2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

1960年の皇太子ニート問題

こんなものを借りてしまったのは、「週刊新潮」が昭和35年9月5日号で侍従長とこんなやりとりをしてたからで どうも国民に知られる限りでは、テニスと馬とレセプションで、ほかのことが出たと思ったら乳母車を押している、じゃあ能がないんじゃないか、という…

「みんなの意見」は案外正しい

ガソリン車が生き残った一番の理由 下手な鉄砲も数打ちゃ当たるという多様性。 均質性は多様性に負ける イノベーションの主役はネジ 集合的な意思決定は合意形成とはちがう 「みんなの意見」は案外正しい (角川文庫) 作者:ジェームズ・スロウィッキー 発売日…

俗語が語るニューヨーク・その3

不健康なスポーツマン ぽよよーん&池乃めだかウォーク 「ザ・テンダーロイン」 バットホールを聴く三千里マルコ 豚だらけの街 前日のつづき。 俗語が語るニューヨーク―アメリカの都市社会と大衆言語 作者: アーヴィング・ルイスアレン,Irving Lewis Allen,…

俗語が語るニューヨーク・その2

ラウンジ・リザーズ オリンピア食堂、ちずばがちずぼげ コニーアイランド ホット・ドッグ 「どや街」skid row 前回のつづき。 俗語が語るニューヨーク―アメリカの都市社会と大衆言語 作者: アーヴィング・ルイスアレン,Irving Lewis Allen,長田光展 出版社/…

俗語が語るニューヨーク

ストリート オン・ザ・ストリート street-smart street-wise 棟割長屋の条件 ジャングル アイルランド人の歩道 ザ・ビッグ・アップル 俗語が語るニューヨーク―アメリカの都市社会と大衆言語 作者: アーヴィング・ルイスアレン,Irving Lewis Allen,長田光展 …

ダウン・ビート・アンソロジー・その3

前日のつづき。JAZZ LEGENDS―ダウン・ビート・アンソロジー作者: フランク・アルカイヤー,田村亜紀,広瀬真之出版社/メーカー: シンコーミュージック発売日: 2006/03/01メディア: 大型本 クリック: 10回この商品を含むブログ (5件) を見る 1980.09 ジェームス…

ダウン・ビート・アンソロジー・その2

モンク夫婦漫才。 ローランド・カークが若手に喝 チック・コリア。 リー・モーガン リズムが僕の強み(ディジー・ガレスピー) バディ・リッチのドラム講座 前日のつづき。JAZZ LEGENDS―ダウン・ビート・アンソロジー作者:フランク・アルカイヤー,田村 亜紀発…

激論:バップはジャズを駄目にしたか

バップの創始者 業界はバップによって滅ぼされるだろう バップのルーツはジャズじゃない バードは間違ってるよ、バップはビートがなくちゃ 本物のジャズは芸術だ マンボ!ティト・プエンティと踊りまくる マイルスのズバリ言うわよ ミンガス、怒りの反論書簡…

私の昭和史の終わり史

新刊にみえてジツは86年の連載エッセイ。でもあえて新作だと思うと新しい世界が見えてくる。というか最初新刊だと思って読んでびっくりした。なにせ赤瀬川原平なのだからして、これは前衛を超えトマソンを超え老人力を超えた新しい世界。これからは週刊誌は…

物語世界における絵画的領域

彼女たちが雛で行う「ごっこ遊び」は、現実世界の生身の男女の模倣戯では決してなく、むしろ虚構の物語空間に自己を埋没させ、あたかも虚構空間に自らが生きているかのような実感をもたらすものなのである。 ペラッとめくった時に興味を引く箇所があったから…

生物多様性という名の革命・その2

前日のつづき。生物多様性という名の革命作者: デヴィッド・タカーチ,岸由二,狩野秀之,新妻昭夫,牧野俊一,山下恵子出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2006/03/16メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (7件) を見る生命多様性は知的資源。金…

生物多様性という名の革命

女性解放運動って言うと偏見持たれるから性多様性革命って言い換えてみた風情。女性の抑圧ばかり強調しすぎて誤解を招いていた部分もあったので、もっと包括的な見地からと言うので、話を聞いてたら、結局お前らはセクハラ糾弾かっ、みたいな。 自然保護運動…

宮崎駿の世界vs押井守

宮崎駿の世界―クリエイターズファイル (バンブームック)出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2004/12メディア: ムック購入: 3人 クリック: 31回この商品を含むブログ (35件) を見る[鈴木敏夫対談] 『リトル・ネモ』でハリウッドに行きテーマもストーリーも決って…

第一次大戦とイギリス文学

若者がふぬけで帝国の危機 きれいな戦争 戦争報道はフィクション 第1章 第一次大戦とブルームズベリー・グループ ロレンスがありとする「同性愛」とは 1919年『アメリカ古典文学研究』にて 第一次大戦とイギリス文学―ヒロイズムの喪失 (SEKAISHISO SEMINAR)…

晶子とシャネル語録

前日のつづき。 ココ・シャネルが著作権問題にズバリ言うわよ。 いったん見出されてしまえば、創造なんて無名のなかに消えてゆくものよ。 特に男前な部分だけ斜体にしてみたわよ。晶子とシャネル作者: 山田登世子出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2006/01/0…

晶子とシャネル・その2

その夜、男一人女二人に何が さてそのスキャンダラスな一夜は果たして事実だったのか。 登世子60歳、ロマンチックが止まりません。熱いね。 鉄幹と袂を分かった子規のアララギ派と明星を折口信夫が分析。 コケットリーの達人鉄幹を絶賛する折口。 文語の中の…

晶子とシャネル

題名でスルーしようとしているそこの、だんすぃー、これは要チェキですよ、ぎゅーん、。晶子の裏には、体制に風穴あけて雑誌創刊したけどマイナー文化、苦闘する鉄幹がいて、これがなかなか面白い。晶子とシャネル作者: 山田登世子出版社/メーカー: 勁草書房…

槍投げで三冊/藤原帰一/映画

モテ教授の薄い映画談義をカルブタ女がうっとり拝聴現場を目撃しちゃった映画珍宝がDT汁大噴火で前が見えなくて読めません。貶しているわけじゃなくて、ただコチラとしては職業柄の面白い視点を期待するわけで、ネタふりからオチまで完全予定調和、展開が見…

ビバ、AT限定フィールド

鉄の棺に乗る権利を取得してはや三年。助手席に人を乗せたことがありません、轢くよね、いとうあさこです。 インドア一直線な人間には不要だった気がしてなりません。そもそもそんなものを取る気は全くさらさらサラサーテ、大体あれじゃない、若い時に取らな…

カフェイン大全

カフェイン抽出のきっかけはゲーテ 2種類の「初めてのコーヒー」 1669年オスマン帝国よりの使者スレイマン ビールスープ。酔いどれ文明さようなら、覚醒革命。 17世紀のティモシー・リアリー コールリッジのコーヒーレシピ 水代わりのコーヒー トリビアな本…

視覚のアメリカン・ルネサンス

リチャード三世の身体とアメリカン・ルネサンス ポーと新たなサブライムの意匠(伊藤詔子) マーク・トウェインの旅行記と絵画 視覚のアメリカン・ルネサンス作者:脩二, 武藤,文子, 入子発売日: 2006/02/01メディア: 単行本 リチャード三世の身体とアメリカ…

封印作品の謎・2

キャンディ・キャンディ裁判 竹熊健太郎が語る、原作者の弱い立場 サンダーマスクの場合 ひろみプロダクション設立の経緯 安易な第二弾ではありません。「差別・言葉狩り」ネタだった前作に代わって、今度は「著作権問題」を扱っています。そこらへん目の付…