2006-01-01から1年間の記事一覧

近代国民国家の憲法構造

三度樋口陽一、kingfish.hatenablog.com他とダブリあり、禿しく手抜きで。近代国民国家の憲法構造作者: 樋口陽一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1994/04メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見る「ジャコバン主義」を 中間…

徳富蘇峰終戦後日記

毛唐管理下の国体なんて国体じゃなぁぁぁい 天皇の戦争なんだから降伏なんか論外。 天皇学 朝鮮 台湾 だまされてばかり、カワイイね、蘇峰 かなり笑える。蘇峰が生きてたらカリスマブロガーDEATHね。 徳富蘇峰 終戦後日記ーー『頑蘇夢物語』作者:徳富 蘇峰発…

資本主義に徳はあるか・その2

寛大さか連帯か Q&A 愛は道徳ではないのですか 前日のつづき。 資本主義に徳はあるか 作者: アンドレコント=スポンヴィル,Andr´e Comte‐Sponville,小須田健,コリーヌカンタン 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店 発売日: 2006/08 メディア: 単行本 クリック: …

資本主義に徳はあるか

一見ヌルそうなタイトルですがパラッとめくると山形浩生よりキッパリした発言が。イラク三馬鹿騒動で袋叩きの山形センセイ日頃の勢いはどこへやら俺は本業で高遠より貢献してるのだとも言えず収入の10%寄付してるのですとヘタレ厨房発言しておりましたが、…

憲法力 大塚英志

「大塚英志と憲法」で読む気をなくす人でも面白そうなトコだけ思い切り手抜きで。 なぜ柳田国男は親友・花袋の私小説を否定したか 文学ではなく言語技術として ツールでいい、美文は不要 戦前の日本人論は多民族国家を前提にしている 憲法力―いかに政治のこ…

軽免許と「軽」軽自動車

女性恐怖で未婚 露悪正直告白、やたらといばりちらす泡泡先生 斉藤緑雨『小説八宗』文体模写で批評 癇症の妻から逃れるための書斎を夢みる父。 前日のつづき?確認のために読み返してみた関川夏央旧著より。貧弱脳味噌メモリーのおかげで初めて読むような気…

汽車旅放浪記

関川夏央の本としては微妙なデキ。初めて関川夏央を読む「鉄ちゃん」にこの程度と思われると無念ナリ。特に三部構成の第一部にあたる「楽しい汽車旅」がイマイチ。気のせいかと思い旧著『豪雨の前兆』収録「操車場から響く音」を読み返してみたが、やはり気…

ダーウィンのミミズ/愚民賛歌

「負け組」&「愚民」の皆さん、ダーウィンがミミズから得た思想は。 世界は人間に恩恵をもたらすようにデザインされていると信じるよりも、世界はたまたま人間に恩恵をもたらしているという事実のほうがすごいことではないか 大地を受け継いでゆくのは、貧…

ミッチー・ブーム

イラク王室が転覆した1958年、正田家は「民主化の行きすぎ」による皇室の将来を心配していた。ミッチー・ブーム (文春新書)作者: 石田あゆう出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/08メディア: 新書購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (22件) を…

「転換期の憲法?」その2/樋口陽一

前日のつづき。転換期の憲法?作者: 樋口陽一出版社/メーカー: 敬文堂発売日: 1997/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る憲法ではなく基本法であり、東西統一まではという暫定性が逆に確定性に 永続性と暫定性、という見地から憲法を見るとき…

ミック・ジャガーがジミヘンでエアギター

前日の続きは後にして、20分で100質問する人気インタビューをまとめた本からミック・ジャガーのインタビュー。インタヴューズ作者: モーリッツ・フォンウースラー,田丸理砂,粂田文,浜口可奈子,青木亮子,宗宮朋子,渡辺幸子出版社/メーカー: 三修社発売日…

タマにはトラバ(自走式プレーヤー編)

コメント欄に書き込んでみたいけど、この空気じゃ無理無理、そもそもその話題自体ネガティブに語られているわけで無理無理、というわけでトラバ送信。 「VINYL KILLER」という名の自走式プレーヤー。 (

転換期の憲法?

「国家からの自由」を本気で貫徹するとき、 特殊なるがゆえの普遍 自己決定という線は譲れない 「自由のために中間権力をどうすべきか」 「結社の自由」より「結社からの自由」 国家からの自由vs国家による自由 例えば独禁法 人権概念を広げるか限定するか …

タマには人志も掘られたい

これも松本人志似のヤクザ兄貴が惚れた女を罠にはめて娼婦にして観察して云々という話のようでそうじゃない。いやこれはかなり独断か?。悪い男 [DVD]出版社/メーカー: エスピーオー発売日: 2004/08/06メディア: DVD クリック: 57回この商品を含むブログ (88…

アメリカが土下座する「25時」

明日収監されるヤクの売人が「ムショに行ったら男前で華奢な白人のオレは絶対カマ掘られるどうしよー」とブルーになってる話。人をヤク中にした金での豪勢な暮らし、それでいいとは思ってなかったけど、後悔先に立たず。オレをサツに売ったのは誰だと悶々。2…

中国10億人の日本映画熱愛史

中国ではマッチョ云々とか、紅衛兵世代の気持云々と、ひとくくりに言えるものなのかは疑問だけど、まあとりあえず。中国10億人の日本映画熱愛史 ― 高倉健、山口百恵からキムタク、アニメまで (集英社新書)作者: 劉文兵出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006…

内田樹とおぎやはぎは無関係

大変だよ、やはぎ、お前、毒蝮さんになっちゃってるよ。 うそお、ホントだあ。 「おい、ばばあ、これでなんか作ってくれ」と矢作さんは厨房に声をかける。 これはまずいよね、事務所経由で抗議しといたほうがいいね。 大変だよ、やはぎ、いきなり全部削除し…

イギリス革命のセクト運動

返却期限に追われて飛ばし読み。メモ気分で。イギリス革命のセクト運動作者: 大西晴樹出版社/メーカー: 御茶の水書房発売日: 2000/07メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る傲慢選民化した二重予定説 このように二重予定説は、実…

大塚久雄/人と学問

えー、いきなりですが、面白くはないです。役に立つ情報なし。じゃあなんで取り上げたのかというと、あまりにヘンな本だから。大塚久雄 人と学問作者: 石崎津義男出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2006/07/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含…

パノラマの世紀

そもそもパノラマ館とは。 ファンタスム/プロパガンダ 芸術産業 ピクチャレスク 立ち位置/機械的な再現 芸術界からの批判 モネの『睡蓮』 パノラマって映画誕生以前のヴァーチャル・リアリティ空間で国際的配給網を持ってたのかあ。 パノラマの世紀作者:ベル…

萌えるアメリカ

アメリカの出版流通話だけを。萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか作者: 堀淵清治出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2006/08/14メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 43回この商品を含むブログ (31件) を見る検閲機関CCA(コミック…

colefishowgulfMIX

ココで聴けます→→ メンドーなら下のボタンをクリック 正直「Loveless」一曲だらだらやってるほうがいいんじゃねえのという心持だったので、漠然とつないだだけのような、イマイチ盛り上がりにかけるような、定番ばかりのような、気もするが、ま、いいや。 日…

憲法近代知の復権へ

近代法が想定する人権 「喫煙の自由」の場合。 人権のインフレ対策。 脱道徳論への転回 批判的普遍主義 19世紀憲法学をゆさぶる二人 こちら(id:kingfish:20060821)の流れで「近代国民国家の憲法構造」を借りようとしたけれど読めそうになかったので、こっ…

日本の電子音楽

第二章のインタビューのところだけ。 本の後半は電子音楽年代記と主要ディスク紹介になってます。 日本の電子音楽作者: 川崎弘二,大谷能生出版社/メーカー: 愛育社発売日: 2006/07/01メディア: 単行本 クリック: 26回この商品を含むブログ (17件) を見る 湯…

ふたりの猫サンド・坂東眞砂子Mix

この夏、ヒマもお金もあるけど何処にも行けなかった中村獅童クンと、国会図書館にしか行けなかった猫猫先生に捧げます。グループ魂の新曲『ふたりの猫サンド』。ねこねこねこねこネコサンド、あつあつあつあつネコサンド、二人でネコ始末しましたあああ*1。 …

新しいデカルト・その2

懐疑論者ではない 「わたし」が第一原理になったとたん 激動混乱による迷いは懐疑ではなく気絶。 限られた完全性 信じることは疑いから生まれ、疑いは信じることから生まれる 前日のつづき。 新しいデカルト作者:渡仲 幸利メディア: 単行本 懐疑論者ではない…

新しいデカルト

さわやかな「わたし」 よりみちのススメ 旅立てジャック あたりまえの能力 イライラは天気や体調のせいかもね 新しいデカルト作者:渡仲 幸利メディア: 単行本 さわやかな「わたし」 あえてこういおう。社会にはひとかけらの精神もないのである。だから、けっ…

思想としての<共和国>&人権産業

デモクラットとか、共和主義者か ドブレの考える共和制と民主制の相違 フランス革命二百年祭でも ドブレ怒りの鉄拳:人権野郎をぶっとばせ 人権屋が大嫌いという人は最後の方から読んでください。 思想としての“共和国”―日本のデモクラシーのために作者:ドゥ…

トリックスター村上ファンド

伝説検証 村上ファンド実績 出資元オリ幹部回想 西武株の顛末 ドリテク株:ライブドアの仕返しが皮肉にも さあ皆も朝生で田原総一郎に逆質問しようぜ。 1999年ユニゾンの佐山展生を訪ねて、君らが始めた”ファンド”って何?と素人質問をした通産官僚村上。プ…

スピノザ「無神論者」・その2

前日の続き。スピノザ 「無神論者」は宗教を肯定できるか シリーズ・哲学のエッセンス作者: 上野修出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/07/31メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見る 鋭牙会に捧ぐ*1 もう聖書の中の古くさい理屈に合わない記…