張本勲、心の叫び

中央公論*1九月号
「二リーグでは経済的に成り立たない」
シダックス代表志太勤はプロ野球経営難の一因に
2軍のコストを指摘しているが、以前にも書いた通り
(id:kingfish:20040720) プロアマのこじれがなければ
社会人野球がマイナーリーグの役目を果たせるわけである。
なんでもっとプロアマ問題を話題にしないのか不思議だ。
「喝! 選手よ、甘えるな」張本勲
例の親分とやってるコーナー並のゆるゆる発言もあるが、
『「ファン無視」だと言うなら、なぜもっと応援してくれなかった。
今回騒いでいる人の多くはなんの責任もない人だ。』*2
という張本の怒りは正しいと思う。
何度も言うが潰れるってことは、
必要じゃないって言われたってことなのよ。
   
「大リーグと都市の物語」

大リーグと都市の物語 (平凡社新書)

大リーグと都市の物語 (平凡社新書)

3Aバイソンズの推定買収額は3000万ドル超。
91年には124万人*3でマイナー最多観客動員数。
横浜ベイスターズの2軍は「分社化」して独立採算の「湘南シーレックス」となり本拠地動員数はイースタン一位。

51-65年に大リーグの第三代コミッショナーを務めたフォード・フリックは多くの赤字球団を抱えるマイナーリーグの窮状を見かねて、50万ドルの基金設立によるリーグの総体的治癒にのりだした。
大リーグ側は資金難解決のためにマイナーリーグ球団に保有株式の一部を地元優良企業等に売却するよう命じた。結果的にこの行為は「球団と周辺コミュニティとの親密感」と「資金供給」という二つの幸運をもたらした。
67年には大リーグのテレビ収入の一部がマイナーリーグにも回されるようになった。将来のスーパースターが育つ過程を見守り、全国区になる前に知る快感等も作用して、マイナーリーグ全体の観客動員数は73年から92年にかけて約2.5倍に増加した、

他にも面白い話がのってるので翌日。

*1:読売新聞グループですからぁ、切腹

*2:図書館読みなので記憶引用

*3:2003年観客動員数:広島94万人、パ4球団130万人前後