2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

マルクスとフランス革命・その2

トクヴィル さて、つぎは『ドイツ・イデオロギー』である。 ヘーゲルの観念論は、 ルイ・ナポレオン・ボナパルトによる国家の横領という事態を理解することである。 マルクス主義とレーニン主義 前回のつづき。 マルクスとフランス革命 (叢書・ウニベルシタ…

マルクスとフランス革命

マルクスの眼前にあるドイツはもはや、 『法哲学綱要』は何を語っているのか ルソーとヘーゲルの根本的な違いは ヘーゲル的国家は、 フランス革命は、 ブリュメール十八日 哲学の犯罪計画 ヘーゲル『精神現象学』を読む - 本と奇妙な煙と同じくらいわかりや…

なぜマルクスは正しかったのか テリー・イーグルトン

マルクス主義はユートピアの夢だ マルクス主義は全能の国家を信じている アマレビューでは翻訳が「日本語としても理解不能な文章」「しばしばイーグルトンの主張と正反対の訳文になっている」と酷評されてて、確かにその気配はあるw 「マルクス主義は終わっ…

哲学の犯罪計画・その4 弁証法

弁証法とは ドイツ観念論 『精神現象学』 エピローグ 訳者あとがき 前回のつづき。 哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン=クレ・マルタン発売日: 2013/05/31メディア: 単行本 弁証法とは 弁証法とはたんなる普遍…

哲学の犯罪計画・その3 啓蒙、道徳哲学

啓蒙 フランス革命とカタログ世界 道徳哲学 前回のつづき。 「啓蒙時代は懐疑主義よりもはるかに攻撃的で恐るべきものである」 哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン=クレ・マルタン発売日: 2013/05/31メディア:…

哲学の犯罪計画・その2 挫折した反逆者の行方

疎外 理性 観念論 挫折した反逆者の行方、「イデオロギーの死」 英雄が引き出す普遍 作品 前回のつづき。 哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン=クレ・マルタン発売日: 2013/05/31メディア: 単行本 疎外 このよ…

哲学の犯罪計画 ヘーゲル『精神現象学』を読む

抽象への憎しみ 百科全書の円環 概念は生を表現する 否定性 第一章がわかりやすくて面白いのでごっそり引用。 哲学の犯罪計画: ヘーゲル『精神現象学』を読む (叢書・ウニベルシタス)作者:ジャン=クレ・マルタン発売日: 2013/05/31メディア: 単行本 抽象への…

ヘーゲル変奏 フレドリック・ジェイムソン

第8章の終わりから 第9章 革命と「歴史の終焉」 集合的なことの失敗 市民性と服属 功利主義の世界 よくわからぬまま、第9章だけ読んで、メモ代わりに引用。 ヘーゲル変奏 『精神の現象学』をめぐる11章作者:フレドリック・ジェイムソン発売日: 2011/04/23…

イデオロギーとユートピア・その3

第十六回 マンハイム 第十七回 サン=シモン 前年からのつづき。イデオロギーとユートピア作者:ポール・リクール発売日: 2011/05/31メディア: 単行本 第十六回 マンハイム イデオロギーとユートピアの異なる特徴とは、ユートピアが「状況を超越している」の…