ペコ、死す

97年秋に飼い出した猫が夜の10時頃いきなり死んだ。隣の部屋で大きな音がしたので何かひっくり返したのかと見に行くと、ウガガともがいていた。爪が絨毯に引っ掛かったのかと近寄ってはじめて尋常じゃないこと気付くも、どうしようもなく、力尽きるまで、なすすべもなく。老衰というのは覚悟していたのだけれど、発作を起こして突然死というのは全く予想していなかった。神奈川の大学構内を親子でうろついていて保健所送り→ボランティア救出後、ネット里親募集で売れ残った母猫。動物病院に行ったのは数年前と今年の二回だけという実に無病息災ないい奴だった。猛暑の八月に病院に行った時は腎臓が片方駄目だと言われ腹水を抜き瀕死状態、あのネコの最期(https://kingfish.hatenablog.com/entry/20040824kingfish.hatenablog.com)がダブるも、一週間ほどでケロリと回復。以前と変わらぬ様子で、まだまだ数年は生きそうだったのに。これからは思い立ったらいつでも家を空けられるとか、実に薄情な飼い主なのだが、写真を選ぼうとしたら涙で前が見えなくなったので定番二枚にしておく。保健所送りになって拾った命なんだから贅沢言うなよと、いつもドライフードばかりスマンソンとかなんとか色々後悔しだすと精神上よろしくないので、さらば。