2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フランス革命史の現在

「ライシテ」とは何であるのか 寛容から抑圧へ 恐怖政治からテルミドール派へ ナポレオンがつくりあげた公認宗教体制 恐怖政治を共和制の創出の重要な一段階として評価 フランス革命史の現在山川出版社Amazon 第四章 礼拝を護るのは誰か (松嶌明男) 「ライ…

宮崎駿、若手を叱る

ポニョ 『借りぐらしのアリエッティ』 『コクリコ坂から』 『トトロ』は美術的なピーク 『コナン』がつまらないと言われたら、もうアニメーションやめようと思ってた 続・風の帰る場所―映画監督・宮崎駿はいかに始まり、いかに幕を引いたのか作者:宮崎 駿発…

世界は貧困を食いものにしている・その2

転換はマイクロファイナンス業界の術策 格付け機関 モンゴル Kiva、P2Pの落とし穴 LAPO授賞 ジニ係数 良心的マイクロファンド 前回のつづき。 世界は貧困を食いものにしている 作者: ヒュー・シンクレア,大田直子 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日:…

世界は貧困を食いものにしている

デビッド・コーテンによる序文 著者による序文 新たなゴールドラッシュ メキシコのMFI ザル会計 出資金詐欺のようなもの FCCの内情を告発して解雇 LAPOの皮肉な実態 善意で貧困はなくせるのか? - 本と奇妙な煙 上記本は、「そんなにバラ色じゃないよ…

「無罪」を見抜く 裁判官・木谷明の生き方

木谷實の息子 加藤正夫 四畳半襖の下張事件 死刑反対 裁判官を三分類 調布駅南口事件 少年事件 人事 「無罪」を見抜く――裁判官・木谷明の生き方作者:木谷 明発売日: 2013/11/28メディア: 単行本 うーん、こっちの周防監督との対談(→kingfish.hatenablog.com…

町村合併から生まれた日本近代・その2

堤防、橋梁はひとつの「地方」が利害を共有している なぜ住民は一町村に一戸長の体制を望んだか 「美風」を冷笑した内務官僚 再分配と市場メカニズム 地方利益という抑圧 前日のつづき。 町村合併から生まれた日本近代 明治の経験 (講談社選書メチエ)作者:松…

町村合併から生まれた日本近代

サラ金とはちがう「村融通制」 助け合いの範囲を広げる難しさ 新しい産業 井上毅の構想 町村合併から生まれた日本近代 明治の経験 (講談社選書メチエ)作者:松沢 裕作講談社Amazon サラ金とはちがう「村融通制」 個別の百姓が個別の事情で年貢納入不能に陥っ…

ライプニッツの迷宮

デカルトの切断 スピノザの切断 ホッブズの切断 ライプニッツの迷宮 無意味の世界 ライプニッツ哲学の基本 モナド「点から連続体をつくる」 仮定的必然、リエゾン 視点なき無限 前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その4。 前回…

ホッブズ・約束という暴力

国家はある種の虚構 「取り消し不可能なもの」 約束は暴力である ホッブズとスピノザの違い 前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その3。 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀 作者: 上野修 出版社/メーカー: 講談社 発売…

スピノザ・敬虔なるマキャベリスト

スピノザの並行論 デカルトとスピノザ 敬虔なるマキャベリスト 国家論へ――ホッブズとスピノザ 前日のつづき。 「哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀」その2。 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀 作者: 上野修 出版社/メーカー: 講談社 発…

世界の底がぬけた世紀の哲学者たち

世界の底がぬけた17世紀 デカルト スピノザ 哲学者たちのワンダーランド 様相の十七世紀 作者: 上野修 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/11/22 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (9件) を見る 世界の底がぬけた17世紀 17世紀は、いわば世界の底が…