2006-01-01から1年間の記事一覧

掟の問題/カフカ&春樹本

ノート〈2〉掟の問題―カフカ・コレクション (白水uブックス)作者:フランツ カフカメディア: 新書 結局アフォリズムしか読まない。 25 この世へと逃げこむ以外に、どうしてこの世をよろこぶことができようか? 27 ネガティブなことを行うのが、なおわれわれに…

アンビエント・ドライヴァー・その2

「一見複雑そうなもの」とのちがい 細野晴臣式パニック症候群対処法 ルーツが露わになるエレクトロニカ 本来の音楽のあり方 広いレンジは不要 カスタネダ、「真実」ならそれでいいw 前日のつづき。 アンビエント・ドライヴァー THE AMBIENT DRIVER (マーブ…

アンビエント・ドライヴァー/細野晴臣

人間とは違う顔の男 精霊信仰 あの体験があるから自分は大丈夫 打ち込め「おっちゃんのリズム」 アンビエントとは 収録された文章が書かれた時期、95-96、02-06年の二つに分かれるのですが、その断層が気になる(細野晴臣の言動の変遷を知らぬので、単に掲載…

ネット時代の反論術

「見せかけの論争」 相手の悪口から相手のコンプレックスを知れ 前日の続き。 ネット時代の反論術 (文春新書)作者:仲正 昌樹発売日: 2006/10/20メディア: 新書 「見せかけの論争」 の場合、相手よりギャラリー、味方へのアピールが肝心。「構造改革」で行く…

「うわーっ!」

[追記] 「cachamai」様より、「うわーっ!」というブクマコメントを頂戴し、昨日までのささくれだった心が小春日和の墓地のような静けさを取り戻しております。「これはひどい」「うーん」「ふーん」といったコメントも今では心暖まる響き(あっ、いま気付い…

ネット時代の反論術

ネット時代の反論術 (文春新書)作者: 仲正昌樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/10メディア: 新書購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (46件) を見る役に立つ論争技術に関しては明日引用するとして、結論は、ほとんどの論争は『ウンコな議論…

笙野頼子的からみ方

前日のつづき。 笙野頼子方式で「cachamai」に絡んでみるの巻。 まあブクマコメントの隅でやられるだけならアレだけど、ブクマにもキーワード検索があって「これはひどい」でやってくるんですよ、笙野頼子がどうこうじゃなくて「これはひどい」でやってくる…

笙野頼子vs中島義道

前日のkingfish.hatenablog.comのつづき。 笙野頼子と「騒音おばさん」を関連付けてまとめようかと思ったが、尊師を貶されると前後が見えなくなる脳内カースト[女&かわいい動物ちゃんたち>>(越えられない壁)>オス]なプチフェミちゃんがまともに理解で…

「騒音おばさん」のブルース

前回のkingfish.hatenablog.com。 まあ要するに「騒音おばさん」が他人事とは思えないという話。 騒音ストレスのはじまり 精神状態がよくない時に一階に引っ越したのが事のはじまり。二階の足音がウルサイ。しかもこちらが眠ろうとする深夜に帰ってきてドカ…

「これはひどい」

噂のブクマ一言コメント被害が俺のとこにも キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!w。 電波文を書いてやったらさっそく「これはひどい」と笙野頼子の電波文はコリアかコレラかコアラか知らぬが「ひどい」ぞ。「これはひどい」とコメントつけてるヒマがあったら、尊師にあの電…

ドン・キホーテの「論争」

前々回のkingfish.hatenablog.comのつづき。明快に説明すべき文章がイタイのはダメだろと書いたけど、コッチはそうでもないかと読んでみたのだが、うーむ、ビミョー。ドン・キホーテの「論争」作者: 笙野頼子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/11メディア…

終戦後文壇見聞記

文壇派閥 匿名小説 高見順、ショック療法で悪化 時代物に手を出すな 臨終 常識知らず 日本は負けてないと主張する佐藤春夫 侃侃諤諤w 佐多稲子の希望で中野重治とおかまバー 梅崎春生 野坂参三は神戸の裕福な貿易商の息子 前日のつづき。 終戦後文壇見聞記…

大塚英志賛江、「群像」はずっと赤字です

大正10年生まれ、昭和41年!に「群像」編集長を辞めた人の本。面白い話は後にして、大塚英志に「純文学はマンガのおこぼれで成立してるじゃないか」と言われて笙野頼子がブチキレタ件に関する話。終戦後文壇見聞記作者: 大久保房男出版社/メーカー: 紅書房発…

「DizzyCoasterMix」

メンドーな人は下のボタンをクリック。 テクノのかけらもない選曲。 [Playlist] Harry Belafonte/ Pastures of Plenty Little Walter / RollerCoaster Stevie Wonder / If You Really Love Me Dizzy Gillespie / O Solow 「怒りの葡萄」的ウディ・ガスリー・…

エレクトロショック・その2

前日のつづき。エレクトロ・ショック作者: ロラン・ガルニエ,野田努,プラット・アレックス出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2006/09/21メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (16件) を見るガルニエ18歳 僕はその頃いい機材を…

エレクトロショック

マッド・マイク モータウン創設者の偉大さ。 街を離れる訳 サブマージ設立 ガルニエのデトロイト訪問記 デトロイトにシーンはなかった カーリー・サイモンの「ワイ」とあって、よくよく考えると「Why」のこと。お前は欧米かっ!と言おうとしたらホントに訳者…

イエロー・サブマリン航海記

UAとの契約を果たすために メンバーは「イエロー〜」をバカにしていた。 やっつけ仕事でノーザン・ソング 「ピーター・マックス」は無関係 ハインツ・エーデルマン 師匠によるピーター・マックスの人格検証 ヘイ・ブルドッグ イエロー・サブマリン航海記作者…

ハルキ・ムラカミと言葉の音楽

義父の人柄 猫づくし 羊は日本にいないとの指摘がきっかけ タイトル お腹が空くと火山が思い浮かぶんです 『ノルウェイの森』のセックス 春樹もアコードぶつけてた。 大江健三郎と中上健次 大江と村上 ハルキ紹介英語本の日本語訳。 主に著者が村上春樹と交…

女流-林芙美子と有吉佐和子

大雑把に言うと、サイバラを惚れっぽくしてエゲツナクしたのが林芙美子? 座を暗くする女・平林たい子の痴漢行為。 自費でも行きたい従軍作家。1937年34歳。 戦場に「林芙美子の書くべきこと」はなかった 織田作之助死去、 宮本百合子が大嫌い 戦前的中産階…

俺プレイバック

話がセンチメンタルになったところで、BGM代わりの新企画。 2001年のメチャ陰気な自作曲を。 DeadFather/NARROW GARAGE こんなタイトルですが、死の二年前、父のガンを知らされてぐわーんな気分で作ったのがこの曲って、そんな話されても重すぎマス重山。 […

息子視点の「生きる」

「生きる」を久々に観て記憶のないシーンに驚愕。ガンと知り、男手ひとつで育てた息子に頼ろうとするも行き違い、孤独な父、以降のシーンがっ。 仕方なく仏壇の前で妻の死の回想、霊柩車、幼い息子。 息子のために兄からの再婚話を断る。 息子が呼ぶので階段…

シェイクスピアの驚異の成功物語・その2

ロンドンは、絶え間の無い懲罰の劇場だった。 「私はイエスを愛したように女王を愛した」 息子の死。「儀式はこれだけか」。 生者は死者を救えるのか。 「信仰遺言書」に署名していた父・ジョン 息子のミサ問題、迫る父の死、その中で書かれた『ハムレット』…

シェイクスピアの驚異の成功物語

少年時代に遭遇した女王の地方訪問時の祝祭 のちに『夏の夜の夢』に使われる光景 階級を買おうとした父、その前に商売が左前で断念 浮浪者地獄 どっちつかずの宗教模様 英語発展の瞬間 メアリ女王時代にカトリック復活、 拷問器具「ス力ベンジャーの娘」 法…

坂東眞砂子もビョーキだよ

kingfish.hatenablog.comでバカフェミ全開じゃねえかと書いた坂東眞砂子の話。 呉智英さんは動物愛護管理法のビョーキ精神を指摘してそれに比べりゃ、坂東眞砂子はそれなりにちゃんとした主張をしていると書いていたが、そうだろうか、坂東眞砂子もじゅうぶ…

「PlasticRamMIX」完成

ココで聴けます→→( メンドーな人は下のボタンをクリック 「PlasticRamMIX」(mp3/4.67MB) 曲を詰め込む予定と、大ネタゆえに、ポールの曲ちょっとしか使わなかったのだけど、もう少し長くしてもよかったかなあ。結局めんどくさくなったのと情緒全開で最後…

常識的文学論

前日の流れというわけでもないが、小谷野敦ブログで話に出た『常識的文学論』収録の大岡昇平全集15巻を借りてみた。大岡昇平全集〈15〉評論〈2〉作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/04メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ…

花影

ここのところ日本映画専門チャンネルで川島雄三をやっている。気分が暗かったせいか若い時にピンとこなかった地味な「花影」が妙にしみじみくる。原作はモデル小説、池内淳子(著名文士と浮名を流した女給・坂本睦子)、佐野周二(青山二郎)、池部良(大岡…

アンダースロー論 渡辺俊介

キモである技術論以外のところを。 クビがちらつく一軍未満の心理 再度昇格して、自信を持って挑んだが メジャーのボール アンダースロー論 (光文社新書)作者:渡辺 俊介発売日: 2006/09/15メディア: 新書 クビがちらつく一軍未満の心理 ファームから一軍に昇…

due process of law 日本国憲法50年と私

日本国憲法50年と私作者: 杉原泰雄,樋口陽一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1997/04/28メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見るパラっとめくって、奥平康弘「ある憲法追憶」だけを。メモ代わりなので長文引用スマソ。 GHQ関係者によ…

美憂とあつこ

一時期いいかんじになっていた山本美憂が化膿シマイ姉化しつつあると思っていたら、なんだかキャシー中島になっていた(服のせいもあるけど)。 ダイエットダイエット。 細(略)マネ選手権で、いとうあさこがBabeネタで登場。あの芸風はあの空間には向かな…