ嫌いの人でも大丈夫(それにしても60過ぎて不良だっただの、BMWに乗ってるくせにヴィトンを一点も持ってないのが誇りとかぬかしてるバカ東大教授は(略))。ポスト消費社会のゆくえ (文春新書…

無意味な絵と映画の話

絵を描くならその手のフリーソフトがあるのではと検索かけて、早速「inkscape」、なるほどロゴとかかっちりした絵を描くのに向いているのか。とりあえず意味もなくスタローンとウディ・アレンの共演シーンを。 [先週観た映画メモ] 「かげろう侍」 事件発生雷…

オバマ自伝・その2

前日のつづき。マイ・ドリーム―バラク・オバマ自伝作者: バラク・オバマ,木内裕也,白倉三紀子出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/12/14メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 130回この商品を含むブログ (39件) を見るオーガナイザーを諦めかけた頃…

オバマ自伝

オバマが『ハーバード・ロー・レビュー』初の黒人編集長になった1995年に出版された本(2004年に再発)マイ・ドリーム―バラク・オバマ自伝作者: バラク・オバマ,木内裕也,白倉三紀子出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2007/12/14メディア: 単行本購入:…

トップ画像その2

ぬおおお、ちまちま30MBの容量を消化していたら、知らぬ間に月毎30MBに変更になっていた、oleの貧乏フォトライフが無駄に。 kingfish.hatenablog.com そういうわけで容量を気にしなくてよくなったので上記に続いてトップ画像展覧会第二弾。 クッリクすると元…

もう市民運動は古い&トップ画像

借りてはみたがどうも手が出ず返却、その前にチラ見したら本題と関係ない話題が興味深く。対論 憲法を/憲法から ラディカルに考える作者: 樋口陽一,杉田敦,西原博史,北田暁大,井上達夫,齋藤純一,愛敬浩二出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2008/04/01メデ…

高橋源一郎が映画「靖国」を斬る

刀鍛冶の刈谷さんに監督は質問するのだが 不満 「小泉参拝をどう思う」と逆質問。 訊問調書なんか作っちゃダメだ 他人とコミュニケートすること 軍服で靖国に集う人達 文学界六月号『ニッポンの小説』。 高橋源一郎が映画「靖国」を表現として駄目だと斬って…

寅さんの「シベールの日曜日」

渋谷天外と藤山寛美 渥美清、弘田三枝子 同業者のねたみ、渥美の殺気 他にも引用しようとしたのだが、なかなか難しくて。 再読なのだが、ロリコン云々のくだり全然記憶にない。 定本 日本の喜劇人作者:小林 信彦メディア: 単行本 渋谷天外と藤山寛美 私の印…

宮大工西岡常一・その2

ヤリガンナ 法隆寺の五重塔と薬師寺東塔を 秘伝の中身は大したものじゃない 前日のつづき。 宮大工西岡常一の遺言作者:山崎 佑次発売日: 2008/03/01メディア: 単行本 ヤリガンナ 法隆寺昭和の大修理のとき、せめて飛鳥建築の仕上げだけはヤリガンナでやって…

宮大工西岡常一の遺言

薬師寺 法隆寺 「木を買わず山を買え」 口伝「用材は成育の方位のままに使え」 法輪寺三重塔再建。 宮大工西岡常一の遺言作者:山崎 佑次彰国社Amazon 薬師寺 法隆寺は高麗尺(356ミリ)、朝鮮の尺で建てられていますが、こっちは唐尺(297ミリ)という中国の…