経済

海賊と資本主義

海賊とは 海賊と私掠船 「超コード化」解読 海賊船と商船のシステムの違い 海賊と資本主義 国家の周縁から絶えず世界を刷新してきたものたち作者:ジャン=フィリップ・ベルニュ,ロドルフ・デュラン発売日: 2014/08/20メディア: 単行本(ソフトカバー) 海賊と…

ヴェニスの商人はいかにして資本主義を

フィボナッチ 複式簿記、為替手形 ルカ・パチョーリ、ヴェネツィア レオナルド・ダ・ヴィンチ、エラスムス ウェッジウッド マルクス バランスシートで読みとく世界経済史 作者:ジェーン・グリーソン・ホワイト(Jane Gleeson-White) 発売日: 2014/10/15 メデ…

群集の智慧 ジェームズ・スロウィッキー

多様性の長所、狭隘な専門性 均質な集団の問題 情報カスケード 信頼の非人間性こそが資本主義の美点 集団極性化 うがっ、やり終えてから、前にやった本の改題だと気付いたw 引用ダブってるけど、ま、いいかw ネジ規格の話、そんなに好きなのか、ole。 king…

世界を動かした名言

ウッディ・アレン アガサ・クリスティ ジョン・スタインベック ウィリアム・サローヤン アンディ・ウォーホル アルフレッド・ヒッチコック リチャード・ロジャーズ 英語の勉強になるかなと、英文対訳本を借りてみた。 英文対訳 世界を動かした名言 (講談社プ…

劣化国家 ニーアル・ファーガソン

アダム・スミスの定常状態 規制緩和は悪くない 正しいウォルター・バジョット解釈 トクヴィル 劣化国家作者:ニーアル ファーガソン東洋経済新報社Amazon アダム・スミスの定常状態 アダム・スミスは、『国富論』のめったに引用されない2つの節で、彼が「定…

世界は貧困を食いものにしている・その2

転換はマイクロファイナンス業界の術策 格付け機関 モンゴル Kiva、P2Pの落とし穴 LAPO授賞 ジニ係数 良心的マイクロファンド 前回のつづき。 世界は貧困を食いものにしている 作者: ヒュー・シンクレア,大田直子 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日:…

世界は貧困を食いものにしている

デビッド・コーテンによる序文 著者による序文 新たなゴールドラッシュ メキシコのMFI ザル会計 出資金詐欺のようなもの FCCの内情を告発して解雇 LAPOの皮肉な実態 善意で貧困はなくせるのか? - 本と奇妙な煙 上記本は、「そんなにバラ色じゃないよ…

マイクロクレジットの現実

意外な二つの要素 フィリピンでは インドでは グループローン 前日のつづき。 雑に引用してるので、著者の意図がうまく伝わってないかも。 善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学 作者: ディーン・カーラン,ジェイコブ・アペル,澤田康幸(解説),清…

善意で貧困はなくせるのか?

初めてマイクロクレジット 「ビフォー-アフター」分析 フィールドワークの現実 貧困の実態 善意で貧困はなくせるのか?―― 貧乏人の行動経済学 作者: ディーン・カーラン,ジェイコブ・アペル,澤田康幸(解説),清川幸美 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 201…

アップル帝国の正体

アップルとの付き合いがリスクに アップルからの仕事がなくなる日 タッチスクリーン泣き笑い 秘密保持契約 アップルストア アプリ開発「裏のルール」 ジョブズと孫正義 アップルの下請けになることで技術やコストを丸裸にされ、アップル依存の生産体制になっ…

ニュートンと贋金づくり・その3

贋金づくり黄金期到来 造幣局監事となったニュートン 通貨関連犯罪も扱う事になったニュートン チャロナー再登場 前日のつづき。 ニュートンと贋金づくり―天才科学者が追った世紀の大犯罪 作者: トマス・レヴェンソン,寺西のぶ子 出版社/メーカー: 白揚社 発…

マスタースイッチ

歴史の浅い独占 AT&T帝国再建 宝の持ち腐れ チラ読み。順番を飛ばして、後半を先に。 マスタースイッチ作者:ティム・ウー飛鳥新社Amazon 歴史の浅い独占 台頭する独占企業を評価できる理由が一つある。ある一定期間に、圧倒的な利便性や優れた効率化、驚異的…

完全競争論の世界に敗者はいない

あとがき 淘汰を経て残るのは企業ではなく「情報」 功利主義VS新自由主義のはずが フーコーであれば…… コンペティションの思想 二つの「競争」―競争観をめぐる現代経済思想 (講談社現代新書)作者:井上 義朗講談社Amazon コンペティションとエミュレーション…

山一廃業は橋本潰しの大蔵省謀叛

大蔵省の組織防衛による金融ビッグバン 選挙の現実 官僚言葉「真空斬り」 天下り 人事院 2009年発行の渡辺喜美と江田憲司の対談本。 「脱・官僚政権」樹立宣言 霞が関と闘うふたりの政治家 作者: 渡辺喜美,江田憲司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2009/04…

沖縄経済処分―密約とドル回収

沖縄とザール 塩漬け 小笠原返還 沖縄の戦後は、通貨交換の歴史 ニクソン・ショック 回収したドルの処理 通貨確認 沖縄返還において日本にタナボタ的利益を与えまいとする米国 日本が沖縄のドルを回収すると日本の利益となる 米軍が整備したインフラをタダで…

市場規範と社会規範

市場規範と社会規範 罰金は有効か実験してみると 社会的交流に市場規範を導入すると、人間関係を損ねることになる。(例)これまでのデートに費やした額を口にしてキスを迫れば悲惨な事態となる。 予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選…

イギリス近代史講義

17世紀晩婚化 「家族継承財産設定」 ドックランド イギリス近代史講義 (講談社現代新書)作者:川北 稔発売日: 2010/10/16メディア: 新書 17世紀晩婚化 イギリスは17世紀には明らかに単婚核家族化、工業化以前で庶民が20代後半で結婚というのは他地域と比較し…

消費税のカラクリ

消費税で非正規雇用が増えるとは。消費税のカラクリ (講談社現代新書)作者: 斎藤貴男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/07/16メディア: 新書購入: 21人 クリック: 1,282回この商品を含むブログ (34件) を見る3%だからいいじゃない [“益税”を問題視して…

マネーの進化史

借金まみれの個人 ロスチャイルド 第一次大戦後のドイツのインフレ 1914年6月28日オーストリア皇太子暗殺 レーニン マネーの進化史作者:ニーアル ファーガソン発売日: 2009/12/01メディア: 単行本 アダム・スミスは、 次のように記している。 「法律に基づい…

ウォール・ストリートと極東・その3

満州国承認 軍縮と金本位制 日中戦争 国際借款団維持に望みを託した吉田茂 前日のつづき。 ウォール・ストリートと極東―政治における国際金融資本作者:三谷 太一郎発売日: 2009/12/01メディア: 単行本 満州国承認 1931年以降の銀高騰、さらに1934年米国が国…

ウォール・ストリートと極東・その2

満鉄への英米の姿勢 米資本の流入と叙勲 1930年の金解禁 米極東政策の変化 チャールズ・アディスの提案 棉麦クレジット 前日のつづき。 ウォール・ストリートと極東―政治における国際金融資本作者:三谷 太一郎発売日: 2009/12/01メディア: 単行本 満鉄への英…

ウォール・ストリートと極東

明治天皇と外債 1916年借款団復帰を検討。 満鉄米貨社債発行 満州事変 駐中米国大使の予言 ウォール・ストリートと極東―政治における国際金融資本作者:三谷 太一郎発売日: 2009/12/01メディア: 単行本 明治天皇と外債 [1879年来日した前米大統領グラント将軍…

クルーグマン、中世の怠惰な学生

オバマ CRC(規制者の認知的捕獲) 金融規制 ビッグ・スリー破綻 中世パリの怠惰な学生 カネオクレ 父怒る 二冊チラ見。 危機突破の経済学 (Voice select)作者:ポール・クルーグマン発売日: 2009/06/02メディア: 新書 オバマ じつのところ、オバマはレー…

シュタイナー、支出税のススメ

1919年の講演録。社会の未来―シュタイナー1919年の講演録作者: ルドルフシュタイナー,Rudolf Steiner,高橋巖出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2009/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る長いけど、これでも5ページ分を短縮 P4…

オランダからイギリスへ

アムステルダム ポーランド 鉄:スウェーデンからロシアへ 英国とバルト、ロシア ハンブルク 低金利オランダの富の流出 英と仏:金融危機で明暗 近代ヨーロッパの誕生 オランダからイギリスへ (講談社選書メチエ)作者:玉木 俊明講談社Amazon アムステルダム …

印象派はいかに世界を征服したか

印象派はこうして世界を征服した作者: フィリップフック,Philip Hook,中山ゆかり出版社/メーカー: 白水社発売日: 2009/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 31回この商品を含むブログ (11件) を見る画商 印象主義を躍進させた最後の要素は、まさにこの…

柄谷行人『資本論』を語る

柄谷行人 政治を語る―シリーズ/六〇年代・七〇年代を検証する〈1〉 (シリーズ/六〇年代・七〇年代を検証する 1)作者: 柄谷行人,小嵐九八郎出版社/メーカー: 図書新聞発売日: 2009/04メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 48回この商品を含むブログ (20件) を…

インド 厄介な経済大国

チラ見。インド 厄介な経済大国作者: エドワード・ルース,田口未和出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/10/23メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (6件) を見る破綻 第二の、さらに決定的な瞬間が訪れたのは1991年のことだ。湾岸戦争に…

高橋是清、財源移譲、地方債

無一文の維新政府 明治6年からの地租改正 円安、低金利、企業ブーム 富国強兵 第一次大戦後バブルがはじけ 地方へ税源移譲で大増税 「暗黒の木曜日」後の金解禁 金解禁していなかったら 農民の敵、モラルハザード 地方債市場消滅 昔も今も、バブルだの増税だ…

貨幣の経済学

貨幣の経済学 インフレ、デフレ、そして貨幣の未来作者: 岩村充出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/09/05メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (11件) を見る金本位制の歴史は浅い 1833年に銀行券が法貨とされる一方で、その発行…