甘美なる暴力

甘美なる暴力―悲劇の思想

甘美なる暴力―悲劇の思想

まあそんなわけで前日のようなことを考えてる時に偶然読んだわけです。

177 「賢明な男は、つねに、あらゆる行動において、必然性からおこなわざるをえなかったことも、まるで自発的におこなったかのようにふるまわねばならない」と言った、マキャベリのような例もある
183 人間に自由がある最高の証は、ギリシャ悲劇に示されているように、やむをえず犯した罪でも、科せられた罰を自発的にうけいれることだ、とシェリングはその『独断と批評についての手紙』のなかで主張している。

こんなことが書いてあって、フーン、と思ったという話。
ロクに読まずに引用しておいてなんですが、イーグルトンの自由観てなんだか古い。大丈夫か。博覧強記が売りの奴にロクな奴はいないと無学な者が書いてみる。
で、全く話は変わりますが、謝罪会見で社長が号泣したりしてると、外国だったらトップ失格の烙印押されるとかなんとか、よく言われますが

抜け目のない政治家は、ことに、アメリカの政治家は公衆の面前で涙することがあるが、それはプラグマティストにとって、感傷が感情であり、もっともうまく操作できるからである。

てなことが書かれていて、どうなのよ。