荒川静香と木村太郎

イラクでも荒々しく話題沸騰(棒読み)の荒川静香ですが、木村太郎ニューヨーク・タイムズの一面写真を掲げて、なんとスポーツ欄じゃなくて、一面トップですからあああ、とはしゃいでいました。
それで僕も辞書を片手に読めない英語を読んでみましたよ。
NYTimes記事「A Night of Nerves Is Settled on a Turn of Elegance」
そしたらこれが腐れヤンキーな記事なんですよ。
(超悪意訳調)

『アラカワ優雅だったけど、頭抜けた金メダル級演技っていうより、ただ転ばなかっただけ、獲るべき人が金を獲らなかったオリンピックってことで記憶に残んじゃないの。
サラ・ヒューズ曰く「凄い演技のないバッとしないファイナルだったけど、まあそう毎度私の時のように感動的にはいかないわよねー」
しつこく言っとくけど、アラカワが金獲れたのは、プレッシャーがなかったせいと、転ばなかっただけ、無難にまとめただけ。それだけですからあ。
それにしてもソルトレイクでゴネたスルツカヤ、見ました、ププッ。裏で泣きながら銅メダルいらねえって叩きつけてたそうよ、ププッ。』

そりゃ新聞記事だからコーエンはどうしたのとか色々書いてはあるけれど、大意はこんなカンジなんですよ。日本人舐めんなよですよ。

  • どうも↑ここら辺↑が誤解を招くようなので一番下で補足しました、というかブクマのコメントが微妙だったりすると微妙な気分だ(02.25)

なんだよ、木村太郎はフリップ掲げる前に内容読めよって話ですよ。自慢の英語力はどうしたんだよ。CMの合間にささっと読めよゴラアですよ。ヤフーでも

米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)は「コーエンやスルツカヤが致命的なミスを犯す中、エレガントな演技で金メダルを手にした」などと報じた。

とか抜粋してるけど、本論はそうじゃねえだろ。うぬう、こちらが英語を読めない事をいいことに毎日適当な事を報道しているのだなあ。ちくしょう今から英語の勉強しちゃうぞこのやろ。
それに比べてイラクの皆さんも衛星放送で涙目なんでしょうね(棒読み)。
余談ですが、個人的には「荒川の顔」はアリなんですが、いや、というか、「アリだなー」と思ってよくよく見ると「やっぱり・・・」という顔なんですが、今回、幼い頃の秘蔵映像とかを観ていたら、なんというか、しーちゃん、年々、しゃくれエラ度が増してきているんです。逆に、上戸彩はデビュー前の方がしゃくれていたような気がします。人間って不思議だなあ。

  • 補足

[翌日午後:2006.02.25]
この文章の主眼はこっちは英語が読めないんだから、高給取りで英語に堪能な木村太郎はちゃんと記事の真意を伝えろよということなのです。
で、「ニューヨーク・タイムズ」の記事に対する不満は、記者もサラ・ヒューズも荒川ショボかった的なことをぬかしている点。でももしそう思うなら、それは新採点法のせいだと言うべきじゃないの。このスポニチの記事アメリカ人はソルトレイクのゴタゴタでできた新採点法が気にいらないんだろうけど、それならちゃんとそう書くべきで、アラカワしょぼいみたいな言い方するなよという話。ただ、アメリカ人がクソなのかというと「USA TODAY」を読んでもわかるように日本なんかよりずっと冷静でニュートラルな書き方をしているので、クソなのはあの記者とサラ・ヒューズだな。
木村太郎も普段偉そうにしてるのだから、こういう時こそ「新採点法に対する不満をアラカワに向けるべきじゃない」とか言えよ。コノヤロ。
それにしてもブクマのコメントって、ブクマ先の内容を要約したコメントなのか、ブクマ管理者のコメントのなのか、もう少し区別つくようにしてくれないとさあ、ホント困るよなあ。
自分の文章がいかに不細工で、他人に意図を伝えられていないかを再認識できるという点で、それなりにフィードバックにはなるのかもしれないが、うむう。