哲学

大東亜戦争でいいの?

さて大東亜戦争という言葉を使いたがる人はどんな人だろう?逆の意味で朝日を熟読してる人?Wikiで大東亜戦争言論統制で太平洋戦争なんてフヌけた呼び方させられて、ごらあ、栄えある大東亜共栄圏じゃ、なんの遠慮があろうものか、という叫びが聞こえてくる…

鶴見俊輔のちょっといい話

はじめて読む有名人シリーズ。難しい文章を読む気がしないので、愛唾蜜男な気分で、鶴見俊輔集2の泣けるとこだけ。そんなもんじゃねえの。先行者たち (鶴見俊輔集)作者: 鶴見俊輔出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1991/10メディア: 単行本この商品を含むブ…

橋川文三、保守主義

進歩主義者を笑う保守の根拠はどこかと いわぱその改革はつねに具体的であり、抽象的原理とかかわりないのが本質であった。 保守改革の本質をそのように見るとき、われわれは保守主義の主体的な基礎、保守主義的人間の社会的性格を考える必要にせまられる。…

哲学の冒険・その3

そのつもりはなかったのだが、前日より続いてしまった。哲学の冒険―「マトリックス」でデカルトが解る作者: マークローランズ,筒井康隆,Mark Rowlands,石塚あおい出版社/メーカー: 集英社インターナショナル発売日: 2004/12メディア: 単行本購入: 1人 クリッ…

哲学の冒険・その2

「ホッブスと自由意志」 決定論と予定説のちがい さて、あなたはこれを自由だと思えますか。 両立主義者。 主体因果説が出てくる。 前日のつづき。 哲学の冒険―「マトリックス」でデカルトが解る 作者: マークローランズ,筒井康隆,Mark Rowlands,石塚あおい …

哲学の冒険

数的同一性 同一性の概念は人間には当てはまらない 人格の同一性の問題 哲学の冒険 「マトリックス」でデカルトが解る 作者:マーク・ローランズ 発売日: 2004/12/15 メディア: 単行本 有名映画を題材に哲学という本。 「トータル・リコール」で記憶が争点に…

スピノザという暗号

「パーフィットの議論」 目的論的世界観はよろしくない そんな彼の鬱病を治したスピノザ カール・シュミット スピノザという暗号 (クリティーク叢書) 作者: 田島正樹 出版社/メーカー: 青弓社 発売日: 2001/06/01 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を…

錬金術とストラディヴァリ・その2

前日の続き。錬金術とストラディヴァリ―歴史のなかの科学と音楽装置作者: トマスレヴェンソン,Thomas Levenson,中島伸子出版社/メーカー: 白揚社発売日: 2004/07メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る元祖MIDI。紙ロール式のプレ…

七つの大罪と新しい悪徳

七つの大罪と新しい悪徳 作者: U・ガリンベルティ,多木陽介 出版社/メーカー: 青土社 発売日: 2004/02/21 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 8回 この商品を含むブログ (3件) を見る 悪徳を病にした精神医学 メルロー・ポンティ ホリエモンではありませ…

時間の種子―ポストモダンと冷戦以後のユートピア

バーク ユートピア主義者は アドルノ 西側の〈他者〉 時間の種子―ポストモダンと冷戦以後のユートピア作者:フレドリック ジェイムソンメディア: 単行本 バーク この特異なイテオロギー的戦術の中で新しいのは空間的な特徴だけである---人が意識して集団とし…

脱構築と公共性

暴力はかえって権力を損なう まさにインディアンポーカー 人間は私的利害関係に圧倒されている。 暴力の一般化 創設行為の起点 西部における公共性 脱構築と公共性作者:梅木 達郎メディア: 単行本 暴力はかえって権力を損なう ベンヤミン、デリダと対立する…

旅するニーチェ リゾートの哲学

旅するニーチェ リゾートの哲学 作者: 岡村民夫 出版社/メーカー: 白水社 発売日: 2004/05/25 メディア: 単行本 クリック: 5回 この商品を含むブログ (3件) を見る 「鉄道の子供」世代のニーチェ サンプリング世代への問いかけ ドイツ語の外へ 「鉄道の子供…

悪魔の歴史・その3

前日より続いてます。今日は一挙に最後まで。悪魔の歴史12~20世紀―西欧文明に見る闇の力学作者: ロベールミュッシャンブレ,Robert Muchembled,平野隆文出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2003/05メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件)…

悪魔の歴史

悪魔の歴史12~20世紀―西欧文明に見る闇の力学作者: ロベールミュッシャンブレ,Robert Muchembled,平野隆文出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 2003/05メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見るここしばらく淡々とやっていたら、久…

アメリカは発明された

神の静的世界を破壊する新大陸 黄金の希望は危険な夢へ 大陸だって「三」という数字の神秘に沿うはず。 アメリカは発明された―イメージとしての1492年 作者:エドムンド オゴルマン メディア: 単行本 神の静的世界を破壊する新大陸 受容されていた宇宙のイメ…

中世哲学への招待

中世哲学への招待―「ヨーロッパ的思考」のはじまりを知るために (平凡社新書)作者: 八木雄二出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2000/12/01メディア: 新書 クリック: 16回この商品を含むブログ (18件) を見る著者は東京港野鳥公園グリーンボランティア代表とい…

ルネサンスの知と魔術

ルネサンスの知と魔術作者: 沢井繁男出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 1998/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る発掘された知識。写本屋は知のセンター。 修道院で再発見されたりギリシアからもたらされたりした古写本は、たいていが君…

理性の使用―ひとはいかにして市民となるのか

理性の使用―ひとはいかにして市民となるのか作者: 富永茂樹出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/01/25メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る世論の曖昧さをカバーするもの。 「世論」とは実のところ二重の意味で矛盾撞着を…

神々の闘争

「蕃族」の世界 「大東亜共栄圏」構想 北一輝と大川周明 石原莞爾 折口信夫の夢想「純粋言語」 神々の闘争 折口信夫論 作者: 安藤礼二 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2004/12/21 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 44回 この商品を含むブログ (31件) …

サロンの思想史

サロンの思想史―デカルトから啓蒙思想へ作者: 赤木昭三,赤木富美子出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2003/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (6件) を見るデカルト哲学の隆盛や新科学ブームにより17世紀後半に…

アドルノの場所/無料音楽

ロックなのに金取るのかと客が怒ってた時代もあったらしい、そんな映画があるらしい。そのこと*1については何度も怒りを込めて書いてきたのでアレしておくが、今のところ金を出さなければまともな音楽が聴けないと信じきっているのが大勢である。そーゆーこ…

甘美なる暴力

甘美なる暴力―悲劇の思想作者: テリーイーグルトン,Terry Eagleton,森田典正出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2004/12/01メディア: 単行本 クリック: 10回この商品を含むブログ (4件) を見るまあそんなわけで前日のようなことを考えてる時に偶然読んだわけ…

ホッブスと自由意志

ルター ホッブズ どうもヘタにまとめようとか、前後もちゃんと読んで完全に理解してからなどとやっていると、書きそびれてしまうということがわかったので、ペラッとめくって面白かったところを片っ端から引用していく方式にする。そういうわけで重複したり…

このスッキリした結果に対して

まだグズグズ言ってる温泉キャスター等は最低です。 選考会で選ばれた選手より実績で選ばれた選手がメダルを獲ってきたのに、 過去の陸連の選択が結果を出していたのに、 今回陸連が選考会の結果のみで決定を下したのは もうマスコミに苛められるのがイヤに…