マルクス

ネオコンの始祖

追跡・アメリカの思想家たち (新潮選書)作者: 会田弘継出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (22件) を見るネオコンの始祖として、騒がれたレオ・シュトラウス [そのブームに娘は] 「父は学…

シオニズムとアラブ

修正主義シオニズムの鼻祖ジャボティンスキー 土着の欠如、羨望 文化的自治の概念 青年トルコ革命分析 ベギンの理想 シャロン自伝 「その地において」と「その地に対して」 シオニズムとアラブ ジャボティンスキーとイスラエル右派 一八八〇~二〇〇五年 (講…

ラカンはこう読め!

一休さんポクポク気分でチラ見。ラカンはこう読め!作者: スラヴォイ・ジジェク,鈴木晶出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/01/30メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 216回この商品を含むブログ (83件) を見る投函されなかった手紙の真の宛先は大文…

ヴケリッチ日本通信・その2

征服者・日本も同化されるだろう 中国の近代化・日中貿易増大 前回のつづき。 ブランコ・ヴケリッチ 日本からの手紙―ポリティカ紙掲載記事 一九三三‐一九四〇作者:ブランコ ヴケリッチ発売日: 2007/10/01メディア: 単行本 1935年4月 征服者・日本も同化され…

処暑バクーニン

バクーニン著作集〈3〉 (1973年)作者: 外川継男,左近毅出版社/メーカー: 白水社発売日: 1973メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る1848年のアピール 「オーストリア、それは冷酷な無法地帯である」 専制君主らの陰謀の来たるべき目標はなにか? オー…

マルクスのバクーニン批判

マルクスのバクーニン批判書簡から 民主主義に対する最も深刻な脅威は公共的な制度の衰退 私は奴隷だが、私の皇帝は無敵だ - 本と奇妙な煙 上記の流れで下記本の「バクーニン」だけ読んでみた。 時局論〈下〉芸術・文学論/手紙 (マルクス・コレクション)作者…

私は奴隷だが、私の皇帝は無敵だ

前日のつづき。国家制度とアナーキー作者: ミハイル・バクーニン,左近毅出版社/メーカー: 白水社発売日: 1999/05メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見るロシア帝国解体 汎ゲルマン的な中央集権主義に対して、汎スラヴ的な連合体を…

バクーニンの墓参り

新しい国家 1873年にはもう美辞麗句だったのか フランスの終焉 王政と共和国の違いはただ一点 属国フランス イギリスは国家じゃねえ スペイン 1873年頃に執筆された本なのだが、文章が読みやすいせいか、同時代に生きているバクーニンという人が書いてるよう…

憲法を生きる

マルクス主義と基本的人権 1959年から二年間アメリカ留学 行政法 デモ行進は表現の自由の一形態 検閲 憲法を生きる作者:奥平 康弘メディア: 単行本 マルクス主義と基本的人権 [著者は1950年東大入学]ぼくが法律学の勉強を始めた頃(略)マルキシズムからみる…

輸入学問の功罪

教養ってなにかね 日本の近代 翻訳の話に戻る 大学人翻訳 新保守主義的カント 翻訳論と近代化論の二冊に分けたらという助言もあったがあえて一冊にしたとあとがきにある。その意図はわかるのだが、チョットもったいない気もする。だって下のような本を購入し…

思想としての<共和国>&人権産業

デモクラットとか、共和主義者か ドブレの考える共和制と民主制の相違 フランス革命二百年祭でも ドブレ怒りの鉄拳:人権野郎をぶっとばせ 人権屋が大嫌いという人は最後の方から読んでください。 思想としての“共和国”―日本のデモクラシーのために作者:ドゥ…

生物多様性という名の革命

女性解放運動って言うと偏見持たれるから性多様性革命って言い換えてみた風情。女性の抑圧ばかり強調しすぎて誤解を招いていた部分もあったので、もっと包括的な見地からと言うので、話を聞いてたら、結局お前らはセクハラ糾弾かっ、みたいな。 自然保護運動…

アメリカの神話と現実

パリントンによるルターとカルヴァン比較 牢獄としてのアメリカ カルヴァン主義者の独裁体制 『クール・ミリオン』は アメリカの神話と現実―パリントン再考 (研究社選書 10)作者:大井 浩二発売日: 1979/01/01メディア: 新書 1979年に出た本です。 1930年代ア…

政治的ロマン主義の運命・その2

行動の美学に酔いしれてファシズム ぼくたちは大量生産品のように病んでいる(1934) ニーチェ主義エリートが世界を変える 啓蒙主義的自由の失効 自由が重荷なんです 弱いからぼくたちは社会主義者 現代戦争と霊的戦争 国家成立の神話的暴力 屈辱感を煽る 愛…

西洋から西欧へ

『資本論』 基本的人権 戦争経験者 西洋から西欧へ作者:昇, 小林,忠平, 杉山発売日: 1987/11/01メディア: 単行本 学者が日頃引っ掛っているテーマをやさしい言葉で対談しているので、どうしてもヒントだけになって、なかなかポイントを引用するのが難しいの…

世紀の売却・その2

前々日よりの続き。世紀の売却―第二のロシア革命の内幕作者: クライスティアフリーランド,Chrystia Freeland,角田安正,吉弘健二,松代助出版社/メーカー: 新評論発売日: 2005/05/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (4件) を見る若手改革…

世紀の売却―第二のロシア革命の内幕

オリガルヒ 株式担保ローンのごまかし方 1999年までに中央政府の権力は収縮した 反体制文学所持で刑務所送りになる体制だが 優秀な人材が生産部門から流出 世紀の売却―第二のロシア革命の内幕作者:クライスティア フリーランド発売日: 2005/05/01メディア: …

ヘーゲル伝

公にはエンガチョされた葬儀 神学院が形骸化していった時代に入学 ノロマなカメでした 懐疑的学生に確信を与える ヘーゲルの手紙に描かれる1810年の日常的悲劇 明白な批判は不可能だった ヘーゲル伝作者:ジャック ドント発売日: 2001/10/22メディア: 単行本 …

不機嫌なメアリー・ポピンズ

『ブリジット・ジョーンズの日記』と『高慢と偏見』 上流階級になるには 上流階級はインテリではない 狐狩りも必須 ファウルズ『コレクター』 だからマルクス主義に対してはかなり辛辣 イギリスの高校生は大変だね rhyming slangとは。 不機嫌なメアリー・ポ…

ヘーゲル『法の哲学』に学ぶ

スミスとヘーゲルのちがい 商品という存在 貨幣 共同性形態論としての君主 自由と国家 ヘーゲル『法の哲学』に学ぶ―自由と所有、そして国家作者:山辺 知紀メディア: 単行本 スミスとヘーゲルのちがい スミスの中では、貨幣を介した交換が導き出す世界は人々…

七つの大罪と新しい悪徳

七つの大罪と新しい悪徳 作者: U・ガリンベルティ,多木陽介 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2004/02/21 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (3件) を見る 悪徳を病にした精神医学 メルロー・ポンティ ホリエモンではありませ…

時間の種子―ポストモダンと冷戦以後のユートピア

バーク ユートピア主義者は アドルノ 西側の〈他者〉 時間の種子―ポストモダンと冷戦以後のユートピア作者:フレドリック ジェイムソンメディア: 単行本 バーク この特異なイテオロギー的戦術の中で新しいのは空間的な特徴だけである---人が意識して集団とし…

禁じられたベストセラー

禁じられたベストセラー―革命前のフランス人は何を読んでいたか作者: ロバートダーントン,Robert Darnton,近藤朱蔵出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2005/02/25メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (8件) を見る非合法本を取引する人々は隠語…

ルネサンス哲学&貨幣空間

ルネサンス哲学作者: チャールズ・B.シュミット,ブライアン・P.コーペンヘイヴァー,Charles B. Schmitt,Brian P. Copenhaver,榎本武文出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2003/09/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (8件) を見る新世界の…

帝国との対決2

帝国との対決―イクバール・アフマド発言集 (Homo commercans) 作者: イクバールアフマド,デイヴィッドバーサミアン,Eqbal Ahmad,David Barsamian,大橋洋一,大貫隆史,河野真太郎 出版社/メーカー: 太田出版 発売日: 2003/01 メディア: 単行本 クリック: 6回 …