2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

吉本隆明 宮沢賢治の世界

『銀河鉄道の夜』 「マリヴロンと少女」 独特の倫理観はどこから出てくるのか 欠点 この本で、「(こんなことは実に稀れです。)」というフレーズが挿入される[宮沢賢治 革トランク]とかヴォネガット先取り、斬新だわ。 「グスコーブドリの伝記」の創作メモ…

吉本隆明が語る戦後55年・第二回

「日本の歴史ブームをめぐって」(2000年) 歴史の進歩 『言語にとって美とはなにか』 「記録芸術の会」のもつ政治的意味の重要性 吉本隆明が語る戦後55年〈2〉戦後文学と言語表現論作者:吉本 隆明三交社Amazon 「日本の歴史ブームをめぐって」(2000年) 最…

福田恒存の「大衆」論、インテリ批判

「二つの世界のアイロニー」(1950年) 「文学者の文学的責任」(1951年) 「知識階級の敗退」(1949年) 「理想人間像について」(1947年) 「白く塗りたる墓」(1948年) 「民族の自覚について」(1949年) 「観念的な、あまりに観念的な」(1949年) 呉智…

吉本隆明はなぜ「マチウ書」としたか

「関係の絶対性」 「マチウ書」にしたわけ 芥川龍之介『西方の人』、太宰治「駆け込み訴へ」 オウム 終戦 吉本隆明は自分をエラソーに見せるためにフランス語使ったとか適当なことを書いている呉智英に教えてあげたいw 吉本隆明が語る戦後55年〈5〉開戦・戦…

吉本隆明 全対談集12

世界視線 「都市とエロス」出口裕弘(1986年) 「漱石的主題」佐藤泰正(1986年) 漱石の同性愛的傾向 文体 「定型・非定型の現在と未来」岡井隆(1978年) 「作家への視点」山田有策(1981年) 『吉本隆明 全対談集12』(青土社)「吉本隆明の現在」芹沢俊…

「仮面ライダー」プロデューサー自伝

大人のリアリズムはいらない 水木しげる「悪魔くん」 仮面の忍者赤影 仮面ライダー ライダーちょっといい話 東映TV特撮プロデューサー平山亨自伝。 泣き虫プロデューサーの遺言状~TVヒーローと歩んだ50年~作者:平山 亨発売日: 2012/11/28メディア: コミック …

吉本隆明「思想的弁護論」執筆理由

呉智英が吉本隆明批判本で「思想的弁護論」を例によっていい加減に分析して「おかしな思想を説く人」などと書いている件を後日検証するので、鶴見俊輔による「思想的弁護論」のまとめと、どのような状況で書かれたか竹内好との対談より。二つとも下記本に収…

吉本隆明、村上春樹のサリン事件解釈

「大衆の原像」 村上春樹のノモンハン事件解釈とオウム 非転向じゃなくて殺人罪 小林秀雄 丸山真男学派と橋本行政改革 「吉本隆明が語る戦後55年 12」「大衆の原像」の変化、「非転向じゃなくて殺人罪」と平野謙、村上春樹のサリン事件解釈批判、小林秀雄 吉…

吉本隆明が最後に遺した三十万字

『「反核」異論』 『マス・イメージ論』 『源氏物語論』 『超西欧的まで』 高橋源一郎 あとがき 1999年、江藤淳自殺後のインタビュー 2000年の吉本の執筆?状態 kingfish.hatenablog.com 上記に追加した完全版「吉本隆明が最後に遺した三十万字」上巻と下巻…

福田恒存「民衆の心」

民衆の心(1946年) 人間の名において(1947年) 「吉本隆明についていい加減なこと書いてんなよ呉智英」の流れで、「大衆の原像」とか「転向」に絡んで使えるかなあと、福田恒存を引用してみたけど、やっぱ使わないかな。入力が大変なので旧漢字を新漢字に…