2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

宮大工西岡常一・その2

ヤリガンナ 法隆寺の五重塔と薬師寺東塔を 秘伝の中身は大したものじゃない 前日のつづき。 宮大工西岡常一の遺言作者:山崎 佑次発売日: 2008/03/01メディア: 単行本 ヤリガンナ 法隆寺昭和の大修理のとき、せめて飛鳥建築の仕上げだけはヤリガンナでやって…

宮大工西岡常一の遺言

薬師寺 法隆寺 「木を買わず山を買え」 口伝「用材は成育の方位のままに使え」 法輪寺三重塔再建。 宮大工西岡常一の遺言作者:山崎 佑次彰国社Amazon 薬師寺 法隆寺は高麗尺(356ミリ)、朝鮮の尺で建てられていますが、こっちは唐尺(297ミリ)という中国の…

何でもレイプのせいにするなよ

前日のつづき。性犯罪被害にあうということ作者: 小林美佳出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2008/04/22メディア: 単行本購入: 25人 クリック: 1,765回この商品を含むブログ (55件) を見る事件から九ヶ月後元彼と別れた著者は他の男性と交際しようとする…

レイプ被害者のわがまま

はてなサイズではわかりにくいかもしれないけれど(密林拡大表紙参照のこと)、「性犯罪にあうということ」というタイトルでヴァルネラブルなかんじの女性が表紙である、御丁寧に裏ジャケではしゃがみこんでカメラ目線である。商売上はこれで正しいのである…

落合と松井-マツイの軸

落合と東京ドームの風呂で 落合の助言 イチロー 落合のバット ボールを意識しないで済む練習 入団以来毎日続いた長嶋道場 マメ マツイの軸―思索する心技体 作者: 朝田武蔵 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社 発売日: 2008/05 メディア: 単行本 購入: 2人 …

ゆうばり映画祭物語

ゆうばり映画祭物語―映画を愛した町、映画に愛された町作者: 小松澤陽一出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/03/01メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (5件) を見るシンスケ気分で素敵やんと呟きたい時にうってつけの本。映画ファンで映…

江夏と落合、ゆうばり映画祭

落合の三冠は江夏のおかげ 選手は孤独でなければという落合名言 かなりあらびきな本、スポーツライターとかが読んだら憤死するんじゃなかろうか。価値があるのは江夏へのインタビューくらい。豊田さんももっと面白い話があるはずなのだが、著者と親しすぎて…

ノーホエア・マンで中原昌也

アレクサンダル・ヘモン『ノーホエア・マン』からの引用で中原昌也っぽくなるかという試み、のはずだったのだが、いまいち微妙な感じ、何故だろう。ノーホエア・マン作者: アレクサンダルヘモン,Aleksandar Hemon,岩本正恵出版社/メーカー: 白水社発売日: 20…

誰がイタリア・ルネッサンスを

ルネッサンスとくればイタリアと決定付けたのは誰か、その動機はetc。 以前に読んだ本なのだが、中世とは何か作者: J.ル=ゴフ,池田健二,菅沼潤出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2005/03/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 24回この商品を含むブログ (2…

「TaaaGrok」公開

いま出てるNumber(703号/5月9日発売)の「友川カズキと能代バスケット」が面白すぎという話は後にして本題に。ここで聴けるが→(音と奇妙な煙) メンドーな人は下のボタンをクリック。 [2:10/192kbps/2.97MB] 使いまわしの素材でマンネリぐだぐだ途中放棄だ…

四次元で中原昌也

『背の高い草のなかに転がる頭蓋骨のように』 アレックス・ガーランド 『四次元立方体』からの引用をつなげて、中原昌也っぽくなるかという試み。 以前の同様の試みは下記リンク先にて。 kingfish.hatenablog.com 四次元立方体 (ブックプラス)作者:アレック…

ボードリヤールの権力論

前日のつづき。中世の覚醒―アリストテレス再発見から知の革命へ作者: リチャード・E.ルーベンスタイン,Richard E. Rubenstein,小沢千重子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (15件)…

中世の覚醒・その2

前日のつづき。中世の覚醒―アリストテレス再発見から知の革命へ作者: リチャード・E.ルーベンスタイン,Richard E. Rubenstein,小沢千重子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2008/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (15件)…

中世の覚醒

ヴァンダル人に包囲された北アフリカ都市 激動の時代だからプラトン アリストテレスは間違っている イスラームの覚醒 アリストテレスを初体験するとどうなるか 前日のつづき。 中世の覚醒―アリストテレス再発見から知の革命へ作者:リチャード・E. ルーベンス…

猫猫ブログへの疑問

もう一つ、古代ギリシャ・ローマ文化は中世には忘れられていて、ルネサンス期にイスラームから逆輸入されたとある。村上陽一郎がそう書いているらしく、私もむかし村上に教わって以来長くそう信じていたが、実は間違い。クルティウスの『ヨーロッパ文学とラ…

オー・ヘンリー最後の日

前日のつづき。 ヴァレンチノやオー・ヘンリーを看取った医者にインタビューするマーガレット・ミッチェル。明日は明日の風が吹く―女はすべてスカーレット作者: マーガレットミッチェル,Margaret Mitchell,早野依子出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2002/0…