頭がいいってことは、なんてかっこ悪いんだろう

自分は頭がよくて文章がうまいと誇る
金井美恵子はこんな文章を書く。(ISBN:4022579234

編集長が替ったことによる変化は「群像」の場合は相対的なものではあるが、バカ度が、やや増したという形態を示しているが、「文学界」「新潮」ではまだ変化はそう見えてはいない。

これはまだ2行だからいいが、1ページくらいこの調子で
自分の思考を垂れ流されたら、もお、もお、もお。

ところで、これはいささか旧聞ということになってしまうかもしれないのだが、フランスに本部があって日本にも何百人だか何千人だかの信者がいるという宗教団体がクローン人間の誕生に成功したと発表して話題になった時、国民の大半以上が宗教を最も大事なことと考えているアメリカ(イギリス、ドイツ、フランスでは、そう考えている人間は一〇%から二〇%台)の、アルコール中毒から立ち直って大成功したのは福音派の宗教のおかげだと言ってはばからない大統領のブッシュが、人間のクローンだけには強く反対するのは、当面は当然のモラルというところだろうが、それが経済に結びつく「技術」である以上、アメリカ社会に歯止めがあるとは思えない、といったようなことはさておき、新聞の伝える記事では、必ずクローンの生殖技術はまだまだ完全なものではない、といったことをコメントする科学者(医者だったり、生物学者だったり)が紹介されていて、それが証拠に、あの世界初のクローン羊ドリーの寿命は六年半という短かさだった、と発言したりすることの不思議さについて私は言いたいのである。

凄いなあ。これが名文というものだそうです。
信者のみなさん、勉強しすぎではないのですか。
一般人にはついていけません。

わかって欲しいんだが、と来たら、種明かしもできん、とすべきであり、できないと、結ぶのなら、欲しいんだけれど、か、欲しいんですけど、と言うべきであり、言葉のセンスもバカみたい。

と人の文章に粘着している暇があるなら
少しは自分の文章を推敲したらどうだろう。
まあこんな調子なので冗談というものがわかるはずもなく、
「なんだかんだ言うくせに、わき毛は剃るんだな」という、
呉智英のバカフェミへのからかい*1
「オヤジ」の言説としてしか理解できない哀れさ。
バカフェミの方々に解説しておくと
高校生がマイルドセブンを喫っていてけしからん、
と保守オヤジ論調ではじめて、若者なら健康など気にせず
ハイライトだろうと落とすのが呉智英スタイルなわけで、
「わき毛をはやせ」などとは毛頭かんがえていなのである。

*1:呉智英 ゼロサン時評 No .N144a030528m17」でぐぐると「わき毛を剃るな、女たち」なる文章が検索できるはず