2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

評伝 服部良一その3 東京ブギウギ

古賀メロディー第三期黄金時代 ジャズの灯が消えるまで 終戦、東京ブギウギ 香港映画界へ 服部良一拾遺 前日のつづき。 評伝 服部良一: 日本ジャズ&ポップス史作者:菊池 清麿彩流社Amazon 古賀メロディー第三期黄金時代 [昭和14年]古賀政男がアメリカから凱…

評伝 服部良一その2 別れのブルース

別れのブルース 日中戦争のさなか芸術慰問で上海へ 古賀政男、渡米 R・ハッター=服部良一 前日のつづき。 評伝 服部良一: 日本ジャズ&ポップス史作者:菊池 清麿発売日: 2013/09/01メディア: 単行本 別れのブルース [専属にはなったが]焦燥と解雇への不安に…

評伝 服部良一

メッテルの導き 「前野港造アンド・ヒズ・オーケストラ」 鳥取春陽 エログロ 上京 コロムビア入社 曲も登場人物もよく知らないから、それほど楽しめないかと思いきや、かなり面白い。古い既成音楽にジャズ魂をぶつけんと苦闘する服部良一その他の青春群像、…

復興予算流用の真相

WHOにも復興予算 捕鯨損失補填にも復興予算 青天井 環境省の箱モノ利権 被災地に金が行かない 『国家のシロアリ』 国家のシロアリ: 復興予算流用の真相作者:福場 ひとみ発売日: 2013/12/12メディア: 単行本 WHOにも復興予算 「世界保健機関」(WHO…

海賊ユートピア

ソマリア海賊は陸上の大衆に支持されている レネゲイド、「蜂起の欲望」 難民とは強き者であった 序文と訳者解題だけ読んでみた。 海賊ユートピア: 背教者と難民の17世紀マグリブ海洋世界作者:ピーター・ランボーン・ウィルソン以文社Amazon 序文 ソマリア海…

プーチニズム (2005年刊)

北オセチア学校占拠事件 「肥溜めにぶち込んで徹底的にやる」ロシア軍 貧しい隣人が高級スーパーオーナーに エリート集団特殊諜報連隊将校リナート 人間の尊厳を顧みない 愛国心には値段がある チェチェン人弾圧 選挙 プーチニズム 報道されないロシアの現実…

倉本聰対談集 山田太一他

誤解による自己形成 同級生だった寺山修司 松竹入社、木下恵介組で助監督 『北の国から』と『想い出づくり。』 『前略おふくろ様』と『それぞれの秋』 小菅正夫(前旭山動物園長) 津川雅彦 三島由紀夫『恋の帆影』舞台 戸田奈津子 みんな子どもだった―倉本…

ロックンロールが降ってきた日2

早川義夫(聞き手:松村雄策) 解散 はっぴいえんど 大木温之(ザ・ピーズ) 吉井和哉のデヴィッド・ボウイ論 最後の4人のとこだけ読んだ。 ロックンロールが降ってきた日2 (SPACE SHOWER BOOKs)スペースシャワーネットワークAmazon 早川義夫(聞き手:松村…

ダニエル・ラノワ 音楽的自伝・その3

オアハカの鐘 U2『アクトン・ベイビー』 単一音源 『タイム・アウト・オブ・マインド』 ニール・ヤング語録 ラノワのレコーディング哲学 前回のつづき。 ソウル・マイニング―― 音楽的自伝作者:ダニエル・ラノワ発売日: 2013/03/23メディア: 単行本 オアハ…

ネヴィル、ディラン ラノワ自伝2

二年間の不遇の時代 小学8年生の記憶(13歳) ピーター・ガブリエル『SO』 ロビー・ロバートソン ネヴィル・ブラザーズ ディラン『オー・マーシー』 イーノ語録 前回のつづき。 ソウル・マイニング―― 音楽的自伝作者:ダニエル・ラノワみすず書房Amazon 二…

ダニエル・ラノワ 音楽的自伝

改造車 作業日誌 「サウンド・オン・サウンド」機能 イーノ登場 スティールギター ビリー・ボブ・ソーントン『スリング・ブレイド』 『イージー・ライダー』 一貫性を実現するには 音圧 録音秘話のあたりをパラっと読むつもりが、冒頭のカナダのアウトドア・…

ジョン・ケージ 白石美雪

信仰 デュシャン、ポロック キノコはガチw 《四分三十三秒》 チラ読み。 ジョン・ケージ 混沌ではなくアナーキー作者:白石美雪発売日: 2009/10/01メディア: 単行本 信仰 ケージの宗教的感性は曽祖父も祖父もメソジスト派の牧師だったという家系に源をたどる…

アナーキズムと反植民地主義的想像力

三つの興味深い「世界」 パリ・コミューン弾圧 日本滞在 ブルボン王政復古 日本とフィリピン 『三つの旗のもとに』ベネディクト・アンダーソン 訳者あとがき そうしたアナーキズムとナショナリズムの対称性と同時代性に、アンダーソンは三名のフィリピン人の…

「貧者を殴り倒そう」ボードレール語録

「貧者を殴り倒そう」(『パリの憂愁』) [解説] 世界はやがて終わりだ(「火箭」15) ボードレール語録 (岩波現代文庫)発売日: 2013/04/17メディア: 文庫 「貧者を殴り倒そう」(『パリの憂愁』) それまでの二週間、私は部屋に閉じこもって、当時(十六年…