2018-01-01から1年間の記事一覧

まわり舞台の上で 荒木一郎 自身を語る

女はみんなストリッパー 洋画が人生の基盤 「モダン・ジャズ」 六本木野獣会 カメラのカット割り 十朱幸代 『893愚連隊』 今井正の初テレビ映画降板理由 作曲 個人プロダクション 自分の曲は必ず「人」が対象 リズムのもたり 水の江滝子 別名義 このタイ…

漫画ノート いしかわじゅん

樹村みのり ガロのいた風景 大島弓子 じゅんの心の叫び 「吾妻ひでおの希望」 漫画ノート作者:いしかわじゅん発売日: 2008/01/25メディア: 単行本(ソフトカバー) 青春時代に熱中した漫画を語るときの、初々しさにビックリ。 樹村みのり 初めて読んだ樹村み…

なにものかへのレクイエム  森村泰昌

芸術とはたった一人の決起である 「女装の時代」 フランシスコ・ゴヤ 対談:高橋源一郎 対談集 なにものかへのレクイエム――二〇世紀を思考する作者:森村 泰昌発売日: 2011/10/29メディア: 単行本(ソフトカバー) 芸術とはたった一人の決起である (略)[こ…

モンガイカンの美術館 南伸坊

デュシャン パロディはもうダメ 岡本太郎展 イタリア・ルネッサンス美術展 横尾忠則 1983年の本。 モンガイカンの美術館 (朝日文庫)作者:南 伸坊メディア: 文庫 デュシャン (略)やはり芸術は、美術館内(ただし館内のトイレは除く)でのみ、可能であるにす…

鈴木清順 総特集 (KAWADE夢ムック)

清順、ひとり語り 人生の無駄 ゆき あめ かぜ 清順はどこからやってきたのか 対談:森卓也+石上三登志 座談会:鈴木清順+木村威夫+石上三登志+佐藤重臣 日活映画の中の清順映画 鈴木清順―総特集 (KAWADE夢ムック)メディア: ムック 清順、ひとり語り ◆脚…

ジブリの教科書7 紅の豚

『紅の豚』と新スタジオ建設 宮崎駿の意外な経営手腕 監督:宮崎駿 女性スタッフ七人座談会 対談:加藤登紀子 ジブリの教科書7 紅の豚 (文春ジブリ文庫)作者:スタジオジブリ発売日: 2014/09/02メディア: 文庫 『紅の豚』と新スタジオ建設 スタジオジブリは『…

美術、応答せよ! 森村泰昌

ネットにあったアラーキーをバッサリやってる文章が面白かったので、ちょっと読んでみたが、相談室形式のせいか割と穏当だった。ギャラリストへの質問返しの回が一番ピリピリしてたかな。 アラーキーに関しては、この本では、フェミも受容できる『センチメン…

書くことについて スティーヴン・キング その2

文章講座 ストーリーは地中に埋もれた化石 とにもかくにも、一次稿は仕上がった。 公式――二次稿=一次稿マイナス10% 前回の続き。 書くことについて (小学館文庫) 作者: スティーヴンキング,Stephen King,田村義進 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/07…

書くことについて スティーヴン・キング

初投稿 〈デイヴのミニミ二通信〉 はじめてのベストセラー『恐怖の振り子』 取材記者 キャリー アル中&ヤク中 書くことについて (小学館文庫) 作者: スティーヴンキング,Stephen King,田村義進 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/07/05 メディア: ペー…

レイモン・サヴィニャック自伝

自転車レースのすべてが好きだった エアブラシ 広告ポスターと芸術 ライバル カッサンドル 印刷所の衰退 剽窃 レイモン・サヴィニャック自伝: ビジュアル版 作者: レイモンサブィニャック,ティエリドゥヴァンク,Raymond Savignac,Thierry Devynck,谷川かおる…

吉本隆明質疑応答集〈3〉人間・農業

国家をほんとうに開く 質問者が語る兼業農家の実態 1987年講演後の質疑応答 吉本隆明質疑応答集〈3〉人間・農業作者:吉本 隆明発売日: 2018/02/07メディア: 単行本 国家をほんとうに開く [1991年講演後の質疑応答。89年のベストセラー、石原慎太郎・盛田昭…

絶滅危惧職、講談師を生きる 神田松之丞

僕の好きな先生 立川談志 初めての講談 四年目の限界 談志の死 マクラ 絶滅危惧職、講談師を生きる (新潮文庫) 作者:松之丞, 神田,松恋, 杉江 発売日: 2019/10/27 メディア: 文庫 僕の好きな先生 松之丞が好きだった先生の一人に、森本平という人がいる。万…

ムッシュ! ムッシュかまやつ その2

「レディ・ステディ・ゴー」にも出演 「日劇ウエスタンカーニバル」GS大集結 タイガース、テンプターズ ニュー・ロックとフォークのはざまで 荒れる学園祭 中津川フォークジャンボリーもヤバかった 「はじめ人間ギャートルズ」主題歌 「我が良き友よ」と「…

ムッシュ!  ムッシュかまやつ

カントリー&ウエスタン大流行 トミー藤山 外タレは王様 ロカビリーはキライ テイチク時代 日活、赤木圭一郎 キャンティ グリニッジ・ヴィレッジ 『ミート・ザ・ビートルズ』 語り口から人柄の良さがにじみ出てます。C&Wはありで、ロカビリーはなし、ビー…

原点 THE ORIGIN 安彦良和

『遙かなるタホ河の流れ』 学生運動 [ガンダムの裏テーマをあえて訊いてみると] 大学生にもなってマンガか バリケード封鎖 東京へ 『宇宙戦艦ヤマト』 宮崎駿、マンガ家への転身 『ORIGIN』制作動機 虫プロ 宮崎駿、高畑勲、手塚治虫 「正しいジオニズ…

ジブリの教科書5 魔女の宅急便

タイアップ 鈴木敏夫が語る制作秘話 思春期 自意識過剰と愚行 大野広司(美術) 井上俊之(原画) 幻のポスター案 講談的アニメは退廃だ ジブリの教科書5 魔女の宅急便 (文春ジブリ文庫) 作者: スタジオジブリ文春文庫 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 20…

ジブリの教科書〈1〉風の谷のナウシカ

当惑 マンガ版『ナウシカ』第一巻出版 十分間のパイロットフィルムから映画へ 鈴木敏夫『アニメージュ』をやれと言われ 『ロルフ』の映像化 〈腐海〉 悪役たちは、どこかで自分 美術監督 中村光毅 原画 小田部羊一 ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ (文春ジ…

議院内閣制―変貌する英国モデル 高安健将

首相の誕生 エリートが取り仕切るシステム 中心は議会か、内閣か、首相か 『大臣は多過ぎる?』 首相主導型政治論争 規制緩和と規制国家 サッチャー、首相府の強化、特別顧問と政策室 第二章あたりまでをチラ見。 議院内閣制―変貌する英国モデル (中公新書)…

作家はどうやって小説を書くのか アーヴィング、ロス

フィリップ・ロス ニセの自伝 本のひとつひとつは爆破なのさ ジョン・アーヴィング 始めるのは、たいてい、おしまいからだ 日記がつまらないのはプロットがないから ライターズ・ワークショップ サルマン・ラシュディ 前回の続き。 作家はどうやって小説を書…

作家はどうやって小説を書くのか ガルシア=マルケス

――テープレコーダーをつかうことについて 影響を受けた作家 スタイルの探求 独裁者のモデル 最初のパラグラフ ――翻訳家たちのことはどう思われます? 印税 最近はなにを読んでらっしゃいますか? ――『百年の孤独』がこんなに大成功すると思ってましたか? 前…

作家はどうやって小説を書くのか ヴォネガット、アップダイク

ドロシー・パーカー ロスト・ジェネレーション フォースター ハリウッド アーネスト・ヘミングウェイ ジョン・アップダイク ドナルド・バーセルミ カート・ヴォネガット ドレスデン爆撃 「アイスナイン」 ――創作は教えられると、ほんとうに思いますか? 第二…

小沢健二の帰還 宇野維正

「ある光」 「漆黒の/純白のNYシティの中に姿を消した」 「ガット・トゥ・ギヴ・イット・アップ」 『刹那』 「うさぎ!」 小沢健二は生きていた 「みなさん」の話は禁句 小沢健二の帰還作者:宇野 維正発売日: 2017/11/29メディア: 単行本 「ある光」 [『L…

作家はどうやって小説を書くのか カーヴァー、チーヴァー

E・E・カミングズ フィッツジェラルドについて レイモンド・カーヴァー アルコール依存症 自分の人生の話をフィクションにする ――有名になって変わりましたか? ゴードン・リッシュ ――あなたの書いたものがひとを変えると思いますか? 前回の続き。 作家は…

作家はどうやって小説を書くのか カポーティ、ボルヘス

トルーマン・カポーティ ホルヘ・ルイス・ボルヘス 黄色について 作家のスタイルは信念から 寓話、カフカ 幻想的 ジャック・ケルアック なんで一九六〇年代のはじめに分裂しちゃったんですか? ジョン・チーヴァー ――ハリウッドで仕事をすることについて 作…

ユリイカ2003年2月総特集=松尾スズキ

松尾スズキ+野田秀樹 松尾スズキ+ケラリーノ・サンドロヴィッチ 宮藤官九郎+荒川良々+井口昇 15年前の本です。 ユリイカ2003年2月臨時増刊号 総特集=松尾スズキ発売日: 2003/02/01メディア: ムック 対談:役者の呼吸、演出家の意識 松尾スズキ+野田秀樹…

橋本治対談集 高橋源一郎『短編小説を読もう』

演劇的な憑依 目指しているのは文楽の太夫 情景を頭にメモ 高橋源一郎との対談だけ読んだ。 TALK 橋本治対談集作者:橋本 治発売日: 2010/01/26メディア: 単行本(ソフトカバー) 蝶のゆくえ (集英社文庫)作者:橋本 治発売日: 2008/02/20メディア: 文庫 対談…

高橋源一郎、自身の創作活動を語る

拘禁性ノイローゼで大切なことが言えなくなる 『さようなら、ギャングたち』 自分のなかの音楽を聞く 二葉亭四迷、『日本文学盛衰史』 瀬戸内寂聴 現代作家アーカイヴ1: 自身の創作活動を語る 作者: 高橋源一郎,古井由吉,瀬戸内寂聴,平野啓一郎,飯田橋文学会…

よくわかる最新音響の基本と仕組み

マスキング 音の高さの二面性 音色(ねいろ) 「らしさ」を生じさせるもの シャープネス 方向決定帯域 図解入門よくわかる最新音響の基本と仕組み[第2版] (How‐nual Visual Guide Book)作者:岩宮 眞一郎発売日: 2014/03/28メディア: 単行本 ノイズ ある周波数…

アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える

序章 本書から学んでいただきたいメッセージ データの解釈は双方向のプロセスだ。 進んで人生を「公開」する時代 匿名データの匿名性を検証 フェイスブック以前は偽名が当たり前だった なぜアマゾンはレビュアーに実名を強制しなかったか クリックの背後にあ…

ポール・マッカートニー ザ・ライフ その3

〈ヘイ・ジュード〉 アレン・クライン 〈ジョンとヨーコのバラード〉 《アビイ・ロード》 〈カム・トゥゲザー〉 ジョンとポール ポール脱退報道 傷心 ジョンとの和解 著作権ビジネス 日本での逮捕劇 ライバル心 ジョンの死 ピート・ベスト 前回の続き。 PAUL…