- 作者: ルートヴィヒヴィトゲンシュタイン,Ludwig Wittgenstein Vermischte Bemerkungen,丘沢静也
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1999/07/01
- メディア: 単行本
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映画に関して村上春樹本人の評価は、監督さん真面目な人だから、小説表現通り「床いっぱいに5センチの厚さにピーナッツの殻をまきちら」しちゃうんだよねえ、やれやれ、みたいなカンジだったけれど、真行寺君枝に関してはかなりナットクだったはず。俺もナットク。
酔っ払って転んだからといって絆創膏を貼っちゃうとこがオーモリさんの真面目なところ。
耳パワーは「羊」だけど。
[キャスト]
小林薫(僕)
真行寺君枝(彼女)
巻上公一(鼠)
坂田明(ジェイ)
室井滋(自殺した恋人)
新しい言葉というものは、議論の地面に蒔いた新鮮な種のようだ。
「うん、そういうことだ。そうにちがいないんだから」と、君は言う。
他人の深層をもてあそぶな。
適切なスタイルで書くとは、車両をきちんと線路にのせること。
プレゼントだと思っているものは、君が解くべき問題なのだ。
薄っぺらな天才の場合にだけ、才能が目につく。
他人をあわれむ資格あるのは、とても不幸な人間だけだ。
利口な禿げ山から、緑なす愚かな谷間へ、いつも降りてゆけ。
読者にもできることは、読者にまかせることだ。