梅次の圧殺シティ

今日は精神的ダメージを受けたので、意味もなくだらだら書く。
よく死んだような街というが、今日のわが街はまさにそうだった。
図書館に近付いたときも自転車置場に自転車が殆どなかったので一瞬臨時休館になったのかと思った。中もいつもとちがって空いていた。冷房がやけにきつかった。
このあいだ借り損ねた本を借りる。小学校のグラウンドには誰もいなかった。何か自分の知らないことが起っているのかもしれない。
帰ってきてテレビをつけると台風はさらに接近していて、画面の端のスーパーには学校が午前中で休校になったと出ていた。くそっ。たかだかガキ供が消えただけで、死んでしまうのか。根性のない街だぜ。だけど、そんなこと言ってる場合ではなかったのだった。
窓の外をみると幅2メートルの物置が風でぐわんぐわん揺れていた。もう今にも倒れそう。様子を見に出ると一枚扉が飛んでいた。4箇所で土台に固定していた金具のうちの一つが取れていた。扉が動かないようテープで固定するもその間も巨大物置がのしかかってくる。死ぬかと思った。部屋に入っても揺れる物置が頭を占める。浮かぶ。倒れる。扉が飛ぶ。突き刺さる。物が壊れる。人が死ぬ。物置ひとつで揺れる脆弱な精神。
途中から録画した「黒の盗賊」を観る。なんだかカラッとしていて、なおかつ主人公は頑な。最後のクレジットみたら梅次だった。凄いな梅次。でも頭では物置が倒れそう。