- 作者: 丹波哲郎,ダーティ工藤
- 出版社/メーカー: ワイズ出版
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 単行本
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ジーツと見てるわけにいかないんだね、チラチラと。だから、寝っ転がるんだよ。で、たたんでるじゃない。そうするとこっちは、それとなしに寝っ転がりながら真正面に行くけど、向こうは意地悪にずらしやがるんだよ(笑)。そういうようなことがあって、何かのときにね、ノリの非常にいい女でね。「足の長さ測ってやろうか」なんて俺が言ったんだ。その内に「足の長さよりどのくらい目方があるか」なんて言って抱きかかえようとしたら、スーツと逃げるんだよね。だからそれ以上はもう出来ない。ところが、お茶を持って来て「坊ちゃん、それだったら相撲取りましょうか」と、こう言うから「ああ、いいよ」って持ち上げたら、ズルッと着物がずれたんだな。で、股座に入って肩に乗っけようとしたら、もう生のお尻が乗っかってくる。そうしたら心臓がドキドキしてね、もうそれ以上ダメなんだよ(笑)。で、自分の部屋に帰ってハァハァしてたら、またお茶を持って来て「坊ちゃん、だらしがないんですね」とか何とか、そういうような意味のことを言った。そこでどういう経緯か分からないけれども、初めてやったに近い行為をしたんだな。近い行為だよ。とにかく触れたんだろうな。そしたらもう忽ちにしてイッちゃったんだな。あっという間に。それで終わりだね。
男って悲しいな。女性の皆さん、もっと優しくしてください。
細川俊夫(俊之じゃないから)の話
(ピンとこない人は[ウルトラシリーズ俳優人名録]へ)。
あのダンディなルックスで喧嘩最強。細川家直系(首相になったのは傍系)。
高倉健については「意気に感じない」とこが気に入らないようである。
出たくない映画でも家まで訪ねて来られたら断れないが、アイツはパリまで来られても断った。
『網走番外地』最初は高倉がゴネたので石井監督が丹波で行くことにしたが結局高倉になった。そういう経緯で第一作に出演している。
後藤浩滋プロデューサーの頼みは断れないという話から
丹波 そう、断れない。断ったのは高倉健だけだ。ある時期にこれ以上ヤクザものやったんじゃ、自分は伸びないと自己判断したんだね。そして自分で舵をとって、自分の行きたい方向へ行くという。この決断はたいしたものだ。
そうですね。事実、いまだにスターとして存在しているわけですものね。
丹波 あのままいってたら、もう終わっちゃってたかも知れない。そのときの判断が正確であったと同時に、その決断したということが、あの男の身上じゃないかな。
うーん、クールガイの健さん。
そういえば井上梅次監督のこともよく言ってない。主人公が妥協すればすべて丸く収まるのに頑なに悲劇的状況に向かって突き進むパターンの監督でありますから、丹波さん嫌いなんだろうな。
自分は本質的には喜劇俳優である。喜劇的才能がある。
ダウンタウンが忠臣蔵の格好で丹波の首をとるというコントを収録したがサカキバラ事件でボツになった。