2012-01-01から1年間の記事一覧

ここから読もう『言語にとって美』吉本隆明

読みやすい吉本隆明・第三弾。 『言語にとって美とはなにか』を難解だという人は第二章までで挫折したのではないだろうか、代表作だからと読み始めて挫折したヤング、とりあえず第三章から読んでみて。23歳の僕はこの文章解析を読んで目から鱗、中学生の国語…

書物の解体学・その2 吉本隆明

前日のつづき。うまく引用できなかったのでガックリきて、この分量で終了、立ち読み代わり程度に。 書物の解体学 (講談社文芸文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/10メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見る …

書物の解体学 吉本隆明

読んだことのない人に勧める、読み易そうな吉本隆明・第二弾。1975年刊(51歳)。順番をとばして、一番わかりやすい「ヘンリー・ミラー」から。書物の解体学 (講談社文芸文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/10メディア: 文庫 クリッ…

悲劇の解読 吉本隆明

読んだことがない人が読むならどれがいいかと考えて、とりあえずこれを選んでみた。79年刊(55歳)。もちろん僕はちくま文庫版ですけど。 添付したヘンテコ画像は、おまけの五センチ人形接写したら生きてるみたいや、てなピコ麻呂気分で作成した下の動画用素…

フランス文学講義・その2

前日のつづき。フランス文学講義 - 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書)作者: 塚本 昌則出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/01/24メディア: 新書購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (10件) を見るゾラ ゾラ自身が標傍する自然主義は、…

フランス文学講義

10章までは「1時間でわかるフランス文学」ってかんじでサクサク進行。フランス文学講義 - 言葉とイメージをめぐる12章 (中公新書)作者: 塚本 昌則出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2012/01/24メディア: 新書購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブ…

ネルソン・マンデラ 私自身との対話

69年の妻への手紙 81年の妻への手紙 看守たちとの政治議論 執拗に権利を主張する なぜ群集を扇動しないか マンデラの手紙やインタビューを収録。 ネルソン・マンデラ 私自身との対話 作者:ネルソン マンデラ 発売日: 2012/01/24 メディア: 単行本 政治的行動…

細野、松本、サエキ、テクノ歌謡

テクノ歌謡本に収録されていた細野晴臣と松本隆へのインタビューを比較。 「ただのポップ〜」という所に細野さんの怒りが伺えますなあ。テクノ歌謡マニアクス作者: コイデヒロカズ出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ発売日: 2000/04/25メディア:…

レヴィ=ストロース伝・その2

ラカンとの友情 ロジェ・カイヨワ 74年アカデミー・フランセーズ選出 フーコー、バルト 前日のつづき。 [帰国後]何年間かの私生活はご難つづきだった。「レヴィ=ストロースは二度めの妻と別れるときに金銭が必要だった。かれはインディオの物品のコレクショ…

レヴィ=ストロース伝

わかりやすいとこだけ、チラ見。 浮世絵 「子どものころからエキゾチックな珍しいものに熱中しました」。かれが手にした最初の珍品は父親からもらったものだった。それは浮世絵だった。「箱にいれて底の飾りにしたことをおぼえています。(略)プティ・シャ…

新種発見に挑んだ冒険者たち・その2

植民地化する重要なステップ ルンフィウス 両極端 ワシの燻製 「得体の知れないもの」 『博物学の黄金時代』 ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを 前日のつづき。 新種発見に挑んだ冒険者たち 地球生命の驚異に魅せられた博物学の時代作者:リチャー…

新種発見に挑んだ冒険者たち

ジョン・ハンター「近代外科学の父」 リンネウス リンネウスvsビュフォン 新種発見に挑んだ冒険者たち 地球生命の驚異に魅せられた博物学の時代作者:リチャード・コニフ発売日: 2012/01/25メディア: 単行本 ジョン・ハンター「近代外科学の父」 彼は一生の間…

ダニエル・デフォーの世界

チラ見。ダニエル・デフォーの世界作者: 塩谷清人出版社/メーカー: 世界思想社発売日: 2011/12/14メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見る「非国教徒撲滅最短法」 [「さあ、盗人ははりつけにしよう。[国教会の]基礎をその…

西洋音楽論

アフタービート(=UP BEAT) ベートーヴェン 『運命』 装飾音、モーツァルト ドミナント スウィング 邦楽 ボウイング 西洋音楽論 クラシックに狂気を聴け (光文社新書)作者:森本 恭正発売日: 2011/12/16メディア: 新書 アフタービート(=UP BEAT) そもそ…

神と国家の政治哲学・その2

前日のつづき。神と国家の政治哲学 政教分離をめぐる戦いの歴史 (叢書「世界認識の最前線」)作者: マーク・リラ,鈴木佳秀出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログを見る原罪 [ル…

神と国家の政治哲学

神と国家の政治哲学 政教分離をめぐる戦いの歴史 (叢書「世界認識の最前線」)作者: マーク・リラ,鈴木佳秀出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/08/31メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログを見るホッブズ ホッブズによる…

トクヴィルの憂鬱・その2

前日のつづき。順番を変えてプレス考察を先に。トクヴィルの憂鬱: フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生作者: 高山裕二出版社/メーカー: 白水社発売日: 2011/12/23メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (16件) を見るプレスの弊害…

トクヴィルの憂鬱

「何者でもない」世代 「職が必要です」 悩めるトクヴィル 卒業旅行 『荒野の二週間』inアメリカ アパシー トクヴィルの憂鬱: フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生作者:高山 裕二発売日: 2011/12/23メディア: 単行本 「何者でもない」世代 大革命後に生ま…

トクヴィルで考える

第一、二章をチラ見。トクヴィルで考える作者: 松本礼二出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/12/15メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見るデモクラシーの軍隊 トクヴィルが並の自由主義者と違うのは、民主社会の軍隊そのも…

モールス電信士のアメリカ史

モールスのオリジナル装置 渡り電信士エジソン 女性電信士 「大草原〜」ローラの娘 非情のライセンス ひなげしの花 なりすまし モールス電信士のアメリカ史: IT時代を拓いた技術者たち作者:松田 裕之日本経済評論社Amazon モールスのオリジナル装置 [モール…

「ピュタゴラスの定理」の真実

数と抽象概念 「ピュタゴラスの定理」 偽ピュタゴラス本 ピュタゴラスの音楽作者:キティ ファーガソン発売日: 2011/09/09メディア: 単行本 数と抽象概念 紀元前4世紀、アリストテレスはピュタゴラス派を研究していたとき、数と抽象概念を結びつける一覧を見…

写真の秘密/ロジェ・グルニエ

「ロープウエーのなかで」 「罪の天使」 ライカ・トリビア 写真がテーマのエッセイ集をチラ見。写真の秘密作者:ロジェ・グルニエ発売日: 2011/11/10メディア: 単行本 「ロープウエーのなかで」 1914年、ペタン政権はユダヤ人を軍から追放した。わたしの連隊…

パブリック/ジェフ・ジャービス

プライベートとパブリック 世論産業 ニューメディアへの敵意 ティーパーティ 前日のつづき。 今日も本題から外れたところを引用。 最後の「武闘派シリーウォーク?」動画も見てね。パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ作者:ジェフ・ジャービス発売…

印刷革命とネット

誤植 印刷物の爆発的増加 ドイツのパロディTV番組 コダックマニア パブリック 開かれたネットの価値を最大化せよ作者:ジェフ・ジャービス発売日: 2011/11/23メディア: 単行本 本書で引用されている下記本が面白そう。The Printing Press as an Agent of Ch…

イエスと「神の呪い」、絶対音感

「精神疾患」は「神の呪い」 絶対音感 名画で読む新約聖書作者:山形 孝夫発売日: 2011/09/16メディア: 単行本(ソフトカバー) 「精神疾患」は「神の呪い」 なぜ、こうした大量の奇跡物語が、福音書に記録されることになったのか。(略) [それは古代ユダヤ…

誰がための地方自治改革

出遅れた東京 横浜 神戸、大阪 外債 地方増税 府県による市町村統制 フランスの地方自治 増税する地方議会 山縣有朋の挫折 - 本と奇妙な煙の続き。 山縣有朋の挫折―誰がための地方自治改革作者:松元 崇発売日: 2011/11/23メディア: 単行本 出遅れた東京 明治…