M-1 暗闘・紳助vsカウス

ナイツがファイナルというので久々にM-1を観た。といってもファンというわけではなく、まともに観たのは数回。一見高年齢対応ベタ漫才のように見えて高速パンチを放ち続ける異様さに惹かれてのこと(でもwikiをチェックして「そーか」と知り、ちょっとげんなり)。
個人的な最終三組は1.ノンスタイル、2.ナイツ、3.が(客観的にいくとオードリーだけど、おぢさんにはよくわからないので)「U字工事」でも入れとけみたいな。最終決戦はイーブン、一回目の勢いでノンスタイルかなあ。そんなわけで(ナイツ0票!ってどうなの)はともかく、結果に文句はないのだが、紳助と松本の点数がえらくズレているのが目について、審査点数を詳細に検討していたら妄想が。

U字工事」に「ナイツ」より高い点数をつけた紳助は「この得点、正直、好みですわ。みんなうまい」とファローをした。さらに最後のオードリーにも低い点をつけたところで、再度「好み」と口にし、「のりお」を連想するからと言い訳。「好み」というが、大竹と巨人は「U字工事」以外はほぼ同じ。そして松本は二人の点数に若干めりはりをつけたかんじ。最終三組の点数を観ても、紳助だけがノンスタイルを突出させ、それを阻むように中田カウスがオードリーに98点。
紳助ピューターは冷静にベスト三組は「ノンスタイル、ナイツ、オードリー」と計算し、ノンスタイルを勝たせるため他の二組を最終に残さないよう低い点数をつけ、逆にノンスタイルに勝つ勢いなしと判断した「笑い飯」に最高の95点、安全牌になりそうな「モンスターエンジン」「U字工事」にも高得点をつけた。そのためにちぐはぐな点数になってしまった。だって「ナイツ、オードリー」が89点で、すべりまくりキンコン88点、審査員絶句のザ・パンチ87点ですよ。[敗者復活戦オードリーの結果発表は二番手「笑い飯」の後だけどね]
ちなみに下のは去年、一昨年の紳助と松本の点数。「ポイズン〜」以外はそんなに割れていない、上位三組は、ほぼ近似。面白い事にブラマヨの年も今年のように紳助と松本の点数が割れているというより、紳助がちぐはぐ(略)。

思えば大会前ファイナリスト集合の席で「ナイツは普段やってる演芸場とM−1はまったく違うから、考えてこないといかんね」「いつもと違うネタにしないと」と紳助は言っていた。これを単に親切なアドバイスととるか、変なプレッシャーととるか。
しつこいようだけど、普通にやっても「ノンスタイル」だと思うから別に、どうでもいいんですけどね。

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